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2007年7月26日 (木)

続・日本vsサウジ、払わされた代償

★とりあえず原因に追記します。
・アジアカップの開催時期:今までアジアカップはW杯の中間年、ユーロがある年に開催されてきた。今回は、「ユーロ、北京五輪と時期がかぶることや近いこと」で、1年前倒しして行われることになったが、それにもかなり影響を受けたことは間違いないだろう。
現在の日本代表にとって最も大事なものは2010年にある。2006年、「ドイツでの空中分解」の後、前任者のブラジル人が残したものは、世代間の断絶だった。トルシエはジーコに、若いが国際経験も豊かで能力も高いグループを残していった。だが、ジーコがオシムに残したのは焼け野原であり、潜在能力はあったが、ジーコにより国際経験を積めずにきてしまったグループだった。(もちろん、選手が自然に生まれてきてヨーロッパに買われ経験を積めるブラジル代表では、そんなに問題はない。才能は生まれてくるものなのだ。だが、日本の環境では、手を入れて成長させていかないといけない部分が多々ある)
日本サッカー界が、Jリーグをかなり優先させてきた中で、オシムは順序立ててチーム作りを進めてきた。そう、4年というスパンで見た場合、チーム作りは、まだ初期段階なのだ。トルシエの時で行けば、惨敗した1999年のコパ・アメリカの時期と重なると思う。トルシエがユース&五輪世代に力を注いでいたこともあるが、A代表では、トルシエのやり方が、まだ浸透しきってはいなかった時期だ。
現在の代表では、オシムのやり方をまだ必死に習得してる段階なのだと思う。やり方を習得して、そして、それを時と場面によって選手が自分の判断で使い分ける。今は、まだ、そこにまで到達してはいない。トルシエのA代表では、そこに到達し始めたのが1998年フランスW杯の2年後のレバノン2000アジアカップだった。
もちろん、現在のオシムジャパンにもいろいろ問題はあるが、オシムは、それを修正していく能力を十分持ち合わせているように思う。いずれにせよ、「このアジアカップで、ある程度の成果を見せるには時間が早かった」ということも原因の一つに上げていいと思う。
オシムは「日本がタイトルを取れないであろう1000の理由」と言ったが、
http://nettarosouko.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/afc_2007_ae38.html
日本がアジアカップで勝てなかった理由は、いろいろある。そのことを冷静に考えなくてはいけないし、そのことを次の機会にきっちり生かさないといけないだろうと思うのだ。

なお、興味深いエントリーを見つけたのでリンクを張っておきます
http://hakkan.blog.drecom.jp/archive/503

この日の「とくダネ」を見た訳ではないが、司会の小倉さんも「サッカーに関しては分析力が足りない」ようですね。この辺の発言する人のレベルが向上することも日本サッカーのレベルを上げていくことにつながっていくので、好きならもっと勉強してもらいたいと思うのです。(他の糞キャプテンの件に関しては長くなるので、割愛)

ちなみに今回のアジアカップ全体についてだが、
・W杯1年後の開催による各チームの成熟度のなさ
・ただでさえ暑い時期に、アジアで最も暑く湿度が高い地域でやることによるサッカーの質の低下
・無理矢理の4カ国共催による移動、その他の負担による質の低下
確かにユーロや五輪と重ならないことにより注目度は若干上がるかもしれないが、大会自体は課題が多すぎる(失敗と断言してもいいかもしれない)ことになった。アジアサッカーの地位が上がるのは、かなり時間がかかるんだろうなあ...。

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