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2006年11月

2006年11月26日 (日)

残り1節、シュミレーション

残り1節の時点で、
セレッソ、勝点27、得失点差-24、 最終節:川崎(H)
アビスパ、勝点26,得失点差-24、最終節:甲府(H)

1:セレッソ勝ち、アビスパJ2降格
2:アビスパ負け、アビスパJ2降格
3:アビスパ勝ち、セレッソ引き分け以下、アビスパ入替戦進出
4:アビスパ引分、セレッソ負け、アビスパ入替戦進出
5:アビスパ引分、セレッソ引分、アビスパJ2降格

セレッソが負けた場合に限り、アビスパは引き分けでもいいということになるが、そういう細かいことは、ベンチの監督とコーチが知っているだけでいいので、ともかく勝って、セレッソがコケてくれるのを待つしかない状況。


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名古屋 2-0 アビスパ、雑感

ヨンセンがいない分、アビスパにもチャンスがあるかに思われたが、名古屋の主力4人が前節出場停止だったため、その分、アビスパの選手よりも、かなりフレッシュな状態だった。アビスパは、前節の激闘から、スタメンを入れ替えることもほぼなく(柳楽だけ)で、疲労からか激しいプレスからボールを奪いサイドに展開、そして、ゴール前に何人か入り込んで得点するという形を取ることができなかった。疲れと、途中から降り出した雨がアビスパには不利に働いたようだ。個人的には、柳楽の若さと、経験があるはずの吉村の軽率なプレー、そして布部から得点の匂いが漂っていないことが目につく。ともかく、全体に疲れていた。これで終わったかと思ったが、残留を決めて気が抜けているはずの大宮が勝ってくれたので、首の皮一枚残ったという感じだろうか。ともかく「ありがとう、橋本!」という以外、何も収穫がなかったような試合で、脱力感しか残らない試合だった。選手もそうだが、見ている方も精神の勤続疲労みたいなものを感じるゲームだった。
入替戦に進出したら、相手は神戸か柏。こちらも熾烈な争いを繰り広げているが、早いうちから「最低、入れ替え戦には出れる」という気持があることもあり、アビスパが受けているほどのプレッシャーは、この両チームは抱えてないだろう。
まだ入れ替え戦進出が決定したわけでもないが、入れ替え戦は「180分、1本勝負」と考えて、初戦は、かなりメンバーを入れ替えて、フレッシュなメンバーで臨むという方法も、川勝は考えた方がいいかもしれない。(入れ替え戦の初戦は、最終節から4日後で、おそらくかなり疲労が残る状態で臨むことになるだろう)

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名古屋vsアビスパ、コメント

ハーフタイムコメント
●フェルフォーセン監督(名古屋):
簡単にボールを奪われないこと。
もっと集中して裏のスペースを狙っていこう。

●川勝良一監督(福岡):
両サイドから攻めているときに、戻りきれていないので、しっかりカバーに入ること。
相手はカウンターを狙ってくるから気をつけること。
落ち着いて後半の15分を大事に。


●フェルフォーセン監督(名古屋):
「前半は、高い位置でボールを失ったときには問題ありませんでしたが、中盤で失ったときに問題がありました。判断ミスがあったと思います。パスすべき場面でドリブルするなど、ボールを持ちすぎてしまい、混乱を招きました。その結果、自分たちのサッカーやテンポができず、2歩前進、2歩後退という状況になりました。守備は良かったと思いますが、攻撃は十分でなかったと思います。後半は良い立ち上がりで、ボールポジションもでき、良い攻撃ができました。チャンスはそう多く作れませんでしたが、2−0になった時点で試合が決まったと確信できました。試合をコントロールでき、守備も高い位置でできていたと思います。今日、勝点3が取れたことはとても喜ばしいことです。中断明けから、私たちのひとつのチャレンジとして、中位以上になることを目指して戦ってきました。その時点では、誰も信じてはいなかったと思いますが、良くやれていたと思います。シーズン前半は非常に難しい戦いが続きましたが、後半、特に終盤は非常に良い状態で戦っていけたと思います。いつも注目してくれていて、ありがとうございました」

Q 今日はヨンセンが不在で、2トップの布陣にしましたが、その意図は?
「監督としての最初の役割は、選手に良いフィーリングを持たせることです。福岡は良いSBの選手がいましたから、そこから布陣を考えました。福岡は今回、ラストチャンスのつもりで来ることは分かっていましたし、それに3トップで対応しては混乱すると考えました。そこで3−5−2を採用しました。(山口)慶がアレックス、金が吉村(光示)にプレッシャーをかけ、さらに、ボールを持ったらフリーの選手を探してパスを出すよう指示しました。最終的には藤田がフリーになると思っていたので、そこを使って裏を狙っていこうとしました。後半はとても良かったと思いますが、前半はナラ(楢崎)からのビルドアップがありませんでした。後半はそこを修正しましたが、これはナラの問題ではなく、DFの問題でした。DFにビルドアップの意志がなかったからです」

Q 本田選手がMVPに選ばれましたが、その評価を。
「シーズン序盤より、後半の方が良くなっていったと思います。彼は4バックでは左SBができ、3−5−2ではハーフもできる。いろいろできる良い選手だと思います」

●川勝良一監督(福岡):
「立ち上がりは、集中して良いサッカーができていたと思います。選手の気持ちだけでなく、チームとしてやれていました。その中でのPKは残念でした。モチベーションにも少し影響し、動揺したかもしれません。
ハーフタイムには、『こういうこと(PK)もあるが、集中していこう。いい時間帯で点を取られてしまったが、しっかりやっていこう』と選手たちを送り出しました。しかし、簡単に2点目を決められてしまいました。C大阪の情報(途中経過で負けている)を考えましたが、点を取っていこうとした矢先に点が入ってしまい、逆に失点しないように守りに入ってしまう形もあり、ここが徹底できずに混乱してしまいまったような気がします。しかし、神様はもう1回チャンスをくれました。サポーターも福岡から応援に駆けつけてくれました。残り1試合、もう1回勝って終わりたいと思います」

Q.失点シーンは相手にパスカットされ、ミスから生まれたものだったが。
「こういう試合は、相当自信のある選手でないと難しいと思います。相当気持ちが出る試合だと思うので。慎重さや弱気というのもあったと思うし、そこをどこまで攻める気持ちに変えられるか。そこをこの1週間でやっていきたいです。最終戦まで(J1残留争いに)持ち込めたので、がんばります」

Q.1点を取られたとき、点を取りに行けたのでは?
「確かに、あそこで1点返せれば大きかったと思います。名古屋の今日の戦い方を見ても、大きなポイントになったと思うので、あそこで取れれば良かったのですが…」

Q.C大阪の結果は意識していましたか?
「後半の15分~20分ころに伝えました。2点取られてガクッときた選手が見られたので、もう一度モチベーションを上げるために伝えました。ただ、私が常にその情報を気にしていては、点を取りに行くのか守りに行くのかというゲームコントロールをしてしまい、そこでチームが2つになってしまうのは避けたかった。C大阪の結果ではなく、自分たちが今日勝てば、とにかく最終戦までもつれることは分かっていましたから」


●中村直志選手(名古屋):
「今日は、個人的にも良い形でゴールを決められて、良い締めくくりになったと思います。下位との対戦はやはり難しいと思いましたが、今までこういうときに勝てていなかったので、少しそこは評価しても良いかなと思います。この良い状態を続けて、アウェイでも勝って、天皇杯に続けたいですね」

