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2007年6月12日 (火)

不便なローソンチケット独占でチケット販売するバルセロナツアーは観客軽視だ

今年もFCバルセロナが日本にやってくる(2007年8月7日、対マリノス、日産スタジアム、別名:横酷)。バルサの日本ツアーで最も思い出深いのが、2004年8月1日に国立競技場で行われた鹿島vsバルセロナ(確かスコアは0-5?ぐらい)の一戦だ。目当てはもちろんロナウジーニョ。2002年W杯で優勝したブラジル代表の主力ではあったが、この時点では、バルセロナでCLやリーガというタイトルを取った訳でなく、まだワールドクラスのスーパースターとは認知されていなかった(と思う)。だが、2003-2004シーズンのロニーは現時点で最高のパフォーマンスをしたシーズン(個人的には、その後のリーガやCL優勝を取った時のシーズンよりも彼個人の出来はこのシーズンが上だったと思う)の後で、その好調さを見せつけるかのように、国立でも鹿島相手(主力が代表に取られてかなりいなかったが)に、別の世界からやってきたかのようなプレーをしたのだった。まさにロナウジーニョ・ショーと呼ぶにふさわしい試合だった。
ちなみにこの時は、メインスタンド、ホーム側(鹿島側)の後段(上の方)で見た。もちろん鹿島を応援していた訳ではない。最大の理由はプレーの起点が左サイドのロナウジーニョをよく見たかったからだ。さらに雨が降った時のことを考えると、屋根があった方がいい。想定通り見る位置はベストで、ロニーのプレーを存分に堪能できたのだ。(ただし一緒に行った友人は、鹿島惨敗に怒った客(鹿島サポ)が途中で帰る時に体をぶつけられたので、少し不満そうだったのだが..)
もしこの時、席が前段の一番前の席だったのなら、ここまで楽しむことはできなかっただろう。試合の展開や全体図が全く分からないからだ。(もちろん、一番前でともかく選手を間近で見たいという人もいるし、日本では結構多いようだ。だが、個人的には試合の展開も素晴らしい個々のプレーも同時に見て楽しみたいのだ)。そういう意味で、国立での鹿島vsバルサ戦では素晴らしい試合をいい席で見ることができた。チケット代は確か8000円だった思うが、十分に元が取れて満足して帰ったことを覚えている。個人的にサッカーの試合を楽しむために重要なポイントは2つある。最も重要なのはもちろん試合の質。その次がどの席で見るかだということだと思う。(ちなみにドイツW杯でのフランス対スペイン戦は、あまりに席が前で試合展開がよく分からずに大失敗した。まあ、自分の修行が足りなかっただけなのだが)
http://nettaro.way-nifty.com/nettaro_blog/2006/06/post_5c2e.html

前振りが長くなった。今年のバルセロナツアーのチケット販売方法を見て、非常に失望したことがあった。それはローソンチケットで単独発売だということだ。
日本ではチケット販売業者は主に4つある。チケットぴあ、ローソンチケット、イープラス、CNプレイガイドだ。その4つの中でローソンチケットは個人的に最も嫌いなチケット販売業者である。
理由は、席が全く選べないからだ。(もちろん発売開始1~2時間で売り切れるような興行はどこのチケット販売業者も選べないが)。基本的にプレイガイドはその時点で一番いい席を機械的に選んで客に提示する。コンサートの影響だろうが、前の方の席から順番に割り当てていく。しかしサッカーの場合は、間違いなく違う。その事が分かってないか、分かってはいるがコスト面でそういうシステムを取れないのだろう。
だがやり方次第では自分の希望する席に近づけることはできる。(あくまで発売初日で売り切れない興行の場合だが)
・「ぴあ」はある特定のチケットカウンターに行き自分の希望を伝えれば、希望に近い席を探してくれる。またネットやコンビニ(ファミリーマートなど)でも席番がはっきり分かるので、その席を買う前に納得して買うことができる。ちなみに個人的にはぴあで買うことが最も多い。理由は最も便利だからだ。
・「CN」もampm備え付けの電話で話して希望を言えばそれに近い条件の席を探してくれる。電話でも人と話して予約する場合は可能だ。
・イープラスは興行によって席番号が表示される場合とされない場合がある。システム上はできるのだが、その表示は興行の主催者の希望によって違うようだ。コンサートは表示される場合と表示されない場合が半々ぐらいのようだ。ちなみにサッカーの場合は席番はほとんど表示された記憶がある。PRIDEも表示される。K-1やHERO’Sを主催しているFEGの場合は表示されないことが多い。(こういう点からもFEGは観客軽視ということが分かる。あくまでTV重視なのだ。だからFEGは「ふざけたエンターティンメントグループ」と言われるのだが..)。ただ何回もネットで操作し、席番号を表示させれば、面倒ながらも席をある程度は選ぶことができる。

