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2007年4月18日 (水)

日本代表候補トレーニングキャンプ20070418練習後のオシム監督コメント

●オシム監督(日本代表):
Q:3日間の合宿の大きなテーマと成果は?
「期間が短かったですけれど、これ以上、長い期間は取れなかったことをみなさんはご存じだと思います。年初めに計画に入れていなかったですから。これを実現させてくれたJクラブの監督さんにお礼を言いたい。選手にもご苦労様と言いたいです。これまで週2回ペースのゲームがあったけれど、今週は週中の試合が空いてオフになっているクラブも多い中、練習に来てもらって本当にご苦労様でした。でも彼らにとってはチャレンジのチャンスでもあった。頑張ったことがいちばんの成果だと思います」
Q:今日の練習試合4本の感想は?
「みなさんはどうお考えでしょうか? 今日のゲームはみなさんのために行った。それを見て、みなさんがどうお感じになったかはお任せします。ある人はある見方をします。テレビコメンテーターの言ったことをそのまま信用する人もいるかもしれません。それはメディアによりますが、ここにいる人は自分の目で試合を見たわけだから、自分の感想を持ってください」
Q:選手同士が知り合うこともテーマだったが、その成果は?
「選手同士は合宿前から知り合いだったと思います。この合宿でどのくらい深く知り合ったか私は知りません。いずれにしても、選手たちは記者やサポーターのいないところで過ごす時間を比較的多く取れたことがよかった。特に何かがあったわけではありませんが。もう1つは観客席から選手を見るのと、実際にトレーニングをするのは違うと前に言っていましたが、こうして実際にトレーニングをさせてみたことで印象が全く違いました。それが私にとってはいちばん大きいです」
Q:新しい選手たちが入って刺激が与えられたが?
「どちらがどちらに刺激を与えたのか、結果をお楽しみにというとことでしょうか。本来、代表に選ばれること自体、選手の刺激になります。すでにJリーグにこうした成果が現れていると思います」
Q:新しいボールを使ったりと、アジアカップへの準備が進められたようだが?
「新しいボールを使うことそのものが目的だったわけではありません。ボールが目的なら、合宿をせずに1つずつボールを買って選手にあげる方が安上がりでした」
Q:アジアカップを意識した練習メニューはなかったのか?
「ここで1からなぜこの合宿をしたのかという話をすると、広い範囲に及んで時間が足りません。今日のゲームを見て、準備が進んでいるかいないかが判断できるかもしれません。アジアカップまでは時間があるし、まだチームに変化が起きるかもしれません。ただ、選手についての情報はより多く集まりました。私の源は広がりました。それ以上のことはまた今後、考えたい。この試合を私も見ましたが、みなさんも見ているわけです。どういうものかきちんと見ていればうれしいです。アジアカップに行くメンバーを決める時、あるいは発表の際、私や技術委員会のスタッフに議論をふっかける必要がないようにしようと望んでいます。全員に納得してもらうのは難しいが、大部分の人に理解してもらえるようにはしたい。今回、それにあらゆる合宿で、みなさんに分かるように示しているつもりです。小さなことを積み上げるのが先につながりますから」
Q:闘莉王選手(浦和)が全体練習に合流しなかったが?
「それで? 別メニューは禁止されているのですか?」
Q:昨日、ピッチで話し合ったのは、ケガの状態の確認か?
「負傷しているのであれば、今回の合宿には呼んでいません。でも負傷するリスクが高いので、それを優先して今回のような措置を取ったわけです。彼が給料をもらっているのは浦和レッズで、浦和にとって彼は必要な人間です。無理をさせてトレーニングさせると、取り返しがつかなくなることもある。と同時に彼が確実に代表に入るというわけでもありません」