●本田圭佑選手(名古屋):
「まだまだ自分たちの力は出し切っていないと思いますが、勝てたことは評価できると思います。福岡はプレッシャーの中で戦っていて、僕たちが2点取ったことでダメージを与えられたと思います」
Q.今シーズンのMVPをもらった感想は?
「うれしいです。車の免許を取りに行こうと思います(笑)。ただ、こういう賞をもらったことに満足せず、さらに高めていきたいと思います」
Q.この後すぐに、アジア大会が控えていますね。
「疲れは誰にでもあるので、そこで自分の力を出してやっていけば自信になるし、さらに成長できると思います」

●杉本恵太選手(名古屋):
「ヨンセンがいなくてポイントを当てるところがなかったので、今日はロングボールではなく、つないで、つないでチャンスを作ろうという意図でやっていました。相手に裏のスペースがあったので、サイドを走ることで中から攻撃できたことも良かったと思います。僕自身も得点したかったのですが、チームのために仕事ができたと思うので、それはそれで良かったです。スピードを活かして活躍することで、まず評価してもらえるところがあるので、そこはこれからも持ち味として出していきたいと思っています」

●佐伯直哉選手(福岡):
「もう1試合チャンスがある。そのチャンスをしっかりモノにできるようにやっていきたい。みんな今日はすごく悔しい思いをしている。あとはやるしかない。今年1年やってきた練習の成果を、最後の1試合にすべてぶつけていきたい」

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2006年11月23日 (木)

アビスパ 1-1 ガンバ

スカパー!にてTV観戦。順当であれば、1-3ぐらいで負けていた試合。アビスパが押していた時間帯もあったが、決定的なチャンスの数でいけば圧倒的にガンバの方が多かった。ただし、マグノ・アウベスが「彼の日」ではなかったため、引き分けることができた。そんな試合だろうか..。セレッソの方は、前半から相手が10人の状態で勝ちきることはできなかったという。北斗の怪我で、今シーズンのアビスパのツキは尽きたかと思ったが、まだ、少しは残っているようだ。京都は、おそらく可能性はないだろう。入れ替え戦進出のための戦いは、セレッソとの争いにしぼられた。ここまでくれば、ともかく、目の前の試合に1戦1戦、強い気持で集中してのぞむしかない。

「やれんのか!?」

「死んでも生き残れ!」


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残留争い、残り2節にての対戦

アビスパ、勝点26、得失点差-22
セレッソ、勝点27,得失点差-22

アビスパ、名古屋(A)、甲府(H)
セレッソ、大宮(A)、川崎F(H)

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ガンバ戦を前に

前回の川崎戦は、休みになったこともあり、等々力まで観戦にでかけた。思いつきで選手起用する川勝、相変わらずどこがいいのか分からない佐伯、細かいことですぐ笛を吹く割りに倒れている川崎の選手に対してすぐに担架を出す処置をしない主審松尾、相変わらず見にくい等々力競技場、すべてのことが、ブログをUPさせる気を失わせた。
火曜日、無茶なスケジュールの中行われた韓国戦での北斗の怪我。そして、今日の博多は一日雨のようだ。
アビスパが苦手な雨。今シーズン、アビスパは、サッカーの神様から、十分過ぎるほどの、ツキを貰ってきたのだろう。今シーズン分のツキは、もう尽きてしまったのかもしれない。この状態になるまでに、最低、勝点30に乗せておかなくてはいけなかったのだろう。だが、現時点で、まだ3試合残っており、セレッソとの勝ち点差はわずかに1だ。まだ諦めるには早すぎる。おそらく神様は、「おまえらは、J1でやっていく気があるのか、上を目指す気はあるのか?」という問いかけをしてるのだろう。

「やれんのか!?」

「やれんのか!?」

「やれんのか!?」

ここまでくると、もう気持の問題なのだろう。強い気持を、今日のガンバ戦では、見せて貰いたいものだ。

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2006年11月18日 (土)

川崎 2-1 アビスパ、コメント

J1:第31節:川崎F vs 福岡:ハーフタイムコメント 
●関塚隆監督(川崎F):
・パススピード、各自の判断などが遅い。
・リズムを変えて、ゲームを作っていこう。
・前線の二人は動きを工夫して。
・『勝つ』という気持ちを前面に出してプレーしていけ。

●川勝良一監督(福岡):
・勝てる試合運びをやっている。
・ボールを回しながらサイドを使っていけ。
・もうワンテンポ早くボールをつないでいくように。
・後半、ここからが勝負。

●川勝良一監督(福岡):
「今日のゲーム、入り方もよく、選手が集中して90分よく戦ってくれた。交代で出た選手も結果を出して、全体で戦うという姿勢で最後まで行ってくれた。残念なのがPKがうちではなく相手だったと。その辺のハーフタイムの選手のメンタルのいらだちは、後半うまく抑えてくれた。切り替えも、ゲーム中になんとかやった局面でもよく耐えてくれた。前半バーに当たったりとか惜しいシーンもあった。ただ、後半フィニッシュに行くのに少し前半よりは雑になったシーンがあった。その辺は選手の焦りとか、慎重に行きたいという部分が若干残念ではあるが、全体的にはよく集中して戦ってくれた。勝ち点3を取れなかったのは非常に残念」

Q:中村北斗を前で使った事についての効果は?
「前半特に相手が捕まえづらいポジションを取ったりとか、飛び出すという事に関していくつかできていた。ただ、シュートを打つ時に少しエリアを限定して中央に絞りすぎたということはあった。もうちょっと密集から離れる、集団から逃げながら、できるだけ布部と近い距離でプレーするというところは初めてやった割には良くはできていたと思う」

Q:途中から城後と田中を入れたときの指示は?
「当然相手は疲れる時間帯。ある程度0で行くか、もしくはゲームが少し動いていても15分あたりで久藤もケガがあって、スタミナの面でも落ちる時間帯だったので、一人もしくはセットで入れようと。スピードとテクニックがあるから、そういう流れをもどす上で、その辺は最初から考えていた」

Q:1トップでのフォーメーションについては?
「1トップというか、最初から張ってもうちの場合決定力にはそんなに大きな影響はなかった。ギャップを作って後ろから飛び出す選手を作りたかった。(川崎Fが)3バックなので2トップで掴まれるよりは、1枚余らせて捕まえにくいポジションでプレーした方がいいかなと。あと中盤での攻防で負けないと。できるだけサイドを生かす上でも中盤でボールを取って、古賀あたりに早く預けて、折り返しを狙う。そういう意図だった」

Q:残り3試合に向けての戦い方は?
「別に変える必要もないし、やっぱり今一番大事なのはこういうゲームの後に全体が早くコンディションを回復して、これから詰まってくるスケジュールの中で戦うという気力だけでは持たないので、フィジカル面での回復も含めて。あとは今日2点目の失点のように、いい時間帯のちょっとした選手のポジショニングの修正をする。ただ、全体的に大きく変えることは考えていない」

●関塚隆監督(川崎F):
「今日の勝利はここに駆けつけてくれたサポーターが我々にプレゼントしてくれたんじゃないかなと思います。ホントに熱い声援で選手も非常に燃えて最後まで勝利目指して戦ってくれたと思います。そういう意味で非常に感謝しています。内容ですが、4人主力が代わって、代表選手(我那覇、中村憲剛)が一緒に準備できなかった中で、前半の立ち上がり、福岡さんの固い守備からの早い攻めということで、ちょっととまどいがあったんですが、辛抱して後半勝負というところでうまく先制点を取れたんですが、うちのミスから失点してしまいました。そういう試合内容でしたが、セットプレーから追加点を取れた辺がもう一つチームとしてもたくましくなってきたんじゃないかなと考えています。ここから連戦が続きますが、また次の試合にしっかり準備をして、我々らしいサッカーで勝利目指して戦っていきたいと思います」

