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2007年2月

2007年2月25日 (日)

PRIDE33速報(ラスベガス)

ラスベガス、トーマス・マックセンターより、PRIDE33 THE SECOND COMING、なおセカンド・カミングには「キリストの再来」という意味もあるそうだ。

冒頭から高田総統登場「ハロウ! アメリカ!」。やはり英語はグダグダ(苦笑)。オープニング映像などは、佐藤D作でも、やはりアメリカ向けな感じ。客席は空席も目立つが、アメリカらしく、これから埋まっていくのだろう。
なお

第1試合 ヨアキム・ハンセン○ vs ●ジェイソン・アイルランド(3R、2分33秒、アームバー)
1R、ファーストテイクダウンはジェイソン、いいローも出していた。だが、後半盛り返したハンセンのラウンドかな。ハンセンは、やはり頭をそり上げていた方が凄みがでる。
2R、スタンドの首相撲からヒザを連打するハンセン。グランドに逃げてもパウンドをたたき込み、何度か間接を極めにかかるが、ジェイソンもなかなかしぶとい。
3R、もうばてばてのジェイソンに処刑人らしくヒザを連打していくハンセン。最後は三角絞めからアームバーに移行してハンセンの勝利。1試合目からいい試合でした。

第2試合 三崎和雄● vs○ フランク・トリッグ(3R、0-3判定)
1R、サイドポジションからバックを取られて執拗にコツコツとパンチと首を狙われ続けた三崎、1Rは完璧に取られました。
2R、またサイドを取られた三崎、バックマウントは抜けた。どうやらスタンド勝負でしか勝機がなさそう。スタミナ切れかかっているが、トリッグはさらにテイクダウンをとる。
3R,またテイクダンを取られる三崎。終始、上をキープされる。効果的なパウンドはそうないが、ポジションニングで圧倒された三崎の完敗でした。しかし、これで三崎はウエルターGPの貯金(あったのかも疑問だが)を全てはき出してしまっただろうなあ..。

第3試合 トラビス・ビュー● vs○ ジェームス・リー(1R、39秒、フロントチョーク)
中村和裕のケガにより急遽カードが変わったため、煽りVはなし。右ジャブがカウンターで入った後、チャンスを逃さずたたみ込んだリーが完勝。トラビスは何もできずに終わる。

第4試合 アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ● vs○ ソクジュ(1R23秒、TKO)
ロー、右ハイキックからの左フック1発でソクジュがホジェリオをKO。いやあ、この負け方は驚きました。しかし、試合が短すぎてソクジュの実力がよく分かりません。スタンドがかなりのレベルにはあるんだろうが..。それにしても、これでしばらくホジェリオのタイトル挑戦はなくなってしまった。待たせすぎで可哀想な気もする。

第5試合 桜井“マッハ”速人○ vs ●マック・ダンジグ(2R、4分1秒、KO)
1R、ダンジグはキング・オブ・ザ・ケイジの元ライト級チャンピオン。開始からいいローを入れてるマッハ。スタンド勝負ではマッハは盤石の展開のようだ。ダンジグは寝技で一発があるかもしれないが..。
2R、1Rに引き続き重いローを入れていくマッハ。ダンジグがフックを打ってきたところにカウンターの右フックをぶち込んでマッハ激勝。

第6試合 セルゲイ・ハリトーノフ○ vs● マイク・ルソー(1R,3分46秒、アームバー)
ロシア軍人vsアメリカ警察官の対戦、なんとか崖っぷちのハリトーノフに勝ってもらいたいところだが..。煽りVはセルゲイの部分しか放送してませんねえ。元々はGアイブルが相手だったらしいが、その影響でしょう。
1R、ローが一発入れられて以降、スタンドではへっぴり腰になったルソー。しかし、テイクダウンからの圧力やグランドでのコントロール能力はありそうだ。ローを払われてからテイクダンを奪われるハリトーノフ。ぽっちゃり体型のルソーに上に乗られて苦しい体勢が続く。しかし、下からのアームバーでタップアウト。まだ試合勘が戻ってないようだが、ともかく再起戦を飾った。

第7試合 マウリシオ・ショーグン○ vs ●アリスター・オーフレイム(1R、3分27秒、TKO)
ボディへのヒザを入れられてから少し動きが落ちたショーグン。アリスターのスタンドに苦労している。解説のTKは「アリスターの調子の良さ」を指摘。なかなかテイクダウンを取れない。しかしテイクダウンを取ってからは、ショーグンのペース。スタンドの状態から飛び込んでからの右のパウンド一発でアリスターをKO。やはり強い。
ちなみにここから試合後のリング上で勝者インタビューが行われていく。

第8試合 五味隆典● vs ○ニック・ディアス(2R、1分46秒、フットチョーク)
五味より10cm身長で上回り、プロボクシング経験を持ち、さらにシーザー・グレイシー仕込みの柔術の技術を持つディアスは、五味にとって相性最悪だったのかも。
1R、ディアスのジャブにタックルを合わせる五味。パウンドを打ち込んでいく。ガードから三角などを狙っていくディアスに手こずっているようだ。五味はスタンドに戻った後、右フックをぶち込み、さらにパウンドをたたき込もうと襲いかかる。しかし仕留めることはできずブレイク。スタンドでディアスの鋭いジャブが五味を的確に捉えていく。3分30秒すぎから五味は、そのパンチのダメージで、ふらつきはじめる。かなりパンチをもらった五味、最後はいつKOされてもおかしくない状態だ
2R、チャンピオン五味をアメリカ人が追いつめてることで会場はかなりヒートアップしている。ディアスはスタンドで五味を追いつめる。だが五味が強烈な右フックを返すとディアスの顔面が切れ、ドクターチェックが行われるが続行される。スタンドのパンチ勝負では不利な五味はタックルからテイクダウンを奪うが、ディアスが五味の首に足を絡ませて固めてしまう。フットチョークで五味はタップアウト。五味、まさかの敗戦。それにしても五味と柔術家は、よっぽど相性が悪いのだろうか。最大の敗因はスタンドのボクシングでディアスに打ち負けたことだ。リーチの長さとテクニックで上回ったディアスに五味は完敗。UFCのライト級とウェルター級のレベルの高さが証明されてしまったのかもしれない。アウレリオにはなんとか再戦で勝つことができたが、ディアス相手では、かなり厳しいかもしれない。

第9試合 ヴァンダレイ・シウバ●vs ○ダン・ヘンダーソン(ミドル級タイトルマッチ、3R、2分8秒、TKO)
シウバの入場曲が変わった?
1R、スリップからテイクダウンを取ったシウバ。だが効果的なパウンドを入れることはできずにブレイクとなる。スタンドでは互角か。ダンの変則的で強烈なフックはかなり効果的に見える。4分過ぎ、シウバが左フックを当ててたたき込もうとするが、ヘンダーソンも打ち返しているうちにゴング。このラウンドは互角。(ちなみにラスベガスではドロー裁定もあるそうだ)
2R、シウバのパンチをかいくぐり組み付いてテイクダンに成功するダン。ガードの上からパウンド、肩パンチを打ち込んでいく。シウバの下からの十字も成功せず。終始、上のポジションをキープしたダンのラウンド。
3R、ダンのタックルを返したシウバがダンの首をとってがぶる体勢になる。通常のPRIDEルールなら、ここでシウバはヒザを頭部へたたき込むはずだが、ラスベガスでは4点ポジションでのヒザは認められていない。そこでバックを取りに行くシウバ。だが、ダンに逃げられてしまう。スタンドでバックブローを当てたダンが一気にシウバを追いつめ始める。ダンの右ストレートが効いた。そこから返しの2発目の左フックでダンがシウバをKO。会場は大騒ぎ。日本とブラジルののシウバファンは、おそらく愕然としただろう。会場からは「USAコール」が起こっている。(試合後のコメントだと、ダンは試合中に右腕を骨折していたようだ)

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セミのディアスとともにダンヘンも激勝。アメリカ人にとっては「神興行」になったかもしれません。前回があくまで「顔見せ」だったのに対し、今回は、番狂わせが多すぎたような気もしますが、PRIDEらしい興行でした。
それにしても、DSEが売り出そうとしたシウバ、五味の両チャンピオンが負け、さらに新チャンピオンになったダンも骨折で、しばらくは出場できないとなると、これからの展開が難しいかもしれません。これでアメリカ市場にPRIDEは、かなり食い込んでいけるでしょう。しかし、次の展開は難しい。今頃は、榊原社長も、かなり頭を痛めているところでしょう。

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PRIDE33公開計量&前日会見の動画

ラスベガスのシーザーズパレス・パレスボールルームにて行われた公開計量&会見の模様の動画(約41分)があります。
http://www.sherdog.com/videos/videos.asp?v_id=1095

相変わらず高田総統の英語はグダグダでした。11:00~からの生中継でもやはりグダグダな英語が聞けるのでしょうか(苦笑)

今回、スポーツナビでやるようなので、必要ないかもしれませんが、途中で寝てしまわない限り、速報をやる予定です。

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2007年2月17日 (土)

大丈夫か!!スポーツメディア(記事抜粋・資料)

エル・ゴラッソ、352,353号、元サッカーマガジン編集長・伊東武彦インタビュー(聞き手・平野史)より。伊東氏・略歴(87年よりサッカー専門誌編集記者、98年より04までサッカーマガジン編集長、04年11月より「アエラ」編集部所属)

