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2007年7月27日 (金)

草津戦、リティのカミカゼシステム

草津 1-5 アビスパ

    リンコン
 久永 アレックス 田中
  恭平    久藤
     布部
 チェコリ  亨  辰則
   GK神山

控え:GK六反、柳楽、柴村、光平、宇野沢
主審:廣瀬格

遅くなりましたが、草津戦のエントリー。

この試合、リティは、いろんな「変化」を選択した。
・3バック3ボランチの導入
・3バックのCBに本職は宮本だけで、他の2人は元々SB
・リトリート守備から「前線から積極的な守備」への変更
・ポジショニングをキープしながらの攻撃から、後ろからどんどん人を飛び出させる攻撃へ

リティは最も攻撃的なシステムを選択した。3ボランチ&連動性のある攻撃という点では、個人的には非常に好ましい。だが、最も危惧したのが3バックのCBの人選だった。CBの経験が豊富と言えるのは宮本だけで、他の二人はもともとサイドの選手という、選択だ。
おそらくリティは山形弟とチェッコリを攻撃時のパス能力や攻撃への組み立てに頻繁に積極的関与することを期待して起用したのだと思う。だが、このDFラインは非常にリスキーなものだと予想していた。このシステムでまず思い浮かんだのは、キリンカップでのコロンビア戦でオシムが「カミカゼシステム」と呼んだことだった。
http://nettarosouko.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/20070605_989c.html

このシステムはリティ流カミカゼシステムと呼んでいいほど、非常にリスクが大きい。だが問題はリスクが大きいかどうかではなく、機能しているかどうかなのだ。
相性が良い&チーム状態が非常に悪い&前線の選手に決定的な仕事をする能力がない草津相手にはリスクが顕在化せず、非常に機能した。それは前半で5-0という結果が象徴しているだろう。ただし機能したのは、相手の状態が悪すぎたことが最も大きいだろう。

開幕戦の鳥栖戦や、この日の草津戦もそうだが、リティには攻撃面&奇策のアイデアが豊富だと思う。もちろん開幕の鳥栖と、この日の草津には、スカウティングが十分に済んでいない場合に、ピッチ上で選手だけで対応する能力に非常に欠けていた。フレキシブルな対応、少しの変化でバタバタしてしまいがちなこと、多くの外国人監督が指摘することだが、これはまだ日本サッカーの弱いところだろう。
リティは、その弱点を突くことが非常にうまい。(だが相手の攻撃に対する対応はあまり得意ではない)。これは間違いなくワールドクラスの選手だったリティなりの長所であるに違いない。
だが、このシステム&バランスで、次のヴェルディ戦に向かうのは非常にリスクが高い。フッキはいないようだが、それでもヴェルディの前線は強力だ。服部など経験のある選手も多く、このカミカゼシステムにも、十分対応してくるだろう。
このバランス&システムで臨んだ場合、1-3ぐらいの結果は十分覚悟しておくべきだろう。(もしフッキがいれば1-5でやられる可能性もあるなと思っていた)。
布部不在の問題も含めて、リティが、どのバランスでヴェルディ戦に臨むか、非常に注目すべきだろう。

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