Q:前半苦しい中、後半の立ち上がりからメンバーを変えるという選択肢もあったかと思いますが、後半そのまま入られたという判断について教えて頂けますか。
「前半も時間と共にといいますか、25~30分くらいになってからだんだん全体のポジショニングとか連携が取れてきていました。まだ0-0ですし、このまま後半に入って流れを見てみようと。そこで今度は変化を加えていきたいという風に考えました」

Q:その交代が我那覇選手のPKと同時だったんですが、そのタイミングに点は関係しているんでしょうか?それともプラン通りだったのでしょうか?
「立ち上がりの10~15分くらいは見てみようと。そこでリズムが変わらなければ、あの交代は考えていました。1点は入りましたが、そのまま交代をしたという流れでした」

Q:主力が出場停止(箕輪、マルコン、ジュニーニョ、マギヌン)という中、いつも通りのサッカーをするのが非常に難しい状況だったと思いますが、それについてはどんな指示を出されていたんでしょうか?
「福岡さんもぼくの予想と違って22番の中村北斗選手がトップで出てきたのと、それによって8番のボランチのホベルトが先発してきた。この辺の所を様子を見ないと、どういう形になるのか(わからない)という所がありました。その前、ここ3試合ホベルトが後半からの投入で、そこから福岡さんのリズムが変わっていたので、そういう意味もあって、選手も自分自身もちょっと固く行ったところはありました。

一番の強みは左サイド、14番の古賀くんと3番のアレックスなので、ここをどういう風に抑えながら仕掛けていくのか。そういう意味では森にいつもよりは自重しろと。その辺の指示は今日のミーティングでは話しました。彼はいつもよりも後ろ目から行ってくれたなと思います」

Q:前節の厳しい試合からの切り替えについては?
「難しかったですが、とにかく今日までには切り替えようということで、選手と共にやってきて、これで勝利ということで我々には一番切り替えられる形を作れたかなと思います。そういう意味では、日本人(日本育ちの選手)だけで、ぼく自身もこの3年間で(初めて)やりましたが、勝利できたというのは価値のあることじゃないかと思っています」

●佐原秀樹選手(川崎F):
「難しい試合だった。外国籍選手(ブラジル人)がいないから負けたといわれたくなかった。この前のレッズ戦でもストッパーで出たので、それについては特に違和感はなかった。アビスパは降格圏に居るということで、前半から前に出てきていた。前半は特にボールの取られ方が悪かった。前半0-0で行ければと思っていた。福岡は後半になれば落ちるかと思っていたので。(森)勇介が上がって攻めた所に運ばれた。ただ、それを前半に押さえ込めたので、後半につながったと思う」

●黒津勝選手(川崎F):
「(PKに関しては)ガナさん(我那覇)が得点王争いをしていたので、譲りました。PKをとった場面は、自分がフリーになっていて、その前から目が合っていたし、ガナさんも見てくれていた。一つ仕事ができました。(足を痛めていたことについては)痛いといっていたら試合にならない。そこは言っていられないです。今日は中盤からのパスが少なく、その分、ディフェンスラインからのロングパスが多かったですね。特に前半は攻められました。勝ち点が離れた、縮まったではなく、とにかく勝つだけです」

●寺田周平選手(川崎F):
「日本人(日本育ちの選手)だけで勝てたのは大きい。チーム力を見せれたと思うし、それはうれしい。今日の勝ちは切り替えられたのがポイントでした。それぞれが過去を振り返っても仕方ないので、切り替えようという意識で臨みました。切り替える事の必要性を感じました」
Q:勝ち点差が縮まりましたが?
「こういう事もあるし、勝つ気持ちを見せることが大事。どういう結末になるにせよ、一つ一つ勝つためにやっている。それの積み重ねです」
Q:厳しい戦いになりましたが?
「相手が跳ね返したボールがトップ下に収まることが多かった。そこは課題。右サイドは古賀が残っていた。そうなったときにどうするのか。彼は思ったよりも残っていましたね。今日は内容は良くなかったけど、勝てた。昇格したJ2の時も、同じように結果を残せていた」

●森勇介選手(川崎F):
「(古賀は)俺らが攻めて上がっている時に残っていてやられた。ただ、後半はバテていたと思う。今日はあまりボールをもらえなかった。同点になっても別に大丈夫だと思っていた。そこで諦めなかった。これからも頑張ります」

●中村憲剛選手(川崎F):
「勝って良かったです。ホベルトが来てました。ラインが高かったので、狙っていました。もう一つつながっていれば行けたんですけどね。あれだけ前から来てたので。クロ(黒津)にも狙えと話していました。ガナ(我那覇)が引いてくるんで。今日はセカンドボールを拾われましたね。後半、1点取れればと思っていました。失点をしてしまいましたが、そこで慌てずに行けました。(2点目は)かっこいいゴールではなかったですが、あそこで入れられた。今日はスタジアムの空気がよかった。結果論になっちゃいますが、空気に一体感を感じました。サポーターに感謝しないとダメですね」
Q:代表で疲れがたまっているのでは?
「そういう状況でやるのが(代表に)呼ばれた選手の義務。去年は(終盤に負けて)ズルズル行ったんですが、外国籍選手(ブラジル人)がいない中でやれた。このメンバーで勝てたのはうれしいです。次につながると思うし、つなげないとダメですね」

●布部陽功選手(福岡):
「どういう形にせよ、内容が最悪だったとしても今は勝つことが大事。それは選手全体がわかっている事。引き分けでいい、じゃなく勝つことだけを考えていきます。終わった後に監督から『下を向くような試合はしていない』と言われました。その言葉をみんな信じています。そんなにネガティブにはなっていないと思います。とにかくからだがボロボロになっても、勝つことだけに集中していきます」

●中村北斗選手(福岡):
「この時点でいい試合とかは関係ないです。ただ、次につながる試合にはなったと思う。ラストパスとかの精度を上げていきたい。0-0の時はトップ下という位置で自分の気持ち的にもっていけていた。1点入った後に1点ほしくてトップにまで行った。もう少しボールを触れる所に入るべきだったかもと思った」
Q:(代表選出による)過密日程については?
「代表に行くから後半から出るとかは絶対にしたくない。どのチームもそれは一緒。日の丸を背負う強い気持ちを持って勝ちにこだわりたいし、チームの方に力を入れたいと思う。悪い方向に考えたらきつくなるし、いい方向に考えるしかないと思う」
Q:声がおかしいのは風邪ですか?
「熱っぽいわけではないんですが、味が変です。ものを食べる時は問題ないんですが、鼻水が…」

●田中佑昌選手(福岡):
「自分たちのやるべき事をやっていくだけです」


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2006年11月16日 (木)

戸田ブログより アビスパvs広島を振り返って

戸田和幸公式サイトの「アビスパ戦」での談話が更新されている。

http://www.kazuyuki-toda.com/txt/1115.html

(要点&抜粋)