・ジーコジャパンの4年間は活発な議論が失われた時期だった
・トルシエの時はサッカーメディア的に非常に活気があった
・98年はサッカーメディアにとって大きな節目となる年だった。サッカー専門誌は情報発信のスピードアップを図った。中田英がペルージャに移籍し、CSなどの映像メディアが伸び始めた。ワールドサッカー系の雑誌の売り上げも伸び始めた。(情報の速効性と専門性が求められた)。さらに映像とインターネットでファンの方が早く情報を取り入れて、知識も豊富な時代になり、試合結果などの一次情報が基幹だった専門誌(報告ジャーナリズム時代)も大きく変化することになった
・その変化に対応するため98年からは「サッカーマガジン」では「特集主義」をやった。時代を生き残るための一つの実験だった。
・サポーターズライター、応援記事の増加。批判精神も含めて「何を見ているのか?」、その視点が希薄なので「頑張れ!」という応援記事ばかりが増えて行く。Jリーグだけでなく代表記事でも、その傾向が強まった
・記事のブログ化。本来、ライターや記者は編集者やデスクといろんなやり取りをしながら取材の仕方や原稿の書き方を覚えていく。しかし、メディア内部でシステムの簡便化が進み、ちゃんとした訓練を受けないままライターや記者が育っていく。原稿もあまりチェックされないで活字化されてしまうこともある。原稿を書く上で、編集者やデスクの目を通して話し合うことは、ベテランのライターにも必要なこと。しかし、そういう作業がなくなっている。自己完結でUPされるブログのような記事が増えていく。感情のおもむくままに書いた原稿が目立ってきた。質が低下した。
・サッカーを語る上で必要なのは、サッカーのプレーと一緒で冷静に熱くなること
・メディア側の批判精神の萎縮。川淵三郎批判について。川淵個人を批判するのは簡単。しかし、ジャーナリズムの役割は個人を批判することではない。川淵に権力を集中させたシステムに問題がある。専門誌の役割は個人批判ではなく協会の有り様やシステムに切り込んでいくこと。ところが専門誌は、そこに切り込めていない。メディアは萎縮してはいけない。読者とも報道される側とも緊張感をもつべき。
・ナンバージャーナリズム(選手から本音を聞き出して、その証言を元にして構成していく)。金子達仁氏から始まった。この手法をおしなべてノンフィクションと呼ぶには違和感がある。さらに選手一人の語り口で物事の全てを語ろうとする記事もある。「検証」というものがないため、その手法は非常に危険である。上っ面だけ金子スタイルを真似た原稿が増えた
・様々な訓練を受けていてきっちりと検証できて独特の視点を持ち、物怖じせずにはっきりと書く。そういうライターや記者が少なくなってきた。読みたい記事を待っている読者に応えられなくなってきているのではないか
・記事のスピードアップと取材費の減少が原稿の質を落としている。良い原稿を書くためには、ある程度の時間と金が必要。今のように情報の洪水状態では、土を耕して種を蒔き水をやるような手法が問われているのではないか。しかし、金と時間がないので、水たまりに浮いた落ち葉をすくうような作業しかできない。

今の日本サッカーについて
・下の世代を見ていると「標準化」が進んでいる。トレセン制度の細かい網にすくい上げられた子供たちにされる指導・プログラムによって標準化が進んでいる。そのことは自分の武器を持って世界で戦えるトップ選手を育てるということでは疑問だ。そのために指導者が標準化しないことが重要「この子には、まだこれを教えるのは早い。これを教えると良い部分が消えてしまう」という判断が地域の指導者にできるかどうか。
・協会の狙いはエリートプログラムで育った選手で日本代表を構成しようという点だろうが、むしろ将来の代表に非エリートがどれだけいるかが、日本代表の強さの指標になる。
・今の基本と言われるアイコンタクト。かつての読売では、目を見てパスを出したら相手に読まれてしまうから、目を見ずにパスを出していた。
・集団文化。プロは個人が自分のプライドと生活をかけて戦うからまとまれる。結局のところ、日本にはそういう集団文化が育っていない。トルシエ時代の問題もジーコ時代の問題も、実はそこにあるのではないか?
・中田が浮いていた。小野がいじけていた。そういう話はあまりにも幼い。そして彼らの本音に迫らないまま、伝聞と印象でただその現象を書くのでは、去勢されたジャーナリズムと言われても仕方がない。

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2007年2月13日 (火)

日本代表候補トレーニングキャンプメンバー(2/15~19@千葉)

■GK:
川口 能活1975.08.15 180cm/77kg ジュビロ磐田、
山岸 範宏1978.05.17 185cm/84kg 浦和レッズ
※川島 永嗣1983.03.20 185cm/80kg 川崎フロンターレ
※林 彰洋HA 1987.05.07 192cm/83kg 流通経済大学

■DF:中澤 佑二 1978.02.25 187cm/78kg 横浜F・マリノス
坪井 慶介 1979.09.16 179cm/67kg 浦和レッズ
田中 マルクス 闘莉王 1981.04.24 185cm/82kg 浦和レッズ
阿部 勇樹 1981.09.06 177cm/77kg 浦和レッズ

今野 泰幸 1983.01.25 178cm/73kg FC東京

■MF: ※橋本 英郎 1979.05.21 173cm/68kg ガンバ大阪
羽生 直剛 1979.12.22 167cm/63kg ジェフユナイテッド千葉
加地 亮1980.01.13 177cm/73kg ガンバ大阪
遠藤 保仁 1980.01.28 178cm/75kg ガンバ大阪
中村 憲剛 1980.10.31 175cm/66kg 川崎フロンターレ
鈴木 啓太 1981.07.08 177cm/67kg
浦和レッズ 駒野 友一 1981.07.25 172cm/76kg サンフレッチェ広島
野沢 拓也 1981.08.12 176cm/70kg 鹿島アントラーズ

※相馬 崇人 1981.12.10 176cm/74kg
浦和レッズ 佐藤 勇人 1982.03.12 170cm/67kg ジェフユナイテッド千葉
田中 隼磨 1982.07.31 174cm/64kg 横浜F・マリノス
山岸 智 1983.05.03 181cm/77kg ジェフユナイテッド千葉
※藤本 淳吾 1984.03.24 173cm/69kg 清水エスパルス

■FW:播戸 竜二 1979.08.02 171cm/65kg ガンバ大阪
巻 誠一郎1980.08.07 184cm/81kg ジェフユナイテッド千葉
我那覇和樹 1980.09.26 182cm/77kg 川崎フロンターレ
高松 大樹 1981.09.08 183cm/75kg 大分トリニータ
佐藤 寿人1982.03.12 170cm/67kg サンフレッチェ広島
※矢野 貴章 1984.04.05 185cm/74kg アルビレックス新潟

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2007年2月13日、オシム監督会見

川淵 今年も(2月)15日から日本代表の合宿が始まりますが、多くの大会がキリンビールさまのサポートの元に開催されます。キリンビール株式会社には心から御礼申し上げたいと思います。今日は久しぶりにオシム監督との記者会見ということで、皆さん方との質疑応答がどういう風に繰り広げられるのか、私自身が非常に楽しみにしています。皆さんも手ぐすね引いて質問を考えてきたと思うので、ぜひ私自身も楽しませてください。

加藤 キリングループでは8年にわたる日本代表のオフィシャルスポンサーの契約を更新しました。今まで1987年からサポートさせていただいて、約30年間キリンは日本代表を支援してきました。今月23日でキリンは創業100周年を迎えるのですが、実にわが社の3分の1はサッカーの日本代表とともに歩んできたんだなと実感しております。今後はよりいっそうのサポートをしていきたいと考えております。2007年の日本代表は3月に予定されているペルー戦を皮切りに、ぜひ好調なスタートを切って、リズムに乗ってほしいと期待しています。7月には3連覇を目指すアジアカップも始まります。その直前の6月にキリンカップが壮行試合として予定されています。非常に重要な戦いになるということで、善戦を期待しています。

――3月24日のペルー戦について抱負を聞かせて下さい

オシム どんな試合になるのかということなので、一言でいえば、エレガントな試合になればいいと思っている。しかし、それは今ここではまだお約束できない。しかし、ここで今初めてキリンさんがこれほど長い間日本代表を支援して下さっていると知って、今後未来にわたっても何も心配することはないなという感想を抱いた。例えば結婚生活にたとえると、30年ほどうまくいった夫婦というものは、まあ長すぎるかもしれないが(笑)、今後大きな破たんはなさそうだ。予想はできないが、あまり心配する必要はないのではないか。今後も皆さんとの協力関係はよろしくお願いしたいと思っている。これまでのご支援の感謝の気持ちとして、創業100周年にキリンさんにおめでとうと申し上げたい。

――エレガントな試合になればいい、ということでしたが、具体的にどういったところを多くの方に見せたいと考えていますか

オシム ユニホームがエレガントになる(笑)。試合の内容がエレガントになるとはお約束できない。エレガントにしようと思っていても、試合がいったん始まってしまうと、必ずしもそうなるとは限らない。試合が終わってみて、エレガントだったのはユニホームだけだったとならないようにしたい。

欧州組を呼ぶ前に、国内組を鍛えなければならない

鋭い眼光を記者に向けるオシム監督【 スポーツナビ 】 
――ペルー戦ではヨーロッパのクラブでプレーしている選手たちを呼ぶつもりはありますか

オシム どの選手を呼ぶかは聞かない約束だったのでは?(笑) その前にあさってからの合宿がある。それが終わってから考えることになる。ヨーロッパでプレーしている選手たちについては、これまでにも何度か言っているように、いつでも彼らを戦力として計算している。ジョーカーをゲームの最初の方に出してしまうのはよい手ではない。切り札というのは適切な時に使えるようにとっておくのが一番いい。早過ぎる時期には使わない。まず切り札を切る前に、彼らを使わなくてもいいように、日本国内でプレーする選手を鍛えなければならない。その上で(ヨーロッパ組を)使うかどうかを考える。ヨーロッパでプレーする選手を呼んでより良いチームができるのかどうか、呼ぶとすればどのように呼ぶのか。私の個人的な考えだが、一番良いのは、日本のチームを作るということは、「ヨーロッパからあの選手を呼ぶのですか、呼ばないのですか」と皆さんから聞かれる必要のないチームをなるべく早く作ることだ。

――本来強い相手と戦うことを望んでいたということでしたが、対戦相手がペルーということについては満足していますか

オシム 一番良いのは例えばブラジルであるとかドイツであるとか、世界最強のチームと試合をするのが良いのだろうが、そう簡単に組めるわけではない。それから、今の質問はペルーを過小評価しているように聞こえたが、そうなのか? ペルーがどんなチームか調べた上での質問ならば、ちゃんとお答えしよう。ペルーが簡単な相手なのかどうか。ペルーだけではなく簡単に勝てる相手はこの世界にはなかなかいない。つまり、今はどんな国の代表チームであろうと、必ずこのチームには100パーセント勝ちますと言えるような相手はどこにもいない。だから、勝ってほしいという皆さんの気持ちは分かるが、それを100パーセントやれるという約束はできない。代表チームだから、どんなチームだろうが、必ず勝てる相手というのはない。そこがサッカーの面白いところでもある。どんな結果になるかは予想できない。それが魅力でもある。

