« 岡田ジャパンに対する不安 高くなったW杯予選落ちの可能性 | トップページ | リティ・アビスパ2007総括、復習編 »

2008年1月30日 (水)

ハンドボール五輪予選を見ての雑感

女子の試合はおもしろくなかった(力の差があったのか日本にミスが多すぎたのかは不明)が、男子の方は非常におもしろい試合となった。(ただしハンドボールをまともに見たのは初めて。五輪のメダリスト(男子)を見ると、強豪はロシア、旧ユーゴ、スウェーデン、ドイツあたり。やはりヨーロッパの国が強い。女子は韓国や中国も健闘しているようだ)

見ていて思ったのは、ハンドボールもサッカーの日韓戦と同じように「双方の特徴が同じ」ように感じたことだ。
韓国(主に男子):日本をフィジカルで上回る。シュートの決定力で上回っている。韓国の2mのエースはドイツ・ブンデスリーガで何回も得点王を取った選手。韓国サッカーで言えば昔のチャブンクンのような感じだろう。ただし、五輪でメダルがないというのは、フィジカルで上回るヨーロッパのチームには、まだ及ばない部分がありそうだ(女子は世界でも強豪。サッカーの世界でも女子は中国が強いが、女子の場合、フィジカルにほぼ差がないということも健闘の要因だろう。日本は女子サッカーもそうだが、世界とはフィジカルの部分でかなり差がある)

日本:相手のDFラインの上を抜くジャンプシュートの決定力が弱い。パス回しは日本の方が細かくおもしろい。あのパス回しは「接近、展開、連続」を地でいくような感じだろう。パス回しでスペースを作りだし、フリーの選手を作りだしてシュートへ持っていくことが生命線。あくまで想像だが、ヨーロッパ相手には細かいパス回しとアジリティで相手DFを振り回し健闘はするが、上からのジャンプシュートの攻防で、ほとんどの場面、劣勢に立っているような気がする。

女子も、同じような感じだったが、(力の差もあったのだろうが)パス回しの段階でミスが多かった。パス回しが生命線のチームが、フィジカルで上回る相手に、あそこまでミスが多ければ勝てない。
男子の方も、少しミスがあった。また相手が引いたディフェンスを取ってきたことで、日本代表監督の話だと「パス回しに酔った(表現は違ったかもしれないが、同じような意味だろう)」ということだ。(この辺は、フランスW杯後の岡田武史の話を思い出させた)

アメリカ系のボールゲーム(野球、アメフト)とバレーボール以外では、
やはり「接近、展開、連続」というのは、日本の球技の特徴であるかもしれない。
ただし、ボールキープの段階でミスが多発すると、勝負にならずに終わってしまう危険性が大きい。
ボールキープという意味では、ラグビーもハンドボールも、主にボールを手で扱うためにキープが比較的しやすい。だがサッカーの場合は他の球技に比べて、主にボールを足で扱うためにキープし続けること(特に「接近、展開、連続」しながらのキープ)は難しい。(あまりに当たり前のことを書いているな)
現段階では、あまりうまくまとまっていないのだが、ラグビーの大西監督が生み出した「接近、展開、継続」理論は、そのままサッカーに導入すると大火傷をする可能性が高いだろうと思う。ラグビーの日本の国際試合でも、バックスの「伝統工芸」の細かいパス回しでトライを取りに行くが、ハンドリングミスやパスミスからターンオーバーからカウンターを食らい、失点を重ねることが多い。(これは伝統的なものだ)
アジアカップでのオシムは、(気候面の問題もあったのだろうが)、かなりポゼッションに拘っていた。それはスタミナ面での問題とボールを奪われた場合のリスク管理も兼ねていたように思う。
今の岡田&大木ジャパンでは、その部分をすっとばして「崩し」の部分から入っている部分もあるように思うが、その細かいミスが、上の段階に行けばいくほど、ディテールの差として現れる。ハンドボールの五輪予選を見てから、そんな気がしてならない。杞憂に終わるといいのだが...。

|

« 岡田ジャパンに対する不安 高くなったW杯予選落ちの可能性 | トップページ | リティ・アビスパ2007総括、復習編 »

日記・つぶやき・その他 」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/172163/17904448

この記事へのトラックバック一覧です: ハンドボール五輪予選を見ての雑感:

« 岡田ジャパンに対する不安 高くなったW杯予選落ちの可能性 | トップページ | リティ・アビスパ2007総括、復習編 »