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2007年8月23日 (木)

山形戦、成熟してきたカミカゼシステム

アビスパ 3-0 山形

   リンコン
久永 アレックス 田中
  久藤  宮崎
    布部
 チェコ 亨 弟
   GK神山
控え:GK六反、長野、柳楽、恭平、林
主審:砂川恵一

前半25分より4バック移行(山形のサイド攻撃に対応するため)
          リンコン
久永      アレ    田中
    久藤      宮崎
チェコ 亨 布部  弟
     GK神山

後半開始
      リンコン
久永        田中
     アレ  宮崎
        久藤
チェコ 亨 布部  弟
     GK神山

77分ぐらい(田中&久永OUT、柳楽&恭平IN)

       リンコン
恭平  アレ   宮崎
     布部 久藤
チェコ 亨 柳楽 弟
    GK神山

リティと久藤の話なども参考にするとアビスパのフォーメーション変更は、上のようなかんじだろうか。
http://nettarosouko.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/post_fdf9.html

この試合でのアビスパは、マイナーチェンジも含めれば、フォーメーションを3回変更した。
3バックでのアビスパは、3バックの横や裏にスペースがあり、特に水戸戦ではチェッコリのサイドから相手の攻撃を受けていた。そのスカウティングの影響だろう。山形も臼井を中心にアビスパ左サイドを突いてきた。
そこでリティは3バックから4バックへの変更を決断する。山形のやり方に対応したやり方だ。変更してしばらくはあまり良くはなかったが、時間が経つにつれ機能していく。
ゲーム中でのシステム変更を成功させたのは、久藤の能力、布部のポリバレント性が大きいだろう。
攻撃面では、このメンバーが、今のベストバランスなのだろう。田中&久永の両サイドの能力は元々高い。だが、この試合では、アレックス&宮崎+リンコンのコンビネーションが非常にうまく働いていた。リンコンのポストプレー、アレックスの機動力と決定力、宮崎のスピード、そして久藤のゲームメイクが組み合わさった攻撃は非常に破壊力があるだろう。この中央のコンビーネーションに田中や久永が両サイドから加わる動きを見せれば、おそらくJ2では止められるチームはないだろう。ワールドクラスの攻撃的MFだったリティにふさわしい非常に攻撃的なサッカーだ。
だが、非常に攻撃的であるということは、同時にディフェンスに多くのリスクを抱えているということでもある。だが「問題はリスクが大きいかどうかではなく、機能しているかどうか」なのだ。そしてこの試合では、山形相手でも機能させることができた。(逆に言えば、山形のチーム&選手に相手のシステム変更に瞬時に対応できるだけの経験・成熟さがなかったということも言えるかもしれない)
リスクは、まず3バック時は亨以外は、本職のCBではないこと。さらに4バック変更時の布部のCBだろう。もちろん布部の能力は高いし経験もある。だが、元々はCBの選手ではないし、CBでの経験も非常に少ない。布部(他のチェッコリや山形辰もそうだが)のCBはアジアカップでの阿部勇樹を連想させるのだ。アジアカップでの阿部は、カタール戦でのセバスチャン、そしてサウジ戦での相手FWに対して、専門職でないことの弱点を露呈した。次回の京都戦ではパウリーニョ&アンドレ(田原)という非常に強力なFWがアビスパのDFラインと対峙するだろう。アジアカップでのサウジ戦と同じようなことがアビスパDFにおこることは十分に想定しておくべきだろう。
あとは4バック変更時のボランチのディフェンス能力が挙げられるだろう。3バック3ボランチに変更したのは、バイタルエリアのディフェンスに問題があったからだった。4バックに変更した場合は、その問題が復活してくる。久藤も宮崎も非常に能力が高く経験もある選手だが、第一ボランチ(守備の強い、潰し屋タイプ)の選手ではない。劣勢の場合のディフェンスには、かなり厳しい状況に陥るだろう。京都には湘南のアジエルや仙台のロペスクラスの選手はいない。だが徳重、倉貫、渡辺、中払あたりの能力の高い選手を押さえるのは容易ではないはずだ。
京都相手にリスクの大きさが露呈する可能性はこれまでの相手に比べるとはるかに高い。リティが、そのリスクをどう考えるのかは分からない。チームはうまく行ってるし選手達にも自信がある。いくつかのオプションを用意しながらも、このメンバーでの3バックで臨むだろう。間違いなく非常に難しい試合になる。だが全員が集中しハードワークを90分続ければ、アビスパにとって良い結果が得られるような気もしている。だが、もし残念な結果になったとしても、それで終わりではない。京都戦の後は、湘南(H)、鳥栖(A)、セレッソ(H)、ヴェルディ(A)と昇格争いのライバル達との戦いが続く。個人的には、京都戦で後遺症の残るような負け方だけはしないことを祈るのみなのだが...。

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