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2007年6月30日 (土)

FWについて

愛媛0-0アビスパ

      釘崎
久永      田中
    久藤  布部
チェコ 亨 長野 弟
  GK神山

控え:六反、柴村、恭平、ハファエル、林

審判:野田祐樹、27.9℃、55%

アビスパ3-0水戸
    リンコン
久永  アレックス  田中
     久藤   恭平
チェコ 亨 長野  弟
  GK神山
控え:六反、柴村、布部、林、釘崎
審判:早川一行、31.5℃、59%、8118人

2試合まとめての雑感。
愛媛戦は出場停止のリンコンの代役として釘崎が先発したのだが、あまり機能しなかった。
釘崎は運動量があり前線からの献身的な守備は頑張っていたと思う。だが、FWとして攻撃の場面では機能しなかった。ポストプレー後のパスだしの精度、ヘディングでの競り合いで位置取り、そして何よりプレッシャーのかかった場面でシュートを枠に入れる技術がなかった。(シュートスピードは凄いみたいだが、枠をとらえ切れなければ意味がない)

「日本人選手がシュートを苦手にしているのは、精神的に問題があるからだと代表監督就任時から言い続けてきた。日本人はゴール前まではうまくパスをつなぐが、どういうわけかゴールに迫ると落ち着きを欠いてしまう。慌ててしまう。アタッカーがゴールに迫ったとき、不利な状況に追い込まれ、プレッシャーを感じているのは、実は守る方である。そのことを理解していない。
シュートの瞬間は、FWよりもGKのほうが追い込まれた立場にいて、よりストレスを感じているのだ。その点を忘れてはいけない。シューターは自分の方が優位に立っていることを頭に置いて、落ち着いて蹴ればいいのだ。空いているところにパスを通すように。日本人はパスは得意なのだから、難しいことではないはずだ。余裕を持って、空いているところに置きにいけばいいのだ。鹿島時代から私はそういう練習をさせてきた」(ジーコ備忘録より)

「落ち着きがない」ということは釘崎に代わって70分過ぎに出てきた林にも言えるかもしれない。恭平の見事なヒールでのスルーパスからGKと1対1になった場面では、確かに足元に入りすぎたかもしれない。だが、シュートの場面で落ち着きに欠けていたのは間違いないだろう。あれは決めなければいけない場面だった。
だが、林の方が、何かを起こしてくれるような感じがしたのは確かだ。観戦している方としては、釘崎がどうやって点を入れるのかイメージが沸かなかった。(それはJ2リーグ戦で釘崎のいいところを見てないからなのだろう)。林の場合は、彼自体が点を取れなくても、ヘッドで競り合ったボールを誰かが押し込むというイメージがあったし、ゴール前の混戦状態ではごり押しで押し込むようなイメージもあった。
釘崎はリティから「DFの裏を取る」ように言われていたようだが、
http://nettarosouko.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_e01e.html
裏にはあまりスペースはなかった。監督にも釘崎がどうやって点を取るのかというイメージがなかったような気もする。おそらく田中や久永、アレックス、久藤、布部などにも、どうやって釘崎を使って点を取るのかというイメージがなかったのかもしれない。だが林の場合には、周囲の選手はそのイメージを持っていた。(現在、最も得点へのビジョンを共有できているのはFWでは間違いなくリンコンなのだろうが)
もっとも釘崎自身にも、どの形だと点が取れるという「得意な形」、そういうイメージがないのかもしれない。しかしFWは点が取れなければ、プロとしては続けていくことができないだろう。(もちろん、スカパー!で解説をやってる服部氏のように守備的FWとして生き残るという手もあるが)

水戸戦は、田中佑昌の最も良い試合だった。課題は本人が言うように、クロスの精度と、この試合のゴールのように中央へ切れ込んで(切り返しての)シュートの技術を磨き上げることだろう。現在はまだウィングの役割が多いが、2006-2007シーズンのCロナウドのように得点力もある選手に育ってもらいたいものだ。
水戸戦は、田中やリンコンなど主力が決めるべきところで決めて完勝だった。愛媛戦も決めるべきところで決めていれば、2-0ぐらいのスコアで勝つ可能性もあっただろう。いくらいい試合していても点を取らなければ勝てないし、いくら悪い試合していても、相手より1点でも多く点を取ればサッカーは勝つことができる。そういう意味で、どこのクラブもいいFWを手に入れるために多くの金を費やす。リティはFWの補強を示唆しているが、
http://nettarosouko.cocolog-nifty.com/blog/2007/06/post_5963.html
だが、アビスパの金庫には、あまり余裕はない。J1の日本人FWをリストアップしているということだが、今、この時期に出せる選手は、控えのポジションにいる選手のみだろう。さらに来ても最初はリンコンの控えになるはずだ。現実的にはレンタルで、なるべくいい選手をとりたいところだが、いい選手になればなるほど条件は難しいだろう。かと言って中途半端な選手を取ってきても、おそらく何の役にも立たないはずだ。
(個人的には林に期待している。今の位置はFWの3番手のようだが、シュート練習をいっぱいやって、試合で結果を出してもらいたいのだが...)

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