(ペルー戦は)楽な試合にはならないということだけはハッキリしている。ペルーという国の名前だけでなく、選手名簿を見てほしい。代表選手がどこの国のどのクラブでプレーしているか。それを見ればペルーがどんなチームかということ以上に、リスペクトしなければいけないチームだと分かってもらえると思う。
 日本の代表選手にとっては良い試合をするチャンス、そういう相手と考えていい。結果がどうなるかは分からないが。特にアジアカップの数カ月前に行われるタイミングなのだから、アジアカップでの戦い方の具体化をそろそろ始める時期。ペルーがベストメンバーで来ることを期待している。ペルーがどんなメンバーで来るかはここで私が言わないで、皆さんに調べる余地を残しておこう。

――8月と10月の強化試合でどんなチームと対戦したいか

オシム スポンサーとサッカー協会の担当者と相談して、知恵を絞ってなるべく魅力的な相手を連れてきてほしい。だが有名で人気のあるチームを呼んでくるのは難しい。だからどんな相手でも全力を尽くす。その相手と真剣勝負することによって、日本サッカーの実力がどこまできたか物差しになる。相手を選ぶ権利は川淵さんとスポンサーに決めていただくようにお願いしたい。個人的な考えでは、日本が絶対に勝てる相手を探してきてくれと言いたいが、さっき私が否定したばかりだから難しい注文だ。

――何度も聞かれているかもしれませんが、今年1年どういうチームにしていきたいか目標を聞かせてください

オシム スローガンの「ALL FOR 2010!」にふさわしいチームを作る。先ほど(広報が)説明した、それが答えだよ。最終目標はワールドカップ(W杯)、それにふさわしいチームを作る。その途中にいくつかの障害物、ポイントがある。アジアカップはある意味で日本の実力を測る指標になる。つまり、W杯のアジア予選の予行演習になると考えることができる。アジアカップの決勝トーナメントの上位に出てくるようなチームが、W杯の予選でもライバルになるだろう。今回は良い経験になるし、チャンスだ。目標のためにアジアカップも活用するということだ。

――先ほどヨーロッパ組はジョーカーで、適切な時期に出すということを言っていましたが、アジアカップは適切な時期と考えていますか

オシム それはこちらの事情だけではなく、向こう(ヨーロッパ)のスケジュールにも合わせなければならない。あまり長い話をしたくはないのだが、皆さんがヨーロッパから選手を呼びたがっているのは分かる。だけど、呼んだらどうなるかという“副作用”を考えてほしい。例えばヨーロッパでプレーしている、ある選手を呼んだとする。日曜に(クラブで)試合があって月曜日に出発したら、成田に着くのは火曜日になる。火曜日の夜に着いて、直行してトレーニングができるか。あるいは水曜の試合にぶっつけ本番で出るか。呼ぶならば出てもらう。いいプレーをしてもらいたいが、そういう状況がある。飛行機の中で寝られなかったり、時差の問題、疲れている、そういう状況でプレーしなければならない。呼んだからにはいいプレーしてほしいだろう。その結果どうなるか。試合はともかく、終わったらすぐにヨーロッパに戻らなければいけない。それで給料をもらってる自分のクラブに合流する。ヨーロッパはどんなに競争が厳しいか皆さんご存じのはずだ。監督には権限がある。誰を使うか、遠い日本まで行って疲れている選手を使うかどうか。大阪と東京の往復とは違う。ヨーロッパなのだ。(ヨーロッパと)日本を往復してきた選手が、正常なコンディションで次の試合に臨めると監督が考えるだろうか? レギュラーの選手なら、ひょっとしたらポジションを失うかもしれない。そこでレギュラーを失った選手はもう2度と(代表に)呼べないわけだ。どうしたらいいか、皆さんの知恵も借りたい。私の考えを理解してほしい。もしヨーロッパでプレーしている選手がスーパーマンだったら話が違うが。それならば呼んでも問題ない。(質問を打ち切るように日本語で)アリガトウ(笑)。

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2007年2月12日 (月)

フットボールカンファレンス#2(非常におおまかな抜粋)2007年1/6大阪

田嶋幸三
ポジティブな面
2005年コンフェデ、ギリシャ戦、ブラジル戦、ドイツ戦
・スキルを生かした攻撃、スキルを生かした中盤の組み立てができた。特に中田英、中村。将来世界トップ10に入るためには、日本人の特徴であるスキルを生かしてつないでいくということが必要だ。

・前を向いての1対1、1対1の場面で、良い形でボールを持てば、ブラジル、ギリシャといたトップレベルのディフェンスもかわすことができる。加地、柳沢、玉田
しかし、本当に中盤でプレシャーをかけられた時に、それを実現することができるか?

・動きの質と量、攻守の切り替えの際、チャンスと判断した時に、数名ではなく5人、6人とからんで攻撃するという世界レベルの意識が近づいてきた

課題:
・フィニッシュの精度、ストライカー不在は10年以上言われていることです。どう取り組むか、FWだけの合宿やGKと合同の合宿をやっている。これらを継続してやっていきたい。完全に崩したにも関わらず、得点につなげることができなかった。

・長身のディフェンダーがいない。田中誠、宮本、茶野、他の選手、GKも含め170cm台がほとんど。こういうフィードバックはジーコにも伝えた。コンフェデの後、川崎Fのミノワ(188cm)という選手を選んだが、ジーコの順列には最後入らなかった。そこでどういう対策をしたかというと、まずクロスをきちっと上げさせない。DFはきちっと視野を確保して、いいポジションで自由に相手にやらせないという視点でやってきた。身長の高い選手は動きが遅く見えたりするが足下の技術がないように見えるが、そういう選手もきちっと育成していくことも考えていきたい。

・球際の強さ、球際での1対1の競り合いで負けることが多い。球際の厳しい1対1を実行しない。他の国と比較し、通用してるのは中田英のみ(あとは今野ぐらいか)。これを解決するには審判とのからみで解決していくしかないんじゃないかと思っている。
Wユースで中村北斗がオランダのクインシーにやられたシーン、ショルダーチャージで行ってる。このショルダーチャージはトレセンとかでも指導してきた。しかし中田英などは腰とかで行ってる。コンタクトの方法が違う。日本サッカー全体で変えていかなければいけない問題もあるんじゃないかと思っています。

・コミュニケーション、コミュニケーションができないためにヨーロッパから帰ってくる選手もいます。英語ができないとかそういう問題ではなく。試合中に自分の意見を言うことができなかったりとか。お互いの意見をフランクに言い合うことができない。試合中に自分の意志を伝えることが下手。他の国と比較して差の見られる部分。ルメールが2000年のユーロ決勝で、イタリアの左サイドが手薄になっていた時に「監督がそこを攻めるように指示したのか?」と質問したら「あれは選手達が自分達でやったんだ」と誇らしげに言った。フランスは、そういう意味でレベルの違うサッカーをしていたんだなと思う。そういうところまで日本も持っていかないといけない。
・ジーコ監督に関して「早すぎたのではないか?」という意見がある。「もっと成熟して自分で判断できる選手が多くなった時に、ジーコだったらもっと良かった」んじゃないかという方がいたんですが、そういう意味では「やれるものは早くやった方がいい」ですし、それに対応できなかったのが分かったことも、それは事実です。自由と自分で判断するバランスというものを、僕らが指導していくべきじゃないかと思いました。

・コンディション、ドイツ戦がピークになってしまった。フィジコ里内コーチがすごく反省している。ジーコのやりたいサッカーをこのドイツ戦で見せてくれました。得点場面も含めて。しかし、あの1戦で、空気が、日本国内はもちろん、地元メディアも含めて「日本が優勝候補ではないか」という風に変わった。それが選手たちにも伝染した。技術委員会では、グループの中では3番目か4番目の実力だろうと思っていました。根拠はヨーロッパでプレーしている選手が何人いて何人レギュラーなのかということです。オーストラリアは150人近くがヨーロッパでプレーしています。クロアチアやブラジルに対しては説明する必要もないでしょう。我々も10名近くがプレーしていますが、残念ながら中田英もレギュラーではなかった。レギュラーが非常に少なかった。本来であれば一番の挑戦者として向かわなければいけなかった。しかしドイツ戦の善戦で「優勝候補」のような空気になり、そのまま本戦に突入してしまった。そこは反省しないといけない。イタリアやフランスもグループリーグではあまり良くないが結果を残している。そういう点も足りないだろう。ジーコは「W杯前に2試合したい」1つは強くてうちが負けてもいい相手にしてくれ。そこでドイツです。2試合目にマルタ。ジーコが高校生とやっているように、自分達が点を取って盛り上がっていけるような相手。しかし、ドイツ戦の善戦で狂ってしまった。

・アジアと日本の差
悪いコンディションで雑な試合をしても、アジアでは勝てる(相手が崩れる)。W杯ではそれができない(相手が最後まで崩れない)。今回、ヨーロッパから選手を招集しながら予選を戦ったのは初めてです。必ずしも、いいコンディションではありませんでした。しかし、そういう中でもアジアでは結果を出せたが、W杯では、それほど甘くはなかった。

・オジェックに言われたのですが、現在のストロングポイントを、もっと伸ばさなけくてはいけない。いつもネガティブなポイントを修正するばかりではなく。短い時間かもしれないけど、世界に通用する部分が出てきました。そういう部分を伸ばして、その上で、日本の良さ、特長を生かした闘い方を追求していく。

・日本スタイルの確立
世界のサッカーの分析→足りないものを強化
日本の長所を活かす。強いメンタリティ、切り換えの速さ(攻守でのポジショニング)、コレクティブ、ディシプリン。数的優位での攻守。ボールと人が動く。

代表チームの強化
・その時にメンバーを集めて闘うだけではない。そんな簡単なものではない。それだけでは世界トップ10のレベルに到達できない。
★★さまざまな改革を重ねて~総合的なアプローチで地力を上げる
・47FA法人化、キッズプロジェクト、国体少年の部U-16化、指導者登録、トレセン改革、再教育の充実、エリートプログラム、JFAアカデミー福島、等々

技術委員長になってからの4年間、いろいろありました。アジアカップの優勝などもありました。A代表だけでなく、五輪代表なども見てきました。いろいろ努力はしてきました。結果が悪ければ、いろいろ言われるのは事実でしょう。これからもいい時や悪い時があると思います。しかし、これからも夢に向かって一緒に行きましょう。

