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2007年9月13日 (木)

ラグビーW杯、日本31-35フィジー、単なるメモ

ラグビーは中学生時代にはサッカーより熱心に見ていた。早明戦がまだ輝きを失っておらず、平尾を中心とした同志社や、そして新日鉄釜石が強かった頃だ。(九州にいた頃だが、サッカーはJSLの放送がほとんどなく、ダイヤモンドサッカーも系列の問題で放送されていなかった。W杯とトヨタカップ、さらに天皇杯を少し見ていた程度だった。Jリーグが始まって変わったのだ)。
野球はほとんど見なくなったが、ラグビーはW杯だけは見ている。言われ尽くされていることだが、ラグビーはコンタクトプレーが必須でフィジカルの要素が大きいスポーツだ。ラグビーはアイスホッケーやバスケなどと並び、おそらく日本人が世界で勝てる可能性がほとんどないスポーツ(遺伝子レベルから変える必要があるかもしれない)だと言っていいだろう。だが、もう一つのフットボールの世界で、日本人が世界と戦うためにどういう方法を取り、可能性を見せてくれるのか、それを確かめるために見てるような所がある。平尾ジャパンは全敗だった。3戦とも力負けだった。そして4年前も全敗。

この試合、カーワンジャパンのAチームは予想以上の健闘を見せた。スコアは31-35。(安部首相退陣による録画失敗で77分の24-35の段階までしか見れなかったのが非常に惜しい)

あくまで77分までの感想だが、98年のフランスW杯での日本vsクロアチアの試合に似てるような気がしている。

・フィジーの出来は悪かった。
・日本はある程度の時間まではほとんどゲームプラン通りに試合を運ぶことができた
・個の能力ではやはり差があった。
・細かいミスを突かれて得点を奪われた。逆に細かいミスで決定的なチャンスを逃すことが多かった。

1998年の日本vsクロアチアでは、暑さとクロアチアのコンディションの悪さが接戦を生み出したが、最後はFWの能力差で敗れ去った。カーワンジャパンは、ターンオーバーによりコンディション面で違いを生み出し、そしてディテールの勝負に持ち込むことはできたが、いくつかのミスとケガ、そして個の能力差によって同じように敗れ去った。結果だけ見れば、善戦むなしく敗れ去ったという、サッカーの世界でも、何回も味わってきた結果しか残らなかった。おそらくラグビーの場合は、1998年にサッカーの日本代表が感じた差と同じか、それより大きい差が世界とはあるのだろう。それを克服していく方法があるかどうかは非常に疑問だ。カーワンは非常に有能な監督なのだろうが、このフィジー戦に負けたことで、ウェールズ戦でもターンオーバー制を採用するのかどうかという決断を迫られるだろう。

なお解説は清宮克幸氏だった。
清宮氏と言えば「野球選手はまあ、慣れているというか上手く話せますよね。ラグビー選手も社会人を経験しているだけあって、そこそこ話せる。でもサッカー選手って全然話せないんですよ。あれを見た親御さんが自分の子供にサッカーをさせようとは思わないでしょうね。」という2006年12月14日のスポルトでの暴言で有名だ(苦笑)。
他のインタビューでも「サントリーのクラブハウスがJリーグ以上」だとライターから振られると喜んでいる様子が文面からも伝わってきたが、現役時代に人気の面では完璧に上だったラグビーがJリーグ誕生に逆転されたというコンプレックスを感じているのではないかと勘ぐられるようなインタビューを大笑いしたことがある。

ちなみに今日の清宮氏の言葉では
・フィジーの出来が悪い。いける
・ゲームプランに縛られ過ぎている
・野球に例えると空振りばかりしてるんですよ。でも、ああいう所で、持って行かれるんですよ。
・キック要らないですね。日本はキック禁止
・アナ:日本びいきですね、清宮:いや、フランスの人はラグビーをよく知ってるんですよ。審判の判定がおかしい。

初めて彼が実際に喋っている言葉を聞いたが、どうも彼は思っていることを率直に言ってしまうタイプのように思えた。あの暴言も単にうかつな発言だっただけのようだ。だが、非常に気になったのが、途中で「日本はキック要らない、禁止」とさかんに言っていたことだ。ラグビーもその場面の状況によりいくつか選択肢があり、その状況によってキックが一番有効なこともあるはずだ。だが、この言葉を聞く限り、彼は「この試合ではキックは要らない」と考えていたようだ。もしかしたら彼が監督する試合でも、実際、そういう指示を与えるのかもしれない。オシムは、分析では、「状況によっていくつかの選択肢」を示すようだが、そういうところまで清宮氏は行ってないのではないかと、この発言を聞く限りは感じてしまう解説ぶりだった。(日本人では有能な監督だから、実際は違うかもしれないが)。豊富な知性を感じられない解説ぶりにも世界との差を感じてしまった一戦だった。日本サッカーが世界で勝つには、はるかに遠い道のりだが、日本ラグビーの道のりはそれよりもはるかに遠く険しいのだろうなあ。

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