*「いい内容のサッカーで勝つ」ということは重要だが、「この試合は、内容はどうでもいいから勝つ」という試合だった。

*かなり天気が悪かった。うまくサッカーができる可能性が低かった。だから、より「雑でもいいから勝つ」ということに焦点が当てやすかった

*まぁ、必死に勝ちに来なきゃいけないのは相手(アビスパ)さんだったけど、相手さんがボールを取りに来ないんで、逆に前半とかは「いいのかな?」って気はしてた。

*--昨日は負けなきゃ良かった試合だもんね?
そうそうそう。そういう中でチャンスを作って点を取れば良かったんだからね。だから本当は福岡としてはあの戦い方は無かったんじゃないかなって正直思ってるけどね。申し訳ないけど。そういうメンタルじゃああいう試合は勝てないんじゃないかなって。俺の経験上そういう気はするから。
*俺は気持ちの強い方が勝つぞって思ってたし、試合前にみんなに言ってたから。そういう意味じゃ俺らのほうが強かったんだろうね。まず気持ちの強さがある中で出来る限りの冷静さと判断力。
*--前半の「後ろでゆっくり回す広島と追いかけてこない福岡」。それが象徴かもね。
彼ら(アビスパ)はもっと来るべきなんじゃないかなって正直思ってたし。まぁ、別にいいんだけど。でも、点取られてからは来たんだからさ。
--だったら最初からだよな。
うん。神様は微笑まないんですよ。俺の勝手な信念だけど。
*だからやっぱり「勝つんだ」ってがむしゃらな気持ちがまずないとね。負けることを恐れるんじゃなくてね。
--うん。特にこの試合はそうだったね。
うん。でも、ウェズレイのシュートがすごかったんでね。まぁ、助かりましたよ。
--あの人、ここんとこキレてるね?
そうだね。やっぱりしっかりした技術と度胸があるってことだよ。重要な試合になればなるほど、そういうのはよく見えるよね。そういう試合で今度は技術的にとか「おおすげぇ」ってプレーが出来るやつが一流だから。そういう「何かが掛かった試合」っていうのはどうしても雑になったり興奮して荒れたりするもんだから。でも、そういう中でどれだけ技術的にいいものが出せるかってとこで差がつくから
--そうやって言っちゃうと、この試合は選手の質を計りやすい試合だった?(笑)
まぁ、そうだね。それでいいと思うけどね。
*--後半もやられてはいたけど、本当にやられたかって言えばまた違うしね。
そうだね。うん。
--オフサイドの取れなかったとことかあったね?
そうだねぇ。でも、でっかいピンチにはなってないよね?
--うん。なってない。
そんなにオフサイド取れるような展開でもなかったし。
--うん。数字上はシュートを撃たれたみたいだけど別にね?
うん。「入んないよ」ってシュートの方が多かったからね。
--だから、「しっかりやって勝った」って試合だなと思ってます。守っててもさ「やべぇ!」ってのはそうなかったでしょ?
1回くらいかな。後半に。
--布部選手のやつ?
うん。空振りのやつ。やっぱり斜めに入っていくクロスとか自分たちの前を横切るクロスとかは触れる場合は触らないとダメだよね。後ろに流しちゃダメなんだよ。前半も一度あったんだけど。
*--むしろ俺なんかはこの試合は福岡に対して言いたいことの方が増えちゃうからね。もっと出来ることがあるんじゃないのかって。
まぁ、終盤の攻めとかはちょっとまずかったよね。福岡としてはね。
--そうだよね。
あれだけゆっくりで、イージーなミスとかしてくれたら確かに助かるよね。
--よく凌いだみたいなことしかないもんね。凌いでもないか?
凌ぐとこまでもいかなかったかなぁ。正直。
--「しっかり守った」ってだけだもんね?
うん。仕事はしましたって。
--うん。しかし今回は大一番だったわりに話が弾まねぇな(笑)
まぁ、試合前が大一番だっただけで終わってみれば別にね。
(雑感):ペトロビッチ(広島監督)は、アビスパが「試合を慎重に入る」ことを予想していた。川勝も、大一番ということで「慎重に入る」ことを選択したが、それは引き分けでも良かった広島にとって、より都合のいい展開だった。
 双方、落ち着いた試合になった場合、その試合を動かすのは、選手個人の能力になるだろう。その点で、広島の1点目は、ウェズレイという優れたブラジリアンの能力だった。アビスパには、長谷川統括の無能さによるものが最も大きな原因だが、こういう大一番で1人で決定的な仕事のできるFW(攻撃的MF)がいなかった。そういう点で、やはりアビスパは最初からある程度、全員で行くしかなかったのだろう。戸田のコメントを読むと、やはり川勝はゲームプランを間違えたのだと思う。さらに、1点取られた後のチームがバタバタしてる状態がかなりの時間つづいた。その状態を落ち着かせ、そして反撃へチームを向かせるのは後ろの選手の役割だが、この試合は、そういう存在がいなかった。(連勝中に声で引っ張っていたのは宮本だったが、この試合は出ることができなかった。さらに千代反田は、怪我明けで、自分の役割をこなすこと精一杯で周りに影響を与えることができなかった。それができるのはホベルトだけだったが、川勝は後半途中から投入した)。川勝は、人選ミスもしたのだと思う。
いろいろな要因が重なり、アビスパはあの冷たい雨の中、集まったホームのサポーターの前で、相手チームのDFが「こんな戦いでいいのか?」と思うような試合しかできなかった。「ふがいない」としか言いようがない戦いだった。
現状のアビスパの選手の質・能力からいって「相手をいなしてカウンターから点をとって勝つ」試合は、入れ替え戦を含めてできないような気がする。(広島戦のように、慎重に入ることを検討すべき試合は、アウェーでの入替戦第1戦のみぐらいだろう)。もちろん試合の最初から積極的にプレスをかけにいくということは、かなりしんどい。しかし、まずそこから始めないと、今のアビスパの個人能力から行けば、勝機すら見いだせないような気がする。次の川崎戦までに、取り戻すべきもの「絶対、生き残る」という強い気持だろう。アビスパ、セレッソ、京都の3つの内、この気持ちが一番強いチームが入れ替え戦への切符を手に入れることができるような気がしている。

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2006年11月15日 (水)

20061115、サウジアラビア戦後 オシム監督会見

――前回からチームよい方向に向かっているそうだが、今日の結果で確信に向かっているのか?
インド戦よりも出来がよくなかったと思っている。悪くなっているということだ。もちろん相手が違う。サウジアラビアはインドよりも強いし、ピッチの状況も全く違う。インドではミスが出ても、ピッチコンディションのせいにすることができた。今後、もっとよいチームを作るためには、今日の試合で何がよくなかったか、話し合う必要ある。
最初、立ち上がりはイライラする展開だった。普通なら失わないようなボールを相手に渡してしまった。その後に、普通というか、よい時間帯もあった。しかしその時間帯でも、もっとアイデアを発揮してよかった。例えば、これは中村憲剛への批判ではないが、彼以外の選手がもっとアイデアを出してほしかった。そして全体のコンビネーションを考えてほしかった。その次の時間帯は、日本のチームに典型的なのだが、自分のミスで自分をピンチに追い込んでしまった。ここは修正しないといけない。簡単に相手に主導権を渡してしまい、PKをプレゼントし、1点まで与えてしまった。後半、立ち上がりはまあまあだったが、時間の経過とともに問題が出た。それは何かというと、フィジカルの問題だ。これは昨日の会見でもお話したとおり、リーグの終盤戦であること(が原因だ)。ジャンプするどころか、ボールの方から逃げられてしまう。だから、相手もっと強かったら、その時間帯に失点してしまうこともある。そこは気をつけなければならない時間帯だった。
もちろんサウジが弱いといっているわけではない。だが、彼らはボール回しに熱中しているようだった。つまりサウジの選手同士のパス回しが主要な関心事であり、ゴールは二の次のようにも見えた。しかし結果として、われわれの努力もあり、サウジにはチャンスらしいチャンス与えなかった。これは評価してもよい。こういう話はしたくないのだが、そういった状況では一般的にはオール・オア・ナッシングでやってくるものだ。2トップの両方を足の速い選手を使ってカウンターを狙う。そういう戦術が一般的だ。そういうふうにはならなかったが、あとはどの点を修正するか、皆さんにではなく選手に直接伝えたいと思う。
そうそう、よい点についていうの忘れてた、一番よかったのは、次の試合のPKキッカーが誰でないか、ということ(笑)。それは大きな収穫だったと思う。
――後半、フィジカルの問題があったと言ったが、サウジが選手交代したことで左サイドにスペースを作られて混乱していたようだが、それに対して選手はうまく対応していたか?
それは大きい問題ではない。走れるかどうか、走れない選手がいるところでどうするか、ということ。よく誤解される方がいるようだが――。対戦チームが、あるサイドからプレスをかけてくる。実際には、われわれがピンチになるのは反対側のサイドなのだ。ことわざというほどではないが、危険に見えるところほど、そんなに危険ではない。
例えば日本の左サイド、アレックス(三都主)や憲剛が疲れ始める。そこで一番問題なのは、逆サイドの加地が攻められたら大変だということ。あるいは逆に加地が先に疲れたら、反対のことが言える。連鎖反応が一番怖い。まず、ある選手がミスして、それをカバーするためにほかの選手が余計に走る。そこでまたミスをしたら、第3の選手がもっと余計に走る。そこで疲労して、その選手が間違えてしまえば、第4の選手が追いつく前に失点してしまう。だから、明らかに「これはミスだ」というのは気がつくから簡単なのだが、そういうふうに見えない。相手選手との距離が不正確で、はっきり目に見えないミスというものが、最も(相手に)押し込まれる原因になる。サウジはスキルの高い選手がそろっていたから、それを利用して攻めてきた。相手の交代選手を見ても、サウジがそれを理解して、日本の弱点を突いてきているのが分かった。それは選手が疲れたから代えたのではなくて、日本を研究した結果、あの交代になったと思う。日本のパフォーマンスが落ちたから、そこを突かれそうになった。
そういう見えない、分かりにくいことについて、もっと分析的な記事を皆さんが書いてくだされば、もっとサッカーの理解は深まると思う。