布啓一郎(JFA-TSGの分析)
サッカーは生き物で、どの国も課題を見つけ前進した中で、2002W杯よりも進化した大会でした。2006W杯はヨーロッパで行われた大会で、さらにCLからもより長く休息を取った中で行われた大会でした。
ベスト8の内6カ国が優勝経験国。さらに選手層の厚さもあった。各国が2002W杯の教訓を生かしたチーム作りをしてきた。
2002年は日本にとって気候的な状況も含めてホームだった。伝統国・強豪国が敗退していった。しかし2006年は、その教訓を生かしてヨーロッパがホームという状況で、大きなサプライズはなかった。

・またキーワードとして「甘えの許されないサッカー」ということがあげられる。高度な技術、闘う姿勢、ハードワークの3つを高いレベルでベースとして持っている。何かを免除されるスーパースターはもはや存在しない→スーパースター観の変化。

・アジアの敗退、今大会のような条件では実力がそのまま結果にむすびついた。アジア内の闘いで通用しても、世界では通用しなかった。

攻撃の面で
1:ダイレクトプレー、攻守の切り替えの早いサッカー。守備の整備によってカウンターからの得点は減少。相手の背後を突く意識は優先順位の一番→サッカーの成熟。カウンターを受けない守備の改善。相手が守備を構築した中でも、一番ゴールに近いプレーを行う。ミドルシュートが注目された。またオフサイドルールも変更されたので、ラインを高くして守るチームはそれほど多くなかった。しかし、ラインをただ下げてるだけのチームは敗退した。20m以上の距離から当然のようにゴールを狙えることが行われていた。

2:ボールを保持しながら積極的にゲームを支配。幅と厚み。シンプルな技術の質(ファーストタッチ、パススピード)→日本は特別なことで負けたのではなくシンプルな技術が不足していた。
相手に支配されると精神的・体力的に消耗して90分間持たない。ゲームを支配する。ボールを失わない。攻撃はDFを開かせるために、サイドを有効に使っていく。また厚みも使っていく。CFが深い位置を取る。またGKも含めてボールを失わない。
サッカーは派手なプレーは少なくて、シンプルに止めてパスするということが繰り返されている。
動きの中で行われている。動きの中で状況を見て、一番いいところにファーストタッチを持っていく。一番いいところに精度の高いパスを出していく。そういうことがボールをポゼッションするためには非常に大切だ。

*得点に至る攻撃に要した時間(ボールを奪ってからの)
2002年はボールを奪ってから10秒以内での得点が53%あった。2006年では3割に変化した。まずカウンターを狙っていくんだけども、守備が良くなっていて、カウンターを受けないようになっている。でも、簡単にボールを失ってしまうと自分達が消耗してしまう。カウンターがうまく行かない時には確実にボールをポゼッションしていくということが行われた。
今大会はDF(GKも)の技術の高さが目立った。安易にクリアしないで攻撃につなげる。ボールを失わないためにも、DFであっても、スキルの高さは必要不可欠であると言える。

ボールを失わなずに相手ゴール前まで運ぶためにはスキルの高さが必要不可欠である。今大会を勝ち上がったチームは当たり前(止める、蹴るプレー)のプレーを非常に高いレベルで行っていた。

ボールを失わないためには、相手のプレッシャーを回避できるだけのパススピードが重要である。早いパススピードによりボールを受ける選手のプレーエリアが確保される。

*得点に至る攻撃時のパスの本数
ボールを奪ってからパス3本以内に得点に至ったのは2002年は55%だった。(短い時間で得点を奪っていた)、2006年は40%になっている。

*モビリティー(活動量、運動量、動きの質)
・守備を固める→守備の薄い所を攻める→スペースを自ら作り出し使うための質の高いモビリティー(ボールをコントロールする質は高いが、動きの量と質の欠如したブラジルの敗退)
組織化されたディフェンスを崩すためにボールを持たない人の動きが重要。そのためには、ボールよりも前に多くの人がいる必要がある。ボールより前に出て行くだけの運動量も必要。
(準決勝ドイツ対イタリア戦でのデル・ピエロのゴール、自陣ゴール前から一気にドイツゴール前まで上がっていって見事なループシュートを決める)

*ゴール前の質
・ラインを高くして守るチームが少なかった(GKとの1対1の場面の減少)
・クロスの有効性
・個の能力(シュートの能力や精度、ラストパスの精度)
やはり一番重要なのはゴール前の質である。勝負を決定づけるゴールを奪えるかどうかは、シュートのうまさなど、ゴール前の狭いエリアの中でも安定した技術を発揮できるかによる。このエリアの中で決定的な仕事を出来る選手がいないと勝ち上がることは難しい。
今大会、得点の多かったミドルシュートも、両足で打てるとその幅は広がる。
・ゴール前のコンビネーション

*守備
1:ボールを奪いに行く。
・前線から意図的にボールに制限を加える。(ゲームを支配されると体力的にも精神的にも消耗)
・奪われたら奪い返す(個人の責任)→攻撃へ。また奪い返しに行く→相手のカウンターを阻止する。
・チームで連動する(組織の役割)
今大会はボールを奪いに行く意識が非常に強かった。その結果、プレッシャーが非常に厳しく、「甘え」が許されないサッカーが展開されていた。また、このような守備はポジションに関わらず行われており、それはスーパースターといわれる選手であっても同様であった。ハードワークしないと全体でプレッシャーをかけることはできません。

2:緻密な守備を支える個人の守備能力
・ボールに寄せ身体を当てていく
・(ボールを奪う)チャンスを逃さない判断と決断力
・守備範囲の広さ(全員がハードワーク)
相手がいい状態だったらむやみに飛び込むなと言いがちだ。しかし、今回のW杯では、身体を寄せて当てに行くような守備が多く見られた。
しかし、奪いに行くという意識が高いだけでは、ボールは奪えない。意識だけでなく、守備スキルが高いため、チャンスを逃さず奪うことが出来るのである。スライディングで奪う力。(どうしても日本の選手は土のグランドが多いので、うまくなってはいるけど、まだまだ向上させていかないといけない)
奪うチャンスを逃さない→奪いきる。1対1の対応→奪いきる。
またスキルのみならず、一人一人の守備範囲の広さも、守備組織を支える要因の一つであった。
・判断をした中で奪いに行く。こういった守備は非常に緻密な判断の中で行われていた→無謀な守備ではない。セオリー通りのポジショニングではなく、パスを出す前から周囲の状況を見て、インターセプトできるようなポジションに変えている。時には状況を判断して自分のマークを外してもボールを奪いに行っている。

3:個人の守備力を基にチームでの緻密な守備
・制限を加えることで、確信を持ってチャレンジ(状況下でやるべきことを当たり前に行う)

★★★日本の課題
*日本の成果、いいところはあったが、それをできた時間は非常に少なかった
・守備(連動した守備)、ブロックを形成しながら状況に応じてボールを奪いに行く。
・攻撃(パスワーク)、テンポ良くパスを回してる時間もありました。

*日本の課題、攻撃
・自陣に多くの人数をかけてしまう傾向がまだある。ボール保持者が、前方にスペースがあるにも関わらず止まった状態でパスを出すことによって、パスを受けた者へのプレッシャーが強くなる→後方へボールを下げる→プレッシャーがさらにかかる。なかなかボールを前へ運べない。さらに奪われたらピンチになる。(周囲の動き出しが少なくパスの選択肢が少ないという要因もある)
対戦したブラジルなどは、選手達が周囲の状況をよく見ている。さらにパス&ムーブが良くできていた。
スキル:動きながらのスキル、プレッシャーを受けながらのスキルに、まだまだ問題がある。

攻撃の運動量、パスを出しても動きが少ない。ボール保持者の周囲が動いて相手ディフェンスを変化させないと有効な攻撃にならない。また前に出て行くことが少ない。ボランチやCBが積極的に前に出て行くことで決定的な場面を作るということが少なかった。

守備-守備の意識・対応-
・ボールを奪いに行く意識の低さ。相手に対するプレッシャーが弱い場面が多かった。
コンタクトスキル、1対1での対応。これがまずい場面も多かった。
日頃やっていない事を代表でやれといっても無理なので「国内ゲームでもハイプレッシャーな環境に」。日頃の環境を、どう変えていくのか、それもこれからの課題だろう。

まとめ
現代サッカーの方向性は日本に不利な方向には行っていない。
日本の良さを生かせる現代サッカーの方向性
日本人のストロングポイント:勤勉性、理解力、協調性、集中力、持続力
チーム全体がハードワークする「甘えの許されないサッカー」
高度な組織化→90分間をタフに闘う。攻守においてチーム全員がハードワークすることは日本人には可能。
現代サッカーは個の能力を組織で補うものではない(世界のトップレベルと比較すると、個人の技術・戦術不足を組織で補っている現状がある)
世界基準からの逆算→個の育成の必要性
個人個人の個の技術・戦術能力を高めていくこと。

日本人の技術
・ストロングポイント(多彩なフェイント、浮き球のコントロール、短い時間に多くボールをタッチできる)
・ウィークポイント(「動きながら」「プレッシャーの中」での基本、状況に応じたファーストタッチ、ポストプレー。ハイプレッシャーの中での判断能力。

ゲームを積極的に支配する
個人のスキルアップ
・look around(観る)-判断
・meet the ball(ボールに寄る)
・pass and move(パスしたら動く)、この3つの動きの習慣化
・技術・判断・動き-ボールを奪うための技術、ボールを失わないための技術-サッカーの基本
クラマーの時代から言われていること。これは全員ができているだろうか?
基本が出来ているだろうか?

