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2007年3月24日 (土)

ペルー戦、オシムはいかに中村俊輔を使うのか?

本日のペルー戦、個人的な注目は、やはり「オシムが俊輔をどういう使い方をするか?」ということだろう。
ナンバー671号のオシムインタビュー(聞き手:杉山茂樹、めずらしくいい仕事してます)で、俊輔を使う場合のバランスとして、いろんな選手を俊輔の周囲に配置する必要があると言っている。その主な内容として

・上下動を繰り返すことができるサイドのスペシャリスト
・俊輔のクロスに合わせることができるFW
・サイドチェンジを受けるために逆サイドにもう一人のFW(おそらくドリブルで勝負できるタイプ)
・俊輔の背後をカバーするフィジカルの強い選手(鈴木啓太や阿部など)
・トップ下
付近にゲームをよく知っている選手(遠藤や中村憲剛)
「中村はパッサー、ドリブルでは抜けない。彼らのサポートが必要となる。つまり、俊輔のために他の選手は走らなければならない。さらに、守備の際に生じる一人死んだ状態を解決する流動性がチームに求められる。

セルティックでは、俊輔は、その攻撃センスを最大限発揮できるようなバランスでサッカーすることができる。もちろん、オシムも、それ(俊輔システムとでも呼べばいいかもしれない)をやろうとすればできるはずだが、おそらく、ペルー戦ではそうはならないはずだ。
今回、オシムは海外組を絶対に呼びたいとは思っていなかったと思う。それは海外組の体調の問題が一番大きい。できれば時間が取れるアジアカップ本大会にて海外組を集中的にチームに組み込みたかっただろう。しかしドイツW杯で惨敗した影響で代表人気に陰りが見えている状況で、「海外組を呼んでくれ」という強い要請が協会幹部(特に川淵)からあったはずだ。さらに前日会見で、話題が海外組に集中してることにいらだってもいるようだ。実際に、海外組を呼ぶ前には売れ残っていたチケットも「海外組招集決定」の影響で指定席は完売している。このペルー戦、「勝ち試合より負け試合から多くのことを学べる」とするオシムの考え方では、必ずしも快勝する必要はないはず。ここで俊輔に大活躍されて、さらに視聴率も好調であれば、次回から、さらに強い川淵キャプテンからの「海外組を招請しろ!」という要請が繰り返されることだろう。それは海外組の体調を害しクラブでの地位を危うくさせ、将来的に見れば日本サッカーのためにはマイナス面が多い。それを理解しているから、オシムは、この試合、あえて俊輔システムを取ることはないはずだ。おそらく、システム的には、これまでのオシムジャパンと全く変わらないシステムに俊輔を放り込むだろう。そのことは俊輔も理解しているようだ。
スポナビの記事の中で俊輔は「明日は大変だと思う。ペルーはそこそこやるだろうけど、結果も求められる。その中で監督が考えていることも表現していかないといけないし、明日は大変。逆にいえばミラン戦とかより大変。やることが多いというか」
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/headlines/20070323-00000045-spnavi-socc.html

おそらく俊輔は、セルティックにいる時よりもかなり多くの守備面でのタスクを負わされることになるはずだ。さらに、天気予報は雨でピッチ状況も悪くなるだろう。俊輔がマークする相手の実力次第だが、間違いなく俊輔にとって「大変な試合」になる。オシムは、この機会に「俊輔がギリギリまで追い込まれた時に、どういうプレーをするか」を注意深く観察するはずだ。俊輔はCL決勝Tでのミランとの2試合で、ほぼ完璧に封じ込められた。大きな課題が彼には残されたが、スコットランドリーグでは、その課題を解決することはできないはずだ。だが、このペルー戦でオシムが与える課題は、俊輔がもう一段階上に行くためには必要なものになるような気がしている。

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