――サウジの攻撃では、24番(スリマニ)がパス回しの中心になっていたが、彼をもっとマークすべきだったのではないか?
そういうふうにしようとしたが、向こうの方が上回っていた。つまり、相手チームのベストプレーヤーをマークする。それによって試合を作る、あるいは壊すというのは、はっきり説明はしやすい。例えばバルセロナと戦うとき、極端な例だが、有名なロナウジーニョとかメッシとか、そういう選手にマーカーをつけたとする。その場合、マークするこちら側が怖がっているわけだ、必要以上に。マークする役割の選手は、向こうのよさを消すというところでしかプレーしていない。例えば、こういうふうに考えられないだろうか。それまでロナウジーニョをマークしていた選手が、マークをほっぽり出してゴールに向かう。そしてパスをもらおうとする。その時、ロナウジーニョはどうするだろうか。誰が追うのか。ロナウジーニョが追うだろうか? ロナウジーニョは一番近くにいたから、走らなければならない。もしロナウジーニョが戻って守備をするところまで追い込んだら、彼はロナウジーニョではなくなる。だから、最もよい選手を何とかしようとするには、そういやり方での対策というものが考えられる。今日も24番については、そうしようと思った。彼をマークする係りの選手たちは、24番が攻撃で果たした役割よりも、もっと素晴らしい役割を果たした。つまり、日本の攻撃に役立ったということだ。
少し、話全体がナンセンスに聞こえるかもしれないが、私はまじめだ。いい選手だから、自分たちの誰かをマークさせて疲れさせようという考えには及ばないわけだ。例えば、ワールドカップ(W杯)ドイツ大会、フランス対ブラジルの試合はご覧になっただろうか。メンバー表には、カカ、ロナウド、ロナウジーニョ、アドリアーノ、ジュニーニョ。つまり攻撃という意味では、世界のベストプレーヤーが5人も6人もいた。その結果がどうだったか。バランスが崩れたわけだ。GKを除けば、フィールドプレーヤーは10人しかいない。1人いいプレーヤーがいて、その周りで5人の選手が走る。そうでないとチームは機能しない。それを理解しないで、ブラジルだからといって、怖がって最初から守備だけをしようとすると、彼らの思うつぼとなるだろう。日本の現実からはかけ離れた話かもしれないが、サッカーとはそういうものだ。何度も申し上げているように、(相手が)ブラジルだろうと怖がる必要はない。逆にどんな相手であろうと、軽く見てナメてもいけない。24番もそうだし、途中から出た10番(サフルフーブ)もそうだが、彼らも、どういうふうに抑えられたか分かっているはずだ。日本の選手たち、それぞれのチームの監督たちは気をつけないといけない。監督は選手たちに、相手をリスペクトする必要はあるが怖がってはいけない、ということをもっと教えるべきだと思う。

――今後も巻には先発のチャンスを与えるか?
巻が駄目だというのか?

――駄目というわけではないが、ほかにももっといいFWがいると思うが
具体的な名前を出してくれ

――播戸

――今は試している段階ということだが、前線での巻、我那覇、中村憲のコンビネーションはどうだったか。今日の試合で実験は成功したと思うか?
成功か失敗かは、皆さんで判断してくれ。ただし今日の試合は実験ではない。こういう真剣勝負だから、実験だったとは言いたくない。相手に対して失礼だ。実験でなく、真剣勝負だ。もっと長い時間、一緒にトレーニングや試合をすれば、もっといいコンビネーションができたと思う。率直にいうと、これは選手たちに言ったことだが、日本には外国にプレーしている選手が7、8人はいる。彼らも、今日の試合で頑張った選手と同じくらいに、頑張ってほしいと思っている。逆に日本でプレーしている選手が、欧州の選手を脅かすくらいのプレーをしてほしいものだと思う。欧州でプレーしているからといって、代表のレギュラーだと自動的に考えるのは間違いだ。そこのところを誤解すると、海外にいる選手も国内にいる選手も、悲しい誤解のまま過ちを犯すことになる。両方が競争相手なんだという意識を持ってほしい。例えばスコットランドの中村俊輔が、日本に別の中村が現れたと聞いて、ショックを受けてほしいと思う。
皆さん、今日は別にブラジルに勝ったわけではないので、あまり質問をしないでほしい(笑)。

――今日は三都主がいつもと異なるポジションでプレーしていたが、特に今日の試合で特別や役割、意図があったのか?
どんな役割だったと思うか? 教えてほしい。

――試合を見る限り、あえて内側の位置からサイドに競り出して、そこで駒野とのコンビネーションを引き出すように見えたが
その通り。それでバランスを取ろうとした。左サイドにアレックス、右サイドには対照的に中村憲剛。反対側では7番(ハイダル)と24番をアレックスと駒野が対応する。彼らも、サウジの選手の方も、中に入ってくる傾向があった。その結果、サイドにスペースができて、そこをサイドバックが上がってくる。そういう作戦を向こうは立てていた。こちらも同じやり方をして、われわれの方が成功した。つまりサウジのサイドバックよりも、加地と駒野の方が、より相手に脅威を与えた。それは相手の戦術に対するわれわれなりの回答だ。
 もしブラジルに勝ったなら、会見ではなくお祭りをしたいものだ(笑)。

ナシとリンゴを比べて、どちらがいい果物かということか? ほかには?

――高松
巻と高松の髪の色を比べてはどうか(笑)?