日本人のウィークポイント-自立-、コーチが教えすぎていないだろうか?
・自分で判断して決断する
・自己主張するが自己責任も負う
・リスクを恐れずに挑戦する
・自由と秩序の理解ができる
・理不尽に耐えるメンタリティー

年齢に応じた長期育成と日頃のゲーム環境。

最後に、この2006年W杯が日本サッカーのターニングポイントで「あそこから変わったね」と10年後などに言えるように、次のW杯では日本がいい形で実力を出して「ここまで行ったね」と言えるようになれば素晴らしいかなと思っています。

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2007年2月 9日 (金)

ホベルト退団について

アビスパのリトバルスキー監督はホベルトを退団させた。日刊スポーツの記事によると「日本人の左サイドバックが見つからなかったため新外国人をとりたい。しかし、枠があるので、それを空けるためにホベルト(27歳)を退団させる」ということのようだ。なお代わりに狙っているのはシドニーFCのチェッコリ(32歳)。
http://kyusyu.nikkansports.com/soccer/jleague/avispa/p-ka-tp0-20070207-152828.html

リティの側から見れば、「1年でJ1に戻るため、結果を出すため」には当然の要求だったかもしれない。小林統括とリティの間で、かなりの議論が交わされたはずだが、最後にはリティの要求が通ったということなのだろう。

ホベルトはアビスパ史上、最も良い外国人ではなかった。(やはり最も良い選手はフェルナンドだと思う)だが、昨シーズンの主将を務めたアビスパでは最も重要な選手だったと思う。危機感知能力、ボール奪取能力に優れた選手で、博多の森での神戸との入れ替え戦で、前掛かりになっているアビスパの背後を突こうとする神戸のカウンターをほとんど封じていたのは、ホベルトの知性の部分が大きかった。現在、27歳でボランチという経験の必要なポジションで、これからピークを迎えるホベルトは、おそらくあと5年ほどはアビスパに多大な貢献ができる選手だったと思う。おそらく、その大きな穴は布部がフル回転し、城後あたりが大幅に伸びないと埋めることはできないだろう。代わりにくる予定のチェッコリが、どういう選手かは分からない。だが運動量の多さなどを要求されるサイドバックで32歳では、ピークは過ぎているような気がする。レッズなみの資金力があれば別だが、もし1年でJ1に戻れなかった場合、この決断は金銭的にも大きな失敗になるはずだ。

ここで問われているのは、やはりフロントなのだろう。チームを作っていくのも、選手を育てていくのも、フロントだ。どういうサッカーをしたいのか、経営状況を見ながら、それをどういう優先順位でやっていくのか決めるのもフロントの役割になるだろう。一方、監督(特に外国人監督)は、その場の結果を求める傾向が強い。結果がでなければ、すぐに解雇されるのが監督という職業で、どうしても短期的視野に立つのは仕方がないだろう。長期的視野から見るのはフロントの役割なのだ。小林統括は「育成型クラブ」への変換を目指しているが、リティは「1年でJ1に戻ること」にかなりのウェイトをおいている。ホベルト退団では、その両者の調整がうまくいってない、最終的に遅れたということなのかもしれない。しかし、このJクラブの体制が固まってしまっている時期での退団は、結果的にホベルトからJで働く場を奪ってしまった。退団の時期が悪いのだ。この退団は、これからアビスパが選手を獲得する際に、悪印象しか残さないだろう。この点で、フロント1年目の小林統括は、まだ未熟だったとしか言いようがない。素人から言われたくはないだろうが、「次からは、こんなことはないようにしてください」と言うしかない。これを糧にして、小林統括には頑張ってもらうしかないのだが...。

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2007年2月 8日 (木)

蹴球源流(抜粋)

2007年2月放映、スカパー!「蹴球源流#5」司会:金子勝彦の抜粋

岡野俊一郎抜粋
W杯総括
・2006W杯の日本代表の結果は順当な結果だった
・あの時点で、W杯で戦えるだけの力がなかった。2流の上で1流ではない。
・FIFAランキングが日本の実力をメディアやファンも含めて惑わせた。
・オーストラリア戦、後半足が止まったが?それ以前に選手選考が間違っていた。オーストラリアはほとんどがヨーロッパ、イングランドでやっていて背が高くでタフだ。しかし、日本代表のDFにはヘディングの強い選手が中沢しかいなかった。トゥーリオや阿部を入れるべきだった。オーストラリアがどう戦ってくるかが、分析がなされていなかった。やっぱり監督の判断力の問題でしょうねえ。結果から見れば。
・クロアチア戦はクロアチアがミスが多かったということですよ。うまくプレーしてたら3点は入れられていたでしょうねえ。やはりチーム力から見れば3-0の試合でしょうねえ、冷静に見れば。
・ブラジル戦:ブラッターから「残り1分で同点にされるようじゃ勝てないね」と言われた。チーム力に差はあるが、チームの意志として、あそこで1-0で前半を終わらすことができれば、ブラジルもあせるだろうし、そこで後半開始からじっくり守れば、勝機も見いだせたかもしれない。
・協会の総括:総括したというけれど総括してないですよね、はっきり言って(苦笑)。それはジーコ監督の退任会見ではっきり出ているわけです。「日本がいい成績を上がられなかったのは、一つは自分(ジーコ)が考えるサッカーをやれるだけの力が選手になかった。日本の選手が背が低かったから」。これは監督やる前から分かっていること。それでどうやって戦うのかを考えるのが監督の仕事で、監督はそれを誤った。ジーコのやりたかったブラジルスタイルができなかったのは選手のせいで、ブラジルの選手と日本の選手の実力に差があったのははっきりしていた。さらに背が低いというのもはっきりしている。そんな前からはっきりしていたことを理由にされては、かなわないですねえ。それに対して技術委員会が総括しているならいいですけど、ちっともそれについて総括してないのはおかしい。
・日本人の特徴を活かすサッカーをしないと世界とは対抗できない。
・一人一人比べたら日本より韓国の選手の方が上だ。日本より韓国選手が上回っているものが4つある。まずスピード、スタミナ、スピリット、スキル。日本の選手がやや上回っているのは判断力ですね。チームプレー。練習が違うから。韓国の選手がJにくるとみな「Jリーグの練習は韓国に比べて楽だ」と言う。日本の選手は技術はいろいろ持っているんだけども正確さが不足している。ワンタッチでボールを止める技術など。基本に正確なプレーをしないと代表は強くならない。メディアやファンがサポートしてくれるのはいいですけど、少し持ち上げすぎですよね。
・メディア批評、メディアがいろいろサポートするのはありがたいことなんですが、少なくともサッカー関係者は、それに対して、きちっと別の見方をつくっておかないといけないですよね。サッカーの関係者もそれに影響されてはいけない。「海外組、海外組」というけれど、レギュラーで出ているのは、ほんの数名でしょう。海外に出てもやはりレギュラーで一年出場しないことには始まらない。だから海外に行くことを、そのことだけをそのまま持ち上げることは非常に危険だ。
・Jリーグが93年に始まって進化したのは事実だ。そして海外に行く選手が何人か出てきて、その進化が代表チームの進化と同じと考えてはいけない。世界と戦うためには、もっと別の見方をしなければいけない。誤解してはいけない。
・日本サッカーが系統的に教わったのはクラマーである。ドイツ人と日本人はメンタル的に似たところがある。そのクラマーは「コピーは作るな。日本人に合ったサッカーを君たちが考えろ!」と言った。彼が教えたのはドイツ式サッカーではない。彼が教えてくれたのはサッカーの基本だ。100年たっても変わらない基本を教えてくれたんだ。ところが一部の人たちは古いと思っているんですよ。
・ファルカンについて:広島アジア大会で準々決勝でPK取られて韓国に負けたとき、ファルカンは「審判をコントロールできないような協会は情けない」。ブラジル的考え。それで川淵君が、こういう監督ではダメだといって替えた
・オフト:ヨーロッパですから、ある意味、クラマーと同じ考え方です。アイコンタクト、
スモールフィールド、トライアングル、別に新しいことではない。
・オシム:オシムが言ってるのはクラマーと言ってることと同じだ。基本を言ってる。裏返すといかに日本が基本をおざなりにしてるかということですよ。日本はサロンが好きで、「戦術がどうの」とかいう話が好き、流行が好きだけど、基本がおざなりになっている。そういう意味で、メディアヒーローというのが出てくる。時代に遅れたらいけないと思って、そういうことに乗っかっていくけど、基本を忘れている。それで若い選手は、いろんな技術を持っているけど、一つ一つの精度が足りない。だから相手が側にいるとボールを取られたりパスが遅れてしまう。基本を正確にやることを忘れている。釜本君がなぜあれだけシュートを決められたか?インステップキックの基本ができているからです。基本ができていれば多少体勢が崩れていても、難しいところにボールができても、体をひゅっと対応させれば点が取れるんですね。そういう意味で、日本が一番反省すべき点は、基礎技術と基礎戦術をもう一度考えることです。
・U-21ですけど、ドーハの試合を見ていて、パスをしたら眺めているんですよ。ボールをパスしたら必ず動かないといけないです。長い距離を走ることもあるし1mでいいから横に動くということである。ボールを持ってる選手の他の11人は、パスを受けれる位置に動かないといけない。それは最も基本的な戦術である。
・今の環境の中から出てくる選手を、どうやって精神的に強化するのか、それを考える、教育することの方が重要だ。非常に難しい課題だ。指導者にはかなりの忍耐が必要だ。

ギド編抜粋(少しだけ)
・94年来日当時、ミニゲームにて、今、試合が「何対何」というスコアが分かっていない選手がいた。
・日本人はゲームをやることが楽しい。対して、我々ドイツ人は試合に勝つことが楽しい。そこら辺に差があるかもしれません。
・ドイツの強さ、まずメンタル面の強さ。能力的にはブラジルのような凄いテクニックは持っていませんが、イングランドなどの国に比較するとある程度の技術はある。あとはチーム魂がある。まず絶対に諦めないこと。それに技術、実力、これらがうまく混ぜ合わさっている。W杯では、準備段階を含め6週間以上はチームでの共同生活になる。一緒に生活してチーム魂をさらに強くしていくことができる。これらがドイツの強さだ。

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2007年2月 7日 (水)

森本貴幸、サニーサイドアップと契約へ

セリエA・カターニャにレンタル移籍中の森本貴幸が中田英寿も契約しているサニーサイドアップとマネジメント契約をするらしい。ちなみにサニーサイドアップとマネジメント契約しているサッカー関係者としては、ヒデの他に前園真聖、大黒将志がいる。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2007/02/06/06.html