※以上が会見コメントです。以下は、報道陣でオシム監督を囲んだ際のコメントです。
Q:今回やって、改めて5月も合宿をやりたいと感じたか?
「私の考えがどうであれ、Jのクラブの監督が認めてくれるかどうか。またその返事を待って考えないといけません。それも年度計画に入っていないので。今回も各クラブが話し合いに応じてくれて、合宿を実現できた。それに感謝していますし、5月もそうしたいと考えています」
Q:今回はコミュニケーションが1つのテーマだったが、それ以外にやりたいことは?
「トレーニングをずっとご覧になっていれば分かりますが、ある部分は機能し、ある部分はうまくいかなかった。うまくいかないところを機能させるには共通意識を持たせる必要があります。しかし私のチームはまだより完璧なものを目指している段階です。ある程度メンバーを固定して、トレーニングやゲームを繰り返していればできるでしょうが、まだできていません。部分的にはできていますが。基本的にコンビは余計に走ったり、技術を発揮したりする気持ちを持たないとできない。コンビはただボールを蹴るだけではなく、走らないといけない。3人以上が折り重なってよりいいコンビになります。1人だけではコンビということにはならない。それは1人よがりのプレーでしょう。1人でできるならコンビは必要ありません。そういう中で、同じクラブから3人、4人と出ているところがありますが、クラブでできているオートマティズムが代表でも発揮されることがあれば、歓迎すべきことでしょう」
Q:メンバーを頻繁に入れ替えているから、オートマティズムを構築するところまで行かないのではないか?
「今回、何人の新しい人が入りましたか? 少なくとも15人は常に呼ばれている選手でしょう。それがチームの中心ということではいけませんか? それ以外の5~6人は常にオープンです。主力にケガが出た時に差し替えないといけないし。あとは主力に代わる選手が突発的に出てくることもあります。そういうための枠と考えてもいいでしょう。
これは記者との綱引きのようなものですが、常に同じ選手を20人呼べば、どうしてこの人を呼ばないのかとなる。逆に今回のように新しい人を呼べば、オートマティズムができないといわれる。現実はチームのベストがある程度、固まっていて、それ以外はJリーグにいる全ての選手にオープンになっているのです。ただし、ベストメンバーの考え方について、必ずしも私とみなさんの意見が一致しないかもしれませんが。どの国でも監督の記者の考えは一致したことはありません」
Q:合宿を通してリーダー役の選手は見つかったか?
「私個人は重要な問題だとは思っていません。しかし1人だけではなく、4~5人はそういうタイプがいて、しかも自分自身もクオリティを持っている選手がいれば悪くない。クオリティとはプレーの質であるわけですが、ベンチに座っていてもそういう価値を発揮できればそれがいいです。しかしそういう選手はいつもいるわけではありません。選手個々人が責任感を持つことが第一です。そういう人なら他の同僚への責任感を全うすることができます。その中からリーダーが生まれるかもしれません。ただ、今の瞬間ははっきりとリーダーといえる選手はいません。いちばんうまい選手がリーダーとも限らない。チームとしていいチームならそれでいいと思います」
Q:選手たちが代表合宿に来るたび、練習がきついとか難しいというが、クラブの内容とそれほど違うのか?
「難しくもないし、大変でもないと思います。コーチたちの方が大変です。選手はそれほど大変とは思っていません。何パーセント練習を理解したかとか、そういう数字は分からないですが、私としては単純なトレーニングをやっているつもりです。長々と説明しなくてもやれるようになるプログラムを考えています。だからミーティングを長々やる必要もありません。プランを書くことは誰にでもできますが、実際にプレーで示すことは大変です。選手たちはそれぞれクラブの監督からミーティングでさまざまな話を聞いていて、インテリジェンスを持っている選手ばかり。私からたくさん話さなければいけないという必要もありません。Jリーグの戦いからかけ離れた代表チームというのはありませんから」
Q:U-22代表が試合をしている時期に、U-20代表の選手をあえて呼んだ狙いは?
「呼んではいけないのでしょうか? 呼んだということで、私の考えをお分かりいただけないのですか? 若い選手を呼ぶことはいいことです。刺激という話が出ましたが、才能ある若手を呼ぶことは何よりも刺激になります。もしかして理解いただけない人もいるかもしれませんが。ベテランを呼べばどうしてとなるし、若い選手を呼べばどうしてという質問が出ますから。ペレが17歳で代表に入り、メッシが18歳で活躍したという記事をみなさんも書かれますが、柏木と内田を呼ぶとどうしてという質問をする。逆にこちらからどうしてと質問したいです」

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