――髪の色はどちらが好きか?
色の問題ではない、高松には高松のクオリティーがある。ほかの例を挙げよう。攻撃は最大の防御である。逆に、最大の防御は攻撃の中にある。巻はその点で実践している。つまり、攻撃の先頭の選手でありながらディフェンスもする。攻撃の能力という点で問題がないわけではない。しかし巻が果たす役割は、汚れ役だ。大事な役割を果たしていることを忘れてならない。相手のゴールとハーフウエーラインの間を走り回り、時にはスライディングタックルまでする。そういうFWがほかにいるだろうか? エネルギーを使っているし、非常に消耗するわけだ。消耗する中で、ボールをもらったときに、もっと集中力があれば、もっといいパフォーマンスができるだろう。
 私は巻をよく知っているので、ここで巻がいいとか駄目だとか別の評価をするつもりはない。もう少し、呼ばないでおこうか、と思ったこともある。しかし結果として、今回は呼んで正解だったと思う。お願いだから、この選手とこの選手はどっちが素晴らしいか、と比べるのは控えていただきたい。

――今は試している段階ということだが、前線での巻、我那覇、中村憲のコンビネーションはどうだったか。今日の試合で実験は成功したと思うか?
成功か失敗かは、皆さんで判断してくれ。ただし今日の試合は実験ではない。こういう真剣勝負だから、実験だったとは言いたくない。相手に対して失礼だ。実験でなく、真剣勝負だ。もっと長い時間、一緒にトレーニングや試合をすれば、もっといいコンビネーションができたと思う。率直にいうと、これは選手たちに言ったことだが、日本には外国にプレーしている選手が7、8人はいる。彼らも、今日の試合で頑張った選手と同じくらいに、頑張ってほしいと思っている。逆に日本でプレーしている選手が、欧州の選手を脅かすくらいのプレーをしてほしいものだと思う。欧州でプレーしているからといって、代表のレギュラーだと自動的に考えるのは間違いだ。そこのところを誤解すると、海外にいる選手も国内にいる選手も、悲しい誤解のまま過ちを犯すことになる。両方が競争相手なんだという意識を持ってほしい。例えばスコットランドの中村俊輔が、日本に別の中村が現れたと聞いて、ショックを受けてほしいと思う。
皆さん、今日は別にブラジルに勝ったわけではないので、あまり質問をしないでほしい(笑)。

――今日は三都主がいつもと異なるポジションでプレーしていたが、特に今日の試合で特別や役割、意図があったのか?
どんな役割だったと思うか? 教えてほしい。

――試合を見る限り、あえて内側の位置からサイドに競り出して、そこで駒野とのコンビネーションを引き出すように見えたが
その通り。それでバランスを取ろうとした。左サイドにアレックス、右サイドには対照的に中村憲剛。反対側では7番(ハイダル)と24番をアレックスと駒野が対応する。彼らも、サウジの選手の方も、中に入ってくる傾向があった。その結果、サイドにスペースができて、そこをサイドバックが上がってくる。そういう作戦を向こうは立てていた。こちらも同じやり方をして、われわれの方が成功した。つまりサウジのサイドバックよりも、加地と駒野の方が、より相手に脅威を与えた。それは相手の戦術に対するわれわれなりの回答だ。
もしブラジルに勝ったなら、会見ではなくお祭りをしたいものだ(笑

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2006年11月14日 (火)

サウジ戦前日、オシム会見


――闘莉王は明日試合に出られそうか?闘莉王は(練習で)どうだっただろうか? 先発でなければベンチということになるが、試合ができるかできないか、中途半端などちらでもない負傷というものはない。彼自身は「大丈夫だ」と言っている。あるいはチームの中で一番元気かもしれない。明日も何も問題なければ(出場させて)いいと思っている。
――サウジ戦に向けて具体的な練習をしていたようだが
今日のような出来だったら、試合をしない方がいい。負けてしまうだろう。もちろん、選手の側にもいろいろ理由はあるだろう。疲労だとか、今日の練習は決め事が多かったとか。(練習中)監督である私をだましてプレーしようとする選手ばかりだった。全員ではないが、一部の選手は疲れている。肉体だけでなく、メンタル面でも疲れている。Jリーグにおいて、ある結果を達成したチーム。あるいは得るものも失うものも、何もないチーム。もちろん、優勝争いをしているチーム、タイトルがかかっているチームもある。そういう(所属チームの状況に)違いがあるということを、考慮することが大事になる。代表の試合だけに出ていればいいというなら、何の問題もないのだが。しかし彼ら選手には、所属チームでの義務、責任というものが大きいわけだ。しかし私の経験からいえば、そういう試練は現代表にとっては、歓迎すべき試練だと思っている。
 今回の試合は、タイミングがあまりよくないと思う。Jリーグが大詰めを迎えており、選手たちはシーズンを終えつつあり、たくさんの試合をこなしてきたので、モチベーションが少し下がっている。また実際、予選突破が決まっているわけで、突破しなければならないという状況ではない。どうやって選手のモチベーションを高めることができるか――。それができれば、いい試合になると思う。
――新しく招集した選手を使うのか? またどんなことを期待するのか?新しい選手を全員使おうか? そうすれば(メディアの)皆さんも、新しい(ニュース)素材の数が増えるだろう。監督としては、チームをまとめなければならない。今がどういう状況なのかは先ほどお話したとおりだ。初めて招集された選手も、所属するJリーグで順位争いをしているのだ。つまり、どこか別の国のリーグから呼んできたのではない。だから(いつもの選手と)そう大きく状況が変わっているわけではないのだ。
 繰り返しになるが(問題は)Jリーグは今が大詰めで、選手の気持ちもそちらに向かっているということ。それから代表チームについては、練習時間が少ないのは元からだが、それに加えて疲労を取るためにリフレッシュする時間もないということだ。皆さんが記事にしたかどうか私は読んでいないが、サウジアラビアはここ2週間以上、リーグ戦を中断して代表チームの練習をし、テストマッチを1試合やり、しかもわれわれが招集するよりも前に来日して札幌に入っている。そういうことをぜひ、皆さんには記事にしてほしい。もともと年間カレンダーがこのようになっているので、それを今さら変えることはできないが、それが今後の課題だと思う。ヨーロッパのように秋に(リーグが)始まるということをやる前に、ヨーロッパでの予選、欧州選手権やワールドカップ予選の大詰めが秋に来る。これはヨーロッパのシーズンの始まりに当たる。つまり選手の疲労がそれほどない時期に、国際的な予選の大詰めが来る。それだけ違うということを知っておいていただきたい。
とはいえ、だからといって(明日の試合が)どんな結果になってもいいというわけではない。明日の試合の結果が出た後にこういうことを言うよりは、今日のうちにお知らせしておいた方がいい情報だと思った次第だ。