個人的には、この契約はサッカー選手・森本にとっては悪い方に働きそうな気がしている。結果的に、中田と前園は、サニーサイドと契約したことでサッカー選手として、その力を存分に発揮できなかったと思うし、大黒も現在、トリノでは結果を残せていない。マネジメント会社は、商業主義にのっかって利益を上げなければいけないが、その商業主義活動とサッカー選手としてのあるべき姿は結局は相容れないのではないか?引退を決めてから周到に用意されていた中田英寿関連番組や本、そして現在も世界を旅してさまよい続けるヒデの姿を見るたびにそう思うのだ。 Number671のインタビューでは、(セリエA暴動事件前の話だが)、森本は常にトップチームにいるFWスピネージの一挙手一投足に目をこらしているという。「スピーネージは全然動かない。展開にも加わらないが、味方がボールを持った瞬間にキュキュと動いてドンとゴールを決める。ボンバーです」
森本はセリエAという常に結果が求められる厳しい世界で生き残るために「ボンバー」になることを決めた。そして日本にいた時よりもはるかに深くサッカーに集中できているという。それが現在の森本のユースチームでの大活躍とセリエAでの初出場初ゴールにつながっているのだろう。だがマネジメント会社は、会社の利益を出すために彼を商業主義というベルトに載せて、サッカー選手として大成するために必要な時間と集中力を奪っていくはずだ。

森本には非常に大きな可能性がある。それはゾノやヒデがかつて見せていたような可能性にも勝るとも劣らないだろう。だが、彼はまだセリエAで1点取っただけでまだ何も勝ち取ってはいないのだ。今は、まだ脇目もふらずサッカーのことに集中していなければ、あっという間に可能性は閉じられていくだろう。
ともかく、この大事な時期に、森本が、よりにもよって「あのサニーサイドアップ」とマネジメント契約することに関して、非常に不安を覚えている。

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フットボールカンファレンス#1(非常におおまかな抜粋)

2007年1月大阪にて開催
*AFC会長ヴェラパンの挨拶
2006年、アジアは世界のレベルに達していなかった。30年間、アジアのサッカーに関わってきた者として涙が出そうだった。プロとしての準備ができていなかったのでしょう。これを2010年に繰り返してはいけません。こういう場でしっかり総括しましょう。

*小野剛
・まず「知」を共有しましょう。「我々の」代表なのですから。
・エメ・ジャッケ「フランスのW杯での成功は30年間にわたる努力の成果である。一つの国がサッカーで成功するためには、ユースの育成と指導者の育成が鍵である」
・アンディ・ロクスブルク(UEFA技術委員長)「選手は勝手に育たない。タレントが偶然育ってくるのを待つのもいいだろう。しかし、それでは永遠に待ち続けることになるかもしれない」
・知識を共有する。ビジョンを共有する
@アンディ・ロクスブルク
・大きな大会でも小さな大会でも分析を行っている。その理由は人に「モチベーションを与える」ということです。若い選手やコーチ、プロの人々に刺激を与えるために、分析を行う。それは育成のためでもあります。そこでは一つ難問があり、「これからどうなるのか?」が見えにくいということです。
・トップレベルを考えると「スピードとスキル」、この2つが一つになっている。技術的な質が非常に重要になっていて、これからその比重は増すでしょう。
・例えば固いDFラインを突破する場合、個人技が必要でしょう。ここで中村俊輔の例を挙げます。非常にいいパスをしますが、その前にきちんと目で見てる訳ですね。オジェックは「中村はパスの先が見える選手だ。タックルはできない。ヘディングもできない。しかし天才だ」と。育成という観点から見てみると、1対1で非常に優れたプレイヤーがいるかもしれません。そこから非常にいいパスを出せるかもしれません。こういうセンスが非常に重要なのです。スピード、テクニック、技術、これを全て合わせてコンビネーションプレーができなくてはいけません。
・次は、基準、スタンダードを作らなくてはいけません。どのようにボールを保持するかなど。どのようにカウンターアタックをするかなど。
・ある一つの点でなくてはいいですが、ある一つの方向性に向かうこと。これがテクニカル・レポートの役割です。
*小野剛
・「2015年に世界のトップ10」:日本は、ここ10年20年の努力により、急速に「世界」に近づいてきた。しかし、ここから先は「世界に近づく」という意識から「打って出る」意識で立ち向かわなければ、上記の目標は達成されないだろう。そのためにはコピーでなく、日本人の良さを生かした日本方式の強化策「Japan's Way」を確立していかなくてはいけない。
・UEFAとFIFAのカンファレンスでは「日本は世界の中で最も成功している国の一つ」という認識があり、いろんな人から日本の事について聞かれた。
・さまざまなルートの中で選手が育つ環境~日本全国で一貫指導~選手の成長を第一に考えたフィロソフィー
・向かうべき方向性を決めるものは何か?
唯一、その方向性を決めることができるものは「世界のサッカー」。だから我々は「世界のサッカー」を分析しなくてはならない。少なくとも方向性だけは共有して、あとはそれぞれの個性を生かしましょう。
・選手が育つためには「ハングリー精神」が最も効き目があるものだ。だが、今の日本の状況ではそれは期待できない。

*オジェック(2006W杯について)
1:戦術的フォーメーション
・リッピ「自分が呼んだプレーヤーに自分の戦術を合わせなくてはならなかった」。我々が選手に要求を出しても選手が、それに必ず応える訳ではありません。戦術は選手に左右されるわけです。選手が戦術に左右されるわけではありません。
・大会中に使用されていたフォーメーションではトレンドは4バックになっている。5つのチームが3バックを使っている。日本と韓国は、大会中にフォーメーションを4バックに変えました。オーストラリアもメキシコも変えた。だいたいが4バックになっている。
・中盤の組織の立て方、MFを4人にするか5人にするか、これは監督の哲学によります。
4人の場合、センターに二人、ワイドに二人置く場合もあります。またダイヤモンド型に置く場合もあります。
・ゾーンの4バック、フラット4がほとんど。完全な形のスィーパーがいる場合はほとんどない。
・スクリーンプレーヤー、守備的MFのことです。DFラインの前でプレーしています、2人もしくは1人の選手がDFラインの前にいます
・ワイドMF、リッピのような監督は、サイドに選手を置く場合は、ちゃんとボールも取って攻撃もできてディフェンスもできなくてはいけないと言っています。ポルトガルのようなチームは、ロナウドやフィーゴのような典型的なウィングがいます
・クリエィティブなMF、通常、前面にいます。このドイツ大会では、このクリエィティブなMFはちょっと後退してました。イタリアの場合は、トーナメントの最初ではダイヤモンド型をとっていました。ピルロは重要な選手ですが、こちらは前面でプレーしていて、右、左のプレーヤーを補助していました。攻撃的なトッティは攻撃的な担当をしていて、クリエィティブな担当ではありませんでした。ピルロがアイデアを出していたわけです。ガーナでもそうです。
・準決勝に残ったチームは、FWはほとんどがワントップでドイツだけが2トップでした。
4-4-2か4-5-1でした。しかし、構成は違います。
・4人のGK(ブッフォン、レーマン、リカルド、ツェフ)、非常に優れています。能力として足を使って仕事をすることができる。非常に重要な事です。ラインに対しての反射がよい。ボックスの中で仕事ができて、ボールを受けることも蹴る事も出来る。これが今のGKの傾向でしょう。今までのようにボールを止めるだけではなくて、もっと進化した形のGKでしょう。もちろん小さいときから、こういうトレーニングをやらないといけない。28歳からやってもダメです。ドイツのGKカーンがいます。世界的なGKです。でもこのドイツ大会では、カーンではなくレーマンを正GKにしました。レーマンの方がピッチ上でうまく足を使えるのです。つまりGKではなく選手の一人としてあてにすることができる。これが今のGKとして最高のレベルかどうかの違いになっています。
・DFの話、準決勝に残った4つのチームDFラインは似たような構成をしています。まずセンターは、全部似たような能力を持っています。まず足技が良い。試合をストップすることができる。ボールを勝ち取ることもできる。空中戦も強いということです。それから攻撃になった時にCKから点を取ることができる。イタリアのマテラッツィなどcKから2点挙げています。4バックのサイドのプレーヤーも似ています。非常にディフェンスが組織化していてうまい。スペースを殺す。攻撃してる選手にスペースを与えないということ、サイドのディフェンスがうまい。ビルドアップもうまい。GKからボールを受け取ったら、すぐパスをすることができる。ボールを使ってゲームに参加することができる。あとはフィジカルも強い。とにかく相手選手の邪魔するだけではない。
・MF、スクリーンのペア(イタリア:ガットゥーゾとピルロ、マケレレとビエラ、フリングスとバラック、コスティーニャとマニシェ)、これは本当にお互いに補間しあって機能していました。ペアが優れていました。一人がホールディングプレーヤーとして動きました。DFラインの前で、動いたりしていました。もう一人がMFとして、建設的に攻撃に動くことができる。ダイナミックにボールを攻撃陣に渡すことができる。例えばビエラやバラック、マニシェ。
・シングルMFスクリーン(マスチェラーノ、エシエン、パルド、ヨーク、リンデロート、シャビ・アロンソ)、マスチェラーノは、特に彼の仕事としてはスィーパーの仕事がありました。とにかくDFラインの前でディフェンスをする。クリエイティブなリケルメのバックアップをする。パルドやアロンソは上がっていって、ビルドアップの面に関わっていきました。
・ワイドMF、ここは構成が監督によって違います。ワイドMFを使うところがあります。イタリア、カモラネージとペロッタは本当に戦闘的な選手で、一生懸命仕事をします。ペロッタが77分ぐらいで交代するのは疲れ切ってしまうからです。ドイツの場合はシュナイダーが右サイドでクリエィテブな役割をしていました。様々なバリエーションがあります。ブラジルのカカとロナウジーニョは素晴らしい選手ですが、ウィングの様なプレーはできないでしょう。非常に創造的なプレーヤーです。他のチームではポルトガルのようにウィングを使ったチームもありました。
・クリエイティビティ、チームの流れを変えるのは誰か(ジダン、デコ、リケルメ、トッティ、中村、アッピアー)、明らかにジダンです。ゴール数を見ると必ずしも、こういった選手が多くのゴールを挙げているわけではない。どちらかというとパスを出す役割でしょう。
・ストライカー、2トップ(クローゼ&ポドルスキ:5/3ゴール、アドリアーノ&ロナウド:2/3ゴール、トレース&ビジャ3/3ゴール、クレスポ&サビオラ3/1ゴール)。ドイツの二人の場合、二人で8ゴール挙げている。ディフェンスが非常にタイトだった。またFW以外の選手が多く点を取ったことを考えると、ドイツの場合は非常に凄いことだと思います。ワントップの場合(アンリ3ゴール、ルカ・トーニ2ゴール、パウレタ1ゴール、ドログバ1ゴール)よりも2トップの方がFWがより多く点を取っていたと思います。アンリは非常に危険なプレーヤーです。また特殊でもあります。自分の隣に人がいるのを好まないんですね。スペースを使って、例えば左サイドからスペースを使っていく、これが彼のプレースタイルです。
・トーナメントが進むにつれて4-4-2から4-5-1に変える。FWを一人削ってその代わりにDFラインの前にアンカー(を置きディフェンスを安定させたようにMFの構成を変えた所もあります。例えばイングランドです。(アンカーはハーグリーブス)最終的にこれはうまく行きませんでしたが。ブラジルもアンカーにジウベルト・シウバを入れています。こういう風に試合中やトーナメント中に構成を変えるということに対して私には答えはありません。それはみなさん指導者が決めることです。
・イタリアはダイヤモンド型から4-5-1に変えて成功しました。リッピ「4試合を終えて、システムを変更した。新たにより安全なシステムにしてプレーヤーに自信を与えた。彼らは勝つことができると確信を持ち始めた」。トッティをワントップの後ろに置いてMFを安定させた。トッティが2人のストライカーの後ろで試合をするとストライカーは増えるけれども守備がおろそかになります。そこで脆弱なスペースができます。もっと安定させるためにシステムを変えたわけです。「これでいいんだ」と納得していれば、それに信念を持つことができます。そして実現することができます。それが大事なことです。
・どのような形でゴールが取られたかということを分析しました。
・コンビネーションプレー(少なくとも3人の選手が関わる)18点、
ウィングプレー(サイドから攻撃)20点、非常に面白いのは右サイドからは16点で左サイドからは4点しか生まれませんでした。
スルーパス18点、DFとDFの間を通り抜けるボールです。トーナメントの初めの方はラインが高かったのでDFラインの後ろに非常にスペースがありました。
ソロ15点、
ダイアゴナル7点、コンパクトなディフェンスを破るには対角線を使った長いボールを出す必要があります。
ロングシュート12点、
ミス/オウンゴール10点、
速攻(カウンターアタック)18/4、ボールを奪ってから非常に早いタイミングで攻めること。全部で18点ありましたが、決勝トーナメントでは4点しかありませんでした。これはカウンターアタックの数が減少してるということです。
・コンビネーションプレー:玉田のブラジル戦でのゴール。
・サイドからの攻撃:非常に固いディフェンスがあって左側からの攻撃があって、確実なタイミングを使ってボールを通し、そこからゴールを入れる。そういう流れです。こういう形でたくさんのゴールが生まれました。
・スルーパス:どのような形でディフェンスの裏をつくかということです。片方にディフェンスを寄せて逆側からオーバーラップを仕掛けて、パスを出しディフェンスの間をついて点を取る。これも練習の成果だと思います。
・ダイアゴナル、ゾーンのディフェンスが多かったので、その仕返しがきたというところですね。
・カウンターアタック、ボールを奪ってから「こうするんだ」と決めて、それをスピードを持って実行することが大事。
・セットプレーからの得点、直接FK6点、間接FK13点(左7/右6)、CK12点(左7/右5)、PK13点、スローイン2点
直接FKはスペシャリストがいるということです。間接FKではバリエーションがありました。重要な点では左サイドからFKを蹴ってる選手は右足で蹴ってるという点です。ゴールに向かって内側に曲げるシュートですね。そういったシュートです。右サイドでは右効きの選手がゴールから離れていくパスを出してニアポストに一人選手が向かって行く。もしくはそこを越してファーサイドに向かっていく、そういう形、バリエーションがあります。
・先制点の持つ意味
先制点を取った場合
2006年、41勝、15分(7試合は0-0)、8負(2点差からの逆転は1試合、準々決勝以降は逆転なし)
2002年、39勝、16分(3試合が0-0)、9負(準々決勝以降は逆転1試合)

