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2008年1月22日 (火)

三崎vs秋山戦、ノーコンテスト裁定、いろんな資料

島田ルールディレクターの見解(2008年1月22日)
「このたびの秋山選手からの抗議文に対しての競技統括としての見解を述べさせて頂きます。三崎選手の蹴りに対しては反則とも反則でないとも取れます。

一連の攻撃の流れで起きた行為ですので、非常に判断が難しいと言わざるえません。しかし、ルール会議において選手及びセコンドには「本イベントは、旧PRIDEルールとは全く違う禁止行為のあるルールですので必ず気を付けてください、そして疑わしきは罰します」と通達していました。そうした意味においては選手サイドのルールの把握の乏しさも認識されます。これにより、三崎選手の明らかに四点ポジションにいる選手を蹴りに行く行為自体は、ルールに抵触していると判断せざるえません。つまりその行為自体がフィニッシュにつながり、一方の選手が試合続行不可能になったというケースは、私の経験値で言えば、1999年9月に行われた『マーク・ケアー×イゴール・ボブチャンチン』戦に、非常に近いケースであると思われます。よって今回は、ノーコンテストが適切ではないか、といのが競技陣の判断です。今後はより一層、選手には疑わしい攻撃をしないという抑止力になればと思います。そして私も益々の精進をしてジャッジング向上をしていく所存です」

との見解を受け、実行委員会で最終的な検討を行った結果、本試合の裁定は「ノーコンテスト」とさせていただきます。ただし、当試合を裁いた野口大輔レフェリーの「流れのなかでのフィニッシュ」という判断自体は、その時点での判断としては何ら瑕疵のないものとし、実行委員会として処分を問うものではありません。
また本イベントは継続的なイベントではないため、これを受けて再試合を組むことを約束するものではありません。
以上を持ちまして、本試合の最終結果とさせていただきます

谷川インタビューより抜粋
・(正しいトロフィー贈呈の仕方について)前田(日明)さんのその件はノーコメントで。
・ボク的には大晦日のMVPは間違いなく(両イベントの冠スポンサーの)FieLDSの山本会長だよね!
・まずあの佐藤大輔の煽り映像にめっちゃむかついてさあ!あの映像を観たら「秋山、頑張れ!」って、心から思ったからね。秋山くんサイドは佐藤大輔や「kamipro」に対してかなり怒ってます。
・(三崎のキックに関して)あれは悪質な反則だよお!(笑)。それは冗談として冷静に考えて反則だよね。故意か過失かで揉めるかもしれないけど、ボクは反則だと思う。
・4点ついてるところに蹴りにいくことが反則
・実際に4点ついてるところで蹴っている
・総合は瞬間的に場面展開するから、サッカーボールキックはアクシデントが起きやすい。だから完全に反則にした方がいい
・総合はジャッジよりもレフリングがはるかに難しい。レフリーの裁量で勝敗なんかぜんぜん変わっちゃう
・この件は、最終的に「やれんのか!」の審判、ジャッジ陣が決める。もちろんボクらも意見はします
・(KIDvsヤフーラ戦でのサッカーボールキック問題について)あれは顔面に当たってないけど、レフリーがストップした後に蹴ってるからダメという判断。あれも反則。結果は変わらないけれど、イエローカードという判断。KIDから罰金を取る。
・大連立の始まりで、僕らの方から頭を下げて「なんとか一緒にやってくれないか」ということでスタートした。彼ら(「やれんのか!」陣営)は僕らと一緒にやることにかなり抵抗があったと思いますよ。
・K-1やHERO’Sはマス向きのコンテンツ。今まで、そういうブランディングをしてきた。コアとして格闘技ファンというのは、大晦日にさいたまに集まったようなファンしかいない。だから、もう一回格闘技をコアな土壌に戻して、それが作り出す熱によってTV局やいろんなものを巻き込んでいきたい。これからはボクの大好きな各闘技をどんどんやるぞぉ!ほら、三崎vs秋山とか、青木vsカルバンみたいなさあ。今年は真面目に行きますよ。