――練習の冒頭で巻と我那覇が2トップを組んでいた。これまでと違い、高さのある2トップだが、サウジを相手にどういう効果があると考えるか?
いろいろな組み合わせを今も考えているところだ。招集する選手もテストの段階だし、その中でのシステムについても、さまざまなことを試している最中だ。そのほかにも1トップでいくことも考えているし、そのサイドにシャドーで入る2ストライカー、速い選手を入れることも考えている。ヨーロッパの強いチームでは、そういうシステムを使っているところが多い。しかしまだ実験途中、実験を繰り返しているところだ。どういう戦術を採用するか、決断の問題でもあるが。
今回けがで呼べなかった選手――播戸がそうだったわけだが、インド戦ではいい働きをしてくれた。サッカーとはそういう中でやっている。誰でもいいというわけではない。代表として呼んだなら、私は選手に対してリスペクトをもって接する。もちろん、インドがヨーロッパや南米の強豪と同じ力を持っているわけではない。だから日本が今後、世界の強豪と互角に戦えるチームにするための準備をしているところだ。その方向で、何がこのチームに必要かを考えている。これまでのところは、Jリーグでプレーする選手の中から選んできた。呼ぶだびに、新しい発見、新しい印象を持つことができて私はうれしい。Jでプレーしている日本人のプレーヤー、選手同士でも、新しい発見があったと思う。そこで今度は、外国人相手、例えばインドとかイエメンなどと試合をする。そこである程度、苦しむ。どこに問題があるのかと(選手は)自問自答する。皆さんジャーナリストの方々も自問自答していただきたい。
――選手のモチベーションということをおっしゃっていたが、戦術的にはどのような部分が勝敗を分けると考えるか?
どういう戦術なら成功するかは、試合が終わってみないと分からないことだ。こちらとしては対戦相手にリスペクトしながら臨むので、戦術はサウジアラビアが持っているカード、つまりサウジアラビアの選手はクオリティーが高いが、そのいいところを消すということをやっていきたい。それからサウジの選手を驚かせたいとも思っている。戦術とは、相手があってリスペクトを持ち、そしてうまくやるためのカードを使うということ。もちろん日本の選手もクオリティーは高い。しかし世界は、ある程度の水準まで来ている。日本に限らないが、世界のどのチームと試合をしても、楽勝だという相手はない。それは相手に対して失礼だし、バルセロナやマンチェスター・ユナイテッドやチェルシーであっても、相手を見下して勝つことはできない。ましてや代表チーム同士であれば、なおさらだろう。

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2006年11月11日 (土)

アビスパvs広島、コメント

11月11日(土)J1 第30節 福岡 vs 広島(15:05KICK OFF/博多球)
ハーフタイムコメント

●川勝良一監督(福岡):
・後半、もっとボールを動かしていけ
・サイドを使って攻めていくように
・1点取って流れを変えていけ

●ペトロヴィッチ監督(広島):
・後半の戦いは3点目をとりに行こう
・しっかりとボールをつないでいくこと。ボールを動かすこと
・前が空いたらシュートを打っていこう

●川勝良一監督(福岡):
「立ち上がりのちょっとアンラッキーな失点で選手に動揺が広がったのかなと思います。今日のゲームで唯一気になったのは、なかなか声が選手同士で出ない組み合わせということで、2点目もバタバタの中からのもので、声が出て簡単に指示が出るところで自滅してしまった。そういう形での失点が今までなかったんですが、それが続いてしまいました。
 後半は、ある程度落ち着いてゲームをしようと。2点のビハインドだけれども1点取れば相手に相当圧力がかかるんでということで臨みましたけれど、決定機がいくつかあったところを決められず、終盤は焦りが出て単調になってしまいました。勝てる、惜しい試合を落としてしまったと思います。選手たちには気持ちを切り替えて、残り4試合に意識を統一しようと伝えました」

Q:後半は前線に3枚置いて、後ろを3枚にしましたが?
「前線は3枚じゃなくて3-4-1-2です。クロスを単調に入れて跳ね返されるというシーンが多かったので、クロスを入れる前の段階で、北斗とか城後には、バックラインから逃げて変化をつけるとか、もしくはアーリークロスが抜けるときに横の厚みをつけるために前に人を置いたということです。取れるようなシーンがいくつかあった中で取り切れなかったというところで、ちょっと機能はしなかったですけれども、結果的には、その形が後半は一番良かったかなと思います」

Q:後半に3人の選手を代えましたが、その意図について?
「飯尾の足首の状態がゲーム前から良くなかったので、ホベルトを入れるときには4-2-3-1みたいな形で、北斗が一つ前にあがって後から飛び出すということでした。広島が下がって5枚にするのは分かっていたんで、後半に2トップを置いても簡単につかまるということで、逆に言えば下がっている前でプレーしたり、あるいは両サイドに上手くボールが入ったときには飛び出してほしいと伝えました。城後に関しては、最初は右サイドで、10分以内に点が入らなかったら2トップに入って単調なボールが入ってもつぶれてくれと、もしくはバックラインから逃げて足元でプレーして、変化をつけてミドルシュートを狙ってくれということです。薮田に関しては、右サイドで出来るだけシンプルにプレーして、ボールを中に入れてほしいと指示しました」

●ペトロヴィッチ監督(広島):
「前半の立ち上がりは、私たちが予想していた通り福岡はかなりディフェンシブで、自陣にほぼ全員が戻って守りを固めるという戦術できたと思います。そんな中で、私たちは我慢をして、自分たちのチャンスを待って、自分たちのゲームが進められていたと思います。そして、リードするべくしてリードできたんじゃないでしょうか。特に前半は満足しています。なぜかといえば、今週練習してきたことがそのまま出来たからです。2点とった後、後半は3点目を狙いに行くというよりは守りにいってしまったと思います。すごく走っていたし、すごく戦ってくれましたが、監督としては3点目をとりにいけるようなチームであってほしいと思っています。まだ我々のチームは成長過程なので、3点目を狙うということで、もっともっと成長していかなければならない場面があると思います。しかしながら、今日は残留争いをしている福岡との対戦で簡単な試合ではありませんでしたが、選手たちは良くやってくれたと思います。本当にほめたい気持ちでいっぱいです。私が来てから18試合が過ぎたわけですけれども、私はあまり選手をほめるタイプではないんですれども、今日の試合に勝った後に言いたいことは『選手たち、よくやったぞ』ということ。本当にほめてあげたいです」

Q:今日の勝利でJ1残留に大きく近づいたと思いますが、その点について監督はどのような手応えを感じていますか?
「私たちは残留に近づいたというよりは、残留を確実なものにしたといっていいんじゃないかと思います。数字的にはまだ可能性が残っていますけれども、横浜FM戦の前に、あと勝点が6必要だと言いましたが、横浜FM、と今日の福岡戦で勝点6。ほぼ自分たちの仕事はやり遂げたんじゃないでしょうか」

●千代反田充選手(福岡):
「しっかりやれなかったという印象です。ミスも目立ちましたし、先に取られたくなかったというのもありますし、取られた後にまたすぐに失点してしまったというのもありますし。0-1であればチャンスは十分にあったと思うんですけれども、やるべきところでやることが出来なかったのは反省材料です。自分としてもミスが多かったですし、もっとやれることはあったと思うし、チームのために何もすることができなかったというのが、まずは一番にあります。上位陣との対戦が続きますけれども、これまでも上位陣に勝ってますし、高いモチベーションを持って、しっかり気持ちを切り替えて、今日やってしまったことを次にやらないようにして、勝つために1週間を過ごしたいと思います。精神的にもきつい試合が続くと思うんですけれども、そこで負けていたら話にならないんで、みんなでモチベーションを上げてやりたいと思います」

●布部陽功選手(福岡):
「本当に大事な試合だったんですけれども、勝点差を5にできなかったことが悔しいですね。失点をした時間帯というのが早かったのと、たて続けに入れられたというのがチームにとってダメージが大きかったです。前半を0で抑えるのがうちの勝ちパターンとしてあったので。(得点シーンを逃したことについて)僕自身反省しなければいけないところですね。決めるところで決めないと。バウンドが変わったんですけれども、あそこはねじ込むみたいな気迫が足りなかったんだと思います。数少ないチャンスをものにしていかないとこれからは厳しいので、自分自身を見つめ直して反省します。今日も厳しかったし、残り4試合も厳しいですし、もう楽な試合はないですし。でも目の前の1試合、1試合を死に物狂いで戦えるようにプレーします」