試合終盤の得点、76分~90分+延長戦での得点
35試合/44点の終盤の得点
*勝っているチームによる点差を広げる得点:20試合/22得点
*追っているチーム:7試合/9得点(1勝オーストラリア対日本、3-1。4引き分け、点差が縮まったケース2試合)
*同点のチーム:8試合/13得点(2引き分け、チュニジアvsサウジ、スウェーデンvsイングランド、7勝)(2得点4試合)
負けているチームが勝っているチームに対して得点を取ったケースが少なかったことです。負けているチームが点を取ろうとしているときに、後ろのDFラインがオーガナイゼーションが取れていなくて点を取られることが非常に多かったのです。

決定的な判断:交代、戦術上の変更
交代選手による戦術変更
・ポジションvsポジション(フレッシュな戦力の投入、同じポジション選手)
・より攻撃的に
・得点差を守る/試合を落ち着かせる(例:決勝でトッティに替えて、より戦闘的でディフェンスのできるデ・ロッシを入れたこと)

交代選手による得点
147点中23点(2002年、161点中21点)
勝ち越し点5点
ゲームを動かす、得点差を守る
アシストや中盤で決定的なボールを奪うということは数値化できにくいので、どうしてもゴール数ということになりますが、この大会においては交代選手の役割は大きかったと言えるでしょう。

全体的な考察と推奨
*戦術とチームフォーメーション、
アセスメントと示唆
攻守のコーディネーション

個人として何を達成したいか考えていかなければいけません。みなさん自身のおかれた位置、選手の質を理解していく必要があります。

*個人トレーニング、目的と内容
スピードとテクニック
ボールスキル
体とボールのコーディネーション
ボール有/無しで加速
方向転換/フェイント

アンリの例もありますが、トップリーグで活躍してい選手を見るとスピードとテクニックを兼ね備えています。

次に心理的な側面ですが、メンタル面で強くなくてはいけない。
メンタルの強さ、決断力、自信。
ドイツはPK戦の時に「絶対に入れるんだ」という気持だった。スイスは対ウクライナ戦の時に自信なさげにしぶしぶ蹴って、とても緊張してPKで1点も入れることができませんでした。こういう点はトレーニングして強くすることができます。

ベストヤングプレーヤー、1985年以降のプレーヤー、41人(16人は試合出場なし)、21チーム。(21歳以下)
41人しかいなかった。ドメネク「今回のW杯では、生まれながらの素晴らしい若いプレーヤーはほとんどいなかったと言わざるを得ない」
1位:ポドルスキー、2位:Cロナウド

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2007年2月 6日 (火)

UFC67の雑感

UFC67 ALL OR NOTHING、ラスベガス、マンダレイベイ・リゾート&カジノ

WOWOWでの放送、今回は当然ながらミルコ中心の番組作りでした。オクタゴンをきっちりチェックしてるところや、レフリーとマンツーマンでグラウンドでのヒジのいろんな使い方がルール上OKなのか聞いているミルコの映像が流されていました。本日のカードの中で取り上げるべきなのは4試合のみという感じでしょう。

ライトヘビー級(93kg以下)
LYOTO○vs●サム・ホーガー(3R判定)
体重の軽い強い相手(リッチ・フランクリン、BJペン)にも負けなかったLYOTO。しょっぱかった「対謙吾」戦後、アントンにビンタを食らったように、個人的には強いことは強いんだろうがどうにもすっきりしない勝ち方をする選手という印象しかなかった。(ロマネスクでのBJペン戦でも、BJを塩漬けにして勝ったという印象しかないしねえ)この試合、LYOTOは遠い間合いから、パンチやキックを的確に当てていく。当て勘はかなりいいようだ。ボクシングともムエタイとも違う間合いにホーガーが対応できない。また差し合いでも腰が重いのか、必ず上のポジションになるLYOTO,グランドでの展開も以前より確実に進化してたが、マウントからでも試合を終わらすことはできず。やはり判定になったが完勝は完勝だった。やはり不思議な選手というイメージは変わらず。これで今だ総合は無敗のようだ。おそらくあの独特の空手の間合いを研究された時、彼は初の敗戦を喫するのだろうなあ。


ライトヘビー級(93kg以下)
クイントン・ランペイジ・ジャクソン○vs●マービン・イーストマン(2R3分49秒、TKO)
UFC初登場ということで慎重な戦い方をしていたランペイジだが、最後は順当勝ちだった。宇野薫は「以前よりボクシングテクニックがかなり洗練されてきている」と解説していたが、PRIDEでシウバと強烈なしばき合いをやっていた頃より少し力が落ちているように見えた。PRIDEから去って、あまりレベルの高い相手とやっていない悪影響だろう。試合後のコメントでは「UFC初登場でナーバスになっていた。レベルの高いスパーリングパートナーと練習する必要がある」と言っていた。サッカーでも格闘技でもそうだが、高いレベルを維持するためには、高いレベルの相手と定期的に試合する必要があるのだろう。その点で、ヒース・ヒーリングは、PRIDEの次はHERO’Sというレベルの低い舞台ではなく、せめてUFCを選ぶべきだったのだろうか?

