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2008年1月18日 (金)

失敗しそうなヤッターマン・リメイク版

2008年1月14日に第1話が放送された「ヤッターマン」。懐かしさもあって思わず見てしまったが、感想としては「ダメだこりゃ!」(いかりや長介氏風)というものだった。

まずあの「疾走感」のあったOPが、全くの駄作に変わっていた。
http://www.j-cast.com/2008/01/15015579.html

オリジナルOP
http://jp.youtube.com/watch?v=oFKHEerkhu4&feature=related
リメイク版OP
http://jp.youtube.com/watch?v=AyCMb7OL-lQ

さらにリメイク版(RM)第一話では、テンポの良さが失われ、その代わりに、「妙に多い説明」。さらにあまり「やる気のないガンちゃん」、「感情のすれ違いにいらつくアイちゃん」など、オリジナルの「疾走感」が全くなくなり、駄作となっていた。あまりのおもしろなさに愕然とし、小学校の頃に(初見は再放送だったと思うが)、笑いころげていたアニメも30年近く経つと「作品としての生命力」がなくなったのかと非常にがっかりしていたが、どうやらそれは誤解だったようだ。

ギャオで現在、オリジナル版の第1話と第2話を見たが
http://www.gyao.jp/anime/yatterman/
30年近く前の作品で、こっちもいい年(苦笑)になっているのだが、オリジナルは十分に楽しませてくれるものだった。テンポの良さ、疾走感、ダイナミックなアクション、ドロンボー達の「スカポンタン」な掛け合い。OPからドロンボーのエンディングまで、ほとんど全てが30年後のリメイク版を上回っていたように感じた。オリジナルは間違いなくドタバタアクションギャグアニメの名作だったと言えるだろう。

オリジナルを見た後では、「世良公則は、この世界観を全く理解できていなかった」(デビューとヤッターマン放送開始がほぼ一緒。デビューから急速にスターへの道を駆け上っていった時期と見事に重なっている。おそらく彼は、オリジナルの世界観を全く理解せずに、アコースティックバージョンを作ったに違いない)ことや、タイアップ(エンディングはミヒマルGT、これも全く作品に合ってない)を無理矢理入れ込んだ広告代理店のアホさ加減がよく分かる。

いろいろ問題があるヤッターマン(RM版)だが、一番の問題は「脚本の質」だ。映画・ドラマ・アニメ、多くのフィクション作品で最も大切な「脚本」。この出来によって、その作品の質は決定的に違ってきてしまう。いろいろオリジナルに及ばなかったRM版だが、最も差があるのは、この「脚本」だ。脚本家を変えない限り、リメイク版は失敗するだろう。(まあ、第2話を見てから判断しても遅くはないのだろうが、おそらく駄作な気がする)

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