●吉村光示選手(福岡):
「ラッキーな点が入ってしまったので、その後は向こうも徹底して守りに入ってしまったし、うちもカウンターからという攻撃が出来なくなってしまったので、流れ的にはよくなかったですね。2点目はやってはいけない失点でした。自分たちの連携ミスからの失点だったんで。後に人がいるのは分からなかったですね。後半に関しては相手がゴール前に8人へばりついていたんで、2点を取るのは難しかったかなと思います。あれが逆の立場なら向こうも出てきただろうし、うちのカウンターも効いただろうし、最初の1点が全てでしたね。広島は守るのが得意なんで流れは良くなかったですね。うちはカウンターで点を取っていることが多いので、徹底して守られている状況の中で点を取るというのは得意なほうじゃないんで、その辺の練習もこれからしていかなければいけないのかなと思います」

●戸田和幸選手(広島):
「(ボールを後で回す形で試合に入りましたが)相手が来ないんだったら持っていてもいいし、落ち着いて、無理に前に行くこともないし、そういう形で入りました。すごく全員が集中した中で、まずは戦うというところからゲームに入れているのが大きい。それが結果に表れていると思います。今日は雨も降っていたし、風も強かったので、極力難しいことはしないでシンプルにやるということと、とにかく戦うということでした。そこで負けなければ試合に負けることはないので、そこは強く意識して全員で試合に臨んだし、それが結果的に試合がうまく運べた原因だったと思います。残留というのはほぼ達成しつつありますが、残りの試合を勝って、もっともっと順位を上げていかないといけない。低いところで満足していてはいけないし、それではサポーターにも申し訳ないと思います」

●森崎和幸選手(広島):
「サイドに人数をかけてくるのは分かっていたんで、そこにつり出されないようにして中央を閉じるという形でやっていました。今日の試合は勝つことが全てでした。まずはしっかりと残留が確定してから上を見るという形にしないと、油断は禁物だと思います。今はいい流れで来ているので、流れを止めないように次も戦いたいと思います」

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アビスパ 0-2 広島、雑感

この試合、最も勝敗に影響したのは天気だったような気がする。アビスパの場合、細かいパス回しからサイドでチャンスを作り、そこから点を取るという形が現在、最も得点の可能性を感じさせる。だが、本日の天気は、時折、激しくなる雨と強烈な風。この天気が、足元のコントロールを微妙に狂わせ、攻撃に速さを出すことができなかった。さらに寒さがケガ持ちの飯尾と古賀誠史の動きから鋭さを奪ったようだ。一方、広島の方は、ウェズレイと寿人が絶好調で、この二人のコンビだけで点を取れる可能性を秘めていた。前半15分のウェズレイのゴールは、このブラジル人の能力にやられたものだし、1分後の、ミスを生かした寿人と嫌な所へ入り込んでヘッドで押し込んだウェズレイの嗅覚と決定力はさすがだったと思う。

広島のゲームプランはとにかくまずディフェンス重視で、まず守って2トップ+1人ぐらいで点を取れればいいという感じだった。アビスパも残留のためには非常に重要な試合だったため、慎重な入り方をした。これが広島に余裕を持たせることになってしまった気がする。ホームでもあり、開始10分限定で相手DFラインからでもプレスをかけていれば、ここまで広島のゲームプラン通りに運ばなかったような気がするが、これはあくまで結果論にしか過ぎない。(それにしても、こういうゲームで、ホベルトを最初から使わなかったのは、明らかに川勝のミスだろう。しつこいようだが、川勝が佐伯をあそこまで重用する理由が、自分にはどうしても分からない)。さらにこの雨が、さらにひどくなる可能性もあり、グラウンダーのパスでの攻撃が構築できない場合、バロンやアレシャンドロ(どういう選手か見たことないので、どれだけやれるかは不明。だが187cmの身長があれば並のDF相手に頭で勝つことは可能だろう)というヘッドの強そうな選手をベンチに置いておかなかったというのも、川勝のこの試合におけるゲームプラン、読みが甘かったような気がする。さらに「今が、一番痛い」という状態の飯尾よりも、田中か有光か藪田の誰か状態のいい選手を使うべきだったような気がする。(まあ、負けたから、その原因は、いくつでも挙げられるのだが)

ともかくこれで、入替戦なしでの残留はなくなったと考えるべきだろう。選手は気持を切り替えて、川勝は、もっと選手の状態をきっちり見てゲームプランをよく考えて、次の川崎戦に臨むべきだ。幸い、セレッソはホームで2点差を追いつきながら結局は負けているし、京都もホームで勝つことはできなかった。さらに、川崎はジュニーニョ、マルコン、マギヌン、箕輪がアビスパとの試合に出場できない。さらに中村が代表戦で、いくらか消耗した状態になるはずだ。今シーズンの出来から言えばアウェイで川崎に勝つことは、かなり厳しかったはずだが、これだけの条件が揃えば、十分に勝ち点3を取ることは可能なはずだ。今シーズン、まだサッカーの神はアビスパを見放してはいない。あとは、どうチャンスを掴むかだろう。「死んでも生き残れ!」という戦いは、まだまだ続く。

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2006年11月10日 (金)

対広島戦を前に

アビスパにとって、入替戦なしでの残留のためには非常に非常~に重要な明日の対広島戦、前売りが1万5千枚売れたそうだ。博多は、10日の夜から雨が降るようで、ピッチ上はスリッピーな状態だろう。戸田和幸のHPを見る限り、広島もいい形で、博多に乗り込んでくるようだ。FWの寿人とウェズレイの能力と、W杯を経験している戸田と駒野の経験は、この大勝負という面では、彼らに有利に働くだろう。しかし、アビスパも、天皇杯を挟んでもチーム状態はキープできているようだ。そして博多の森を埋め尽くすサポ達が、アビスパの戦いを後押しし、広島を萎縮させてくれるはずだ。明日は、久々に土曜日が休みになったので、スカパー!の生中継画面を通じて、博多まで念を送ろうと思う(笑)。(でも、今年、TVの生中継で見た試合は、全て負けてるんだよなあ..。その点が不安だ)ともかく明日は、TV画面の前でアビスパと共に戦うことになる。残留のかかった両チームの戦いはガチガチガチな展開になるだろう。「がむしゃらに。しかし、どこか冷静に」。この部分を90分、より多く実行できた方に、サッカーの女神は微笑むような気がしている。

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2006年11月 5日 (日)

グダグダだったPRIDE武士道

入り口付近の当日券売り場をのぞくと、「スタンドA売り切れ」との張り紙。しかし、会場に入るとコンサートでいう「横アリのスタンド」部分閉鎖だった。アリーナとセンターは8割ぐらい埋まっている。公式サイトにて購入したスタンドS席は、素晴らしい席で、オペラグラスが要らなかった。そして、煽りビデオで佐藤Dとナレーションの碇ゲンドウ(立木氏)が復活!準決勝の郷野の入場ぐらいまでは、結構、いい興行になる予感がしたのだが..。

第1試合リザーブマッチ、ゲガール・ムサシ○vs●ヘクター・ロンバード(判定):リザーブマッチ、元柔道家のロンバードがストライカーのムサシにグラウンドをコントロールされては、勝ち目はない。グダグダな試合だった。

第2試合準決勝、パウロ・フィリョ○vs●三崎和雄(1R、腕ひしぎ十字固め):強引なタックルからテイクダウン取られた後、完璧にコントロールし、パウンドを入れて、ラウンド終了間際に極めてしまったフィリョの完勝劇。しかし、強かった。この勝ち方で、ケガしてるとは夢にも思わなかったが...。

第3試合準決勝、デニス・カーン○vs●郷野聡寛(判定):郷野の入場にて本物のDJ OZMAが登場、PRIDE史上、30名ぐらいのサンバ隊出て、PRIDE史上、最も豪華な入場シーンのような気がする。試合は、カーンのスタンドに、今までのような切れが感じられなかった。郷野のディフェンスがうまいこともあるのだろうが、やはり一月前のフィアンセの突然死が