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2012年12月17日 (月)

2011年アビスパ福岡:個人的な総括・編成について(今さらながら)

今さらながら、2011年のアビスパ福岡の反省点をまとめてみました。(2012年12月の意見交換会への質問事項をまとめるためです。2012年の失敗を総括するためには、まず、その前の2011年の反省からしなければいけないでしょう)

★2010年J1昇格チームを解体したアビスパ

2010シーズン基本布陣
城後
永里 ジャンボ 久藤(佑昌)
末吉 中町
中島 マコ 丹羽 山形
GK神山

2011シーズン前半

岡本 城後
松浦 末吉 中町 佑昌(成岡はケガ)
ミンジェ マコ 丹羽 山形
GK神山

★森下仁之統括の編成の失敗
2010年のチームはアグレッシブにショートカウンターを狙うこともできれば、ある程度ポゼッションもできるチーム。J1で押し込まれることを予想してか、高い位置からのプレスからショートカウンターに特化したチームへの転換を図ったようにも思いますし、そのように転換せざるを得なかったかもしれません。
・2010年のスタメンだった選手で2011年いなくなったのは、永里、中島、久藤、大久保でした。その内、永里は甲府に、中島は柏という同じJ1昇格チームに引き抜かれました。永里は、松浦が見事にその穴を埋めたと思います。しかし、中島の穴は埋まりませんでした。ミンジェは日本式DFラインに慣れるまで時間がかかり、和田は左では、有効な攻撃能力を全く発揮できませんでした。
・ジャンボは「年俸の面」か、「ショートカウンター特化の面で不適格と判断」したのかは不明ですが、2010シーズン後半の城後の爆発を下支えしていたのは、ジャンボの献身的なプレスと泥臭いポストプレーでした。またジャンボの高さを相手DFラインは警戒せざるを得なかった。それがあればこそ、城後のラインの裏を取るスピードと決定力が活きたように思います。結局、似たタイプのハマゾッチをシーズン途中で補強しますが、ケガもあり活躍できませんでした。ケガにも強いジャンボを最初からおいておく方が、より効率的だったように思います。まあ、結果論ですが。
・森下統括は自分が引っ張ってきた成岡にポジションを用意する形で、久藤を引退させました。成岡はケガもありましたが、プレーの面では光るものを見せてくれたとは思います。ただ、チーム内のリーダーとして久藤のように引っ張り雰囲気を変えるタイプでは、当時はなかったように思います。そういうベテランの役割を移籍してきた清水とマコが補完してくれることを期待していたのかもしれません。ただマコは、久しぶりのJ1では「厳しい」状況で、とてもチームを引っ張るどころではなかったでしょう。清水は経験はありましたが、練習場でも孤高の存在のようで、共に、ベテランとしてチームをまとめるなどの役割はあまり果たせなかったように見えました。また「一皮剥けるためにきた成岡」に、同じピッチ上や練習場で久藤が成岡に伝えるべきことは、かなりあったように思います。
結果論でしかありませんが、「アビスパ2011はアビスパ2010」よりも下のチーム力だったとしか思えません。J2:3位で上がったチームが、「引き抜き&編成ミス」でマイナスになってしまえば、残留できるはずはありません。
2012年の札幌もCBの山下が引き抜かれたことが大きな痛手でした。2011年の山形も鹿島からレンタルしていた増田と田代が、引き続きレンタルできなかったことが痛かったように思います。逆に、2012年の鳥栖は、主力を引き抜かれることなく、昇格チームのベースを残した上で、さらに上積みすることができた。その編成が、2012シーズンの「奇跡」に近いJ1での躍進の礎となったのは間違いないでしょう。

★アビスパ福岡が、次に昇格するのは、いつになるのか、それは分かりません。しかし、せっかく昇格しても「主力の引き抜き」に合い、それをカバーできなければ、また同じ事を繰り返すに違いないように思います。

(とりあえず簡単に総括終了w、監督編は明日やな)

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