ミドル級(83kg以下)
アンデウソン・シウバ○vs●トラビス・ルター(2R2分11秒、タップアウト)
解説の稲垣氏によるとBTTでグランドの修行をしてグランドでも穴が少なくなったというシウバ。シウバはPRIDEを去ってから確かに進化してるように見えた。しかし、「悲しきアイアンマン」さんでも触れていたが、40%ぐらいの割合でミノワマン相手にあっさり足関節取られてしまいそうなんだよなあ..。(60%はシウバがスタンドで押しまくる展開になるだろうが)。

ヘビー級(93kg以上)
ミルコ・クロコップ○vs●エディー・サンチェズ(1R、4分33秒、TKO)
WOWOWでの放送を見直してみて、YOU TUBEの動画だとスピードがないように見えることを発見しました。(自分のパソコンの液晶が2000年ぐらいの古い型という影響もあるかもしれません)ミルコの出来はGP決勝から比べると91%ぐらいでしょう。広いオクタゴンであれだけ逃げ回ると、さすがのミルコでも、なかなか的確にヒットさせるのは難しい。YOU TUBEではミルコの出来がかなり悪かったように見えましたが、ちゃんと放送された映像だと、そんなにスピード不足ではなくて少し安心しました。3月頭にヘビー級のタイトルマッチがティム・シルビアvsRクートゥアの間で行われます。その勝者と、順当に行けば、もう1戦挟んでやることになりそうです。シルビア相手だと、おそらく楽勝でしょう。クートゥアは全盛期だったら分かりませんが、さすがに40歳にもなると力は落ちているでしょう。おそらくUFCヘビー級で最も危険なのはアルロフスキーのような気がします。次にも組まれるかもしれませんが..。UFC2戦目でアルロフスキーだと、少し危ないような気がします。(アルロフスキーの出来も最近良くないですが)

しかし、UFCがこの程度だったらアメリカ開催2度目、2/24に開催されるPRIDE33も今のカードでも、十分、内容的には圧倒しそうな予感がしますねえ。


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2007年2月 5日 (月)

(ネタばれ)ミルコ・クロコップのUFCデビュー戦の動画

ミルコ・クロコップの入場の動画
http://www.youtube.com/watch?v=Qa9pLZLo3Iw&eurl

ミルコの試合動画
http://www.youtube.com/watch?v=oH2JtcvgSko

入場曲は、ミルコの男気を感じるような選曲でした。あと5試合(UFCとの契約試合数)、それまで、PRIDEには何とか持ちこたえて欲しいものです。

ミルコはUFCで強制的に顔に塗らされるワセリンが、かなり気になっていたようですね。あと、オクタゴンの広さを利用して相手(エディーサンチェス)が逃げ回っていたため、ミルコが公言していた「アート」の部分は見せることはできませんでした。さらにアスレッチックコミッションの規定により、拳を保護するバンテージの量が制限されているため(大晦日に秋山成勲が右手に巻いていたような大量な量はとても認められません。ミルコがPRIDEで巻くバンテージの量も、おそらく認められなかったと予想されます)「拳を保護する」という方に意識が少しでもあったせいか、少しパンチに切れがなかったような気がしますね。それにキックの精度もPRIDEのリングほどではなかったような..。あのPRIDE無差別GPでのミルコを100とするとこの試合では80ぐらいの出来だったと思います。はじめてのUFC、はじめてのオクタゴンで広さや足が掴むリングマット(?)の感触、べたべた塗られるワセリン、それに観客の声援の響き方なども違うでしょうし、それら全てへの「不慣れさ」がミルコの出来を鈍らせていたような気がします。ともかく1戦目は無事、乗り切りました。2戦目はもう少しオクタゴンに慣れるでしょう。そう考えるとヘビー級タイトルマッチは3戦目ぐらいでちょうどいいのかもしれません。

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2007年2月 4日 (日)

PRIDE公式HP用ブログコメント保存用

「1本だけ立てる」と明言して立てたPRIDE公式HP内ブログの保存用です。(2月末には消えてる予定なので)

*最初のコメント
このブログを立てるために、さきほど会員登録したものです。DSEに対する改善要望でもあります。
毎日楽しみにしていたPRIDEオフィシャルブログが、個人的なHPの宣伝のために(あくまで個人的な見解ですが、この記事のUPの仕方はそういう風にしか見えません)ある人間にジャックされようとしています。(その方を「某格闘」さんと呼ばせていただきます)某格闘さんは1日に複数の記事をUPしています。そのため他の人の有用な記事(議論も活発にされている)がトップページから落ち下の方に追いやられているような状況です。この状況が続けば、議論されるべき有用な記事がさして多くのアクセスを受けずに消えていくでしょう。

某格闘さんは「本来ブログというものは新着記事がどんどん入れ変わっていくものだ。一つの話題で長く語りたいならBBSを利用すればいい。BBSなら書き込みをすればスレッドが上がる。だから便利だ。しかしブログは本来そういうものではない」という主張をしています。おそらく記事をUPする頻度に関しては規制はないのでしょう。だから現行制度では、彼の主張はやり方は間違いではない。だが、多くの人の批判が集まっているように、このままでいいとはとても思えません。それは、このブログが公式HP内でやってるものだからです。(もちろん個人的なブログであれば、某格闘さんのやり方は正しいのでしょう。新着記事を数多くUPし更新頻度を上げて注目させるというやり方は)

問われているのは「オフィシャルブログがどうあるべきか?」ということのような気がします。あくまで新着記事を大事にするのか、それとも一つのテーマで深く広く議論することを大事にするのか?それはこの公式HPを見に来る多くの人が議論してよりよい制度を整備すべき問題なのだと思います。。

個人的にはオフィシャルブログでは「議論すべきテーマを深く広く議論すべき」だと思っています。現行では「あくまでブログに記事がUPされた時間で順番が決まってしまうシステム」のため、某格闘さんのような問題が起きています。改善のためには「会員1人の1週間にUPできる記事数を2個か3個に制限する」もしくは「2chのスレッドのように誰かがコメントする度に、その記事が上の方に来るように替える」、いずれかだと思います。個人的には「多くの人から最も注目されていてコメント数も多い記事が常に上にくる2ch方式」がシステム的にいいのではないかと。(某格闘さんのように、いくつ記事をUPしても、あまり重要でない記事はみんなスルーすればいいだけなので。もちろん、某格闘さんが議論すべき有用な記事をUPした時にはコメントすればいいのです。某格闘さんは「競争がゆるい」と書かれていましたが、ブログの一つ一つの記事に関しても、他の人からのコメントが多いことで「競争をする」べきなのだと思います)
DSEの公式HP担当者の方には検討の上、改善を要望します。

あまり文章がうまくなく長々と書いてしまいましたが、多くの人の「PRIDE公式HPでのブログのあり方」や「ブログの改善方法」についての意見をお待ちしております。

*2回目のコメント
たくさんのレスありがとうございます。かなり多くの人に賛同いただいているようでありがたいです。(なおサッカーに関しては公式内のこのブログではなく、個人的なブログの方でのみ書いてます)

まずいくつかある「オフィシャルブログ自体を消滅させる」という意見に関してですが、全く賛成出来ません。ブログでのいろんな深く浅く広く時に脱線する議論自体が楽しみの一つだからです。(個人的には、やはりピストンさんのブログがおもしろいですね。もちろん全面的にピストンさんの意見に同意できる訳ではないのですが)。

このブログはDSEに対して、「公式内ブログのあり方はどうあるべきか?」と「こうしたら改善できるのではないか?」ということを意見・要望するために、またみなさんの意見や議論を伺い参考にするために立てました。おそらくPRIDEオフィシャルサイト担当の方も見ているでしょう。議論が成熟したら自分の意見をまとめて直接メールor電話してみようかとも思っています。

ドリームステージエンターテインメント:TEL:03-5464-1531

Webコンテンツに関するお問い合せ
お問い合わせ窓口 お問い合わせの際には
『PRIDEオフィシャルメンバーズサイトについて』と、お願いいたします。
メールでのお問い合わせ窓口,お問い合わせはこちらへ
support@prideofficial.com

PRIDEオフィシャルサイト担当様宛
(笹原広報局局長宛でもいいかもしれませんが)

とにかくDSEとオフィシャルサイト会員ブログマスターと多くのゲストの方、多くの人が納得できるようなやり方を模索していきたいなと思っております。

*3回目のコメント
某格闘(昔の名前)さんも改名後に更新されなくなって、この話題も沈静化していますが、あえて公式ブログ改善案を出してみたいと思います。ちょっと分かりにくいので、いくつか分けて投稿します。

トップページ案
(現在、新着記事を更新順に5件表示)

これを同じ5件表示ですが、トップページに載る記事は1会員1記事のみにする。
さらに表示する方法を現在、新着記事のみなのを、ブログ管理人の名前も載せる(更新順は、新着記事の更新順で)

新着記事-ブログ主名前


トップページから「一覧」をクリックした時に表示されるページ
現在、新着記事の更新順に20件表示されているが、

ここでも掲載されるのは、1ブログ主ごとに1つのみにする。(順番はやはり新着記事の更新順)

現在(1/31、5:00現在)、某格闘(昔の名前で)さんの記事が20件中8件を占めていますが、この方式だと、「一覧」ページでも、20人のブログ管理人の方が掲載できるので、2,3日に1回ぐらい訪れる方でも記事が容易に探せると思います。

最後にブログ管理人ごとのページ案
現在、最新記事1件にコメントが全部掲載されるようになっています。

これを、

最新記事題名
記事~~、~~、~~、~~、~~
~~
~~
               コメント(80)

記事名
記事~~、~~、~~、~~、~~
               コメント(90)

記事名
記事~~、~~、~~、~~
               コメント(100)

新しい記事から3件を表示

そして「コメント」をクリックすると「現行の表示方式」が表示されるようにする。つまり、今、現在、見ている表示方式です。


あと左側の「カレンダー」と「最新記事」と「最新コメント」欄は、そのまま残す。

個人でやってるブログによくある表示方法です。
ただし、コメントされる方にとっては、クリックする手間が増えるので、ご不満が出るかもしれません。

仕事の合間とか食事中などに考えていましたが、こういう方法であれば、某格闘(昔の名前)さんのように、「1日1回」の新着記事を更新される方や「10日に1回」ぐらいの更新ペースの方も、共存できるのではないかと思っています。

もし反対意見や、さらなる改善意見などあれば、コメントいただけるとありがたいです。

今は落ち着いていますが、悪意のあるなしに関わらず「毎日新着記事を更新する」ブログ管理人が登場した場合、また某格闘(昔の名前で)さんのような非難を受けるかもしれません。何にせよ、また同じような事で荒れるようなことがないようにしたいものです。

★ここから、現在の状況などです。ここで問題になっている「某格闘さん」は「某ファイト」さんと名前を変えて活発に活動中です(苦笑)。
と書いている内(現在22:30頃)に、また「某格闘」に名前戻しましたね(少し呆れ気味)。まあ彼が言うように、ブログだから日に何本も記事を更新するやり方は普通に「あり」なのです。でも公式HPブログでは、1週間ぐらいかけて、いろいろ議論ややり取りしながらやるブログ主が多く、彼のやり方は、あまり受け入れられるものでなかったようで、彼の記事はコメントが炎上気味になっています。(今回のUFCでのミルコの結果は、また炎上を呼びそうです)。彼のように日に何本も更新する人と1週間に1回ぐらい更新する人の両方ともに共存できる方法として3回目のコメントのように提案してみたのですが、残念ながら反応がありませんでした(苦笑)。おそらく、この方法が今のところベストのように思うのでDSEにメールしてみようと思ってます。それにしても「某格闘」さんは凄いです。あれだけ叩かれながらも記事の更新を続けるという、その意志の強さはある意味見習うべきかもしれません。

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