野口大輔レフリー・インタビュー
・三崎の攻撃でダウンした秋山が立ち上がってきたところを三崎が蹴りにいって、その蹴った瞬間が両手が浮いていた状態と判断したので、TKOにした
・あれはサッカーボールではなく秋山選手の顔面に対してのハイキックと判断。サッカーボールキックには当たらない
・(三崎が蹴った時点ではグラウンド状態であったのでは?)それは無理矢理っぽいねえ。蹴りにいった時がグラウンド状態というよりも、蹴った瞬間どうだったかという方が、競技としては重要。
・(4点ポジションとはどういう状態かの議論。今回のように立ち上がろうとする途中でゴリラのような姿勢で両拳がマットについていた場合は?)厳密には4点になります。基本的には両手両足の4点がマットについている状態。何回もビデオを見たが、厳密に4点だったのかどうかは微妙だった。ダメージでフラッと崩れて手をついてしまった状態で蹴ったら反則だけど、今回の場合は、秋山が立ち上がろうとしてマットから手を離したことに対して、あれが4点かどうかの議論がされているが、あれは間違いなくグラウンドポジションではない。もともと4点ポジションというのは「亀」の状態を想定しているもの。あと「サッカーボールキック」という言葉もあまりにも一人歩きしている。(PRIDE27での)ミルコ・クロコップvsロン・ウォーターマンの試合のように亀の相手の頭部を蹴るのがサッカーボールキック。この試合での秋山のように立ち上がってきている相手の頭部を蹴るのは、はたしてサッカーボールキックなのか。地面にあるボールを蹴るからサッカーボールキック。今回のは「キャプテン翼」で言ったら、ボレーシュート。サッカーボールキックではない。7
・いろんな人から「あれは反則じゃないでしょう」と言われた。高田(延彦)さんには「まったく問題ない」と言っていただいた。大会後、審判団でも話はしたが、一番近くで見てたジャッジの大橋(正教)さんには「止めたのは凄くいいタイミングだった」と。マット・ヒュームも「あれはいい判断だった」と言っていた。
・(ルールの解釈が「やれんのか!」側とFEG側で別れた形になっているが)どうなんですかね、谷川さんは分からないですからね(笑)。ある種、それも「谷川マジック」なんじゃないですか(笑)
・(リング上では秋山サイドから抗議はなかった?)なかったですね。大会後も特に。
・(再戦という話も出てますが)どうなんですかねえ。再戦するのなら「また僕がレフリーやりますよ」と言いたい。自分の判断についてはうしろめたいことはまったくないので。韓国でも行きますよ。
・(自分が下した判定があとから覆った経験は?)旧PRIDEでは、そういう例がほとんどない。MケアーvsIボブチャンチンぐらいじゃないですか。抗議が来ることもほとんどないです。そういう部分でも分かるが、PRIDEのレフリング技術は高かった。ルールも運営もしっかり整備されていた
・結局、レフリーが下した裁定は覆っちゃいけないんですよ。それが平気で覆ってしまうようなリングは緊張感もなくなっちゃいますし、僕らはいらなくなっちゃいますからね。

佐藤大輔
・主催者が「あれは反則です。再戦させましょうか」とすぐ言うのはちょっと冷めました。あれ言われると興行側の思惑が見えすぎて冷めちゃいますよ。韓国で再戦というアイデア自体は凄くおもしろいと思いますけどね。

あと、サッカーの例だが、外部の力により、判定が変わった例として「1982年W杯:フランスvsクウェート戦」の4点目が取り消された例がある。
http://www.sanspo.com/soccer/06worldcup/data/history/12.html

そう、あのアジアハンドボール協会でやりたいことをやっているクウェートの王族だ。詳しいことは後日書くが、今回、このノーコンテスト裁定で起こったことと、非常に似ている。いや、試合が無効になった分だけ、さらに悪質だと言えるだろう。

紙プロ追加分です)
三崎&郷野対談にて
・三崎:あのキックについて僕自身の思いで話をすれば、もちろん反則を狙ってやったわけではないし、ファイターとしての感覚的な問題だと思う。もちろんルールは把握しているし、相手がパンチでダウンして起きあがってくる、そこを狙う蹴りという認識がボクの中である。
・郷野:ルール的には微妙、色でいったらグレー。グレーゾーン。結局は疑わしきは罰せずなんですよ。それに闘う側としても、パンチが効いて倒れたとき、あんな無防備な立ち上がり方は絶対しないしね
・郷野:(海外の総合の大会では、ああいう蹴りをもらわないような「はいはい状態」の闘い方をしている選手が出てきているようだが)そうすると競技の本質から離れてしまう。だからあれはあまりにも無防備に立ちすぎた秋山選手の失敗だと思います。
・三崎:個人競技なんで日常生活がすぐに結果として出てしまう。食事から生活スタイルから、いろんなことを節制して生活してて、試合当日からは想像がつかないような質素な生活をしている。

田村潔司
・(一番聞きたい前田さんとの件に関しては触れてはいけないそうだ)
・秋山選手は態度は良くないと思うけど、選手としては凄くいい選手だと思う
・(谷川のオファーについて)信頼とかそういうんじゃないけど、谷川さんは帳尻を合わせないで、発想で言ってくることが多いんだよね。うしろを見てられない人だから。暇もないし、図太くないとできない立場の人。ただ、選手というのは波もあるし、闘うタイミングもあるから、そこは谷川さんの発想と、テレビ局の発想と、選手それぞれの発想が一致すれば、いい感じで決まると思う。
・HERO’Sもまだそんなに熱がないから寂しい部分もある。プロレスにしても格闘技にしても俺が求めているのは熱かな。
・格闘技界は盛りあげていかないといけないけど、この選手とこの選手をやらせたらという単純な発想が嫌なの。闘うのは自分達だし、主催者側とも多少の緊張感を持っていたいというのはあるよね。
・(次のカードは)今は谷川さんの発想というか、あの人の脳みそに任せるしかない。選手以上に谷川さんは大変だよね、同情はしないけど(笑)。谷川さんって、どっかおかしと思うよ。ある部分、キチガイっていうか(笑)。陰口なんかクソぐらい言われてるんだろうけど、そんなことは気にしてられないだろうし。

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