だが、ローソンは席が選べないのだ。ローソンチケットは何年か前に、対人対応が可能なプレイガイドをほとんどなくしてしまった。(おそらく経費節減のためだろう。現在、関東では新宿に1個あるだけ。その他は北海道に4つ、九州に5つだけ)。ほとんどの人がローソンチケットを使う場合電話予約かコンビニのローソンに行くしかないが、電話予約では機械的にプッシュボタンを押すだけで席は選べない。コンビニではお金を払わなければ、どの席番なのかも分からない。またネット予約でもぴあやイープラスみたいに席番は分からない。(未確認だがプレイガイドでは席を選べるのかもしれない。だがプレイガイドは全国に10カ所だけ、関東では1カ所、関西は0カ所で、全く不便きわまりない)
そういう理由で、個人的にはローソンチケットが大嫌いである。あまりにもお金を払ってみる客に対して傲岸なシステムだとしか言う他ないと思う。そしてそのローソンで単独販売させる主催者は、観客に対しても傲岸なのだと思う。
ちなみに2005年(?)のレアルマドリードの日本ツアー(フジテレビで放送された試合、確かジュビロ戦)だったと思うが、フジテレビ主催でやった時に、ローソンチケット独占販売でやったことがある。海外ビッグクラブのプレシーズンバブルがはじけた頃だ。あの時はフジの番組内で先行予約の電話告知をやりまくって販売につとめたが、売れ行きの悪さに、最後はぴあなどでも販売するように変わった。あの時は、一般発売初日を過ぎても売り切れずにいた。だがローソンでは金を払うまでどんな席が分からないことが、多くの人が二の足を踏んだのが、売れ行きの悪さに拍車をかけたのだと思う。(ちなみにぴあで発売されるようになったら席が売れていくのがよく分かった。プレシーズンとは言え、チケット代は高価だ。誰もがどんな席か納得して買いたいのは当たり前だと思う)。このようにチケットを買う側にとって「百害あって1利しかない」(1利は近くにローソンしかない地方の方だろう)ローソンチケット独占販売は意外と多いようだ。(有名なのはサザンオールスターズの大晦日カウントダウンライブだろう)。なぜか、いろいろ調べて見たが、チケット販売手数料がぴあよりローソンの方が安いというのが一番多いようだ。つまり、ローソンチケット独占販売は主催者にとっては大きな利(経費が安く済む)がある。もちろんサザンのカウントダウンのような発売1時間で売りきれるような興行ではそんなに問題がない。ぴあでも同じ状況で席の位置など選べないからだ。
ちなみに今(6/12現在)ローソンチケットのネットで調べると、6月2日に一般発売された今回のマリノスvsバルサは全席種発売中だ。だが、これから売れ行きが良くなる材料はないだろう。席が売れ残ってる状態で席を選べないシステムは、客に対して傲岸すぎるからだ。おそらく、フジTV主催のレアル戦のように、最後にはぴあなどでも発売される状況になって、席番が分かってから売れ行きが少し良くなる。そんな歴史が繰り返されるような気がしてならない。

ちなみに今回の開催に関係してる団体は
主催:サッカー協会、Jリーグ、朝日新聞、WOWOW
特別協賛:ローソン、ローソンチケット
企画制作:FCバルセロナ・オン・ツアー・ジャパン2007

誰がローソンチケット独占販売を決めたのかは分からない。このメンバーを見るとおそらく企画制作の実行委員会かWOWOWの担当者あたりだろう。(ちなみにマリノス自体は主にぴあをチケット販売業者に使っているようだ)。決めた担当者は観客対して実態に無知かローソンチケットからいくらか貰ったか、もしくは傲岸な人物に違いないはずだ。これがまだ海外ビッグクラブ・プレシーズンマッチバブルの頃であれば、それでも問題はなかった。だが、時代は変わってしまった。担当者はこの傲岸な決定の種を自ら刈り取る運命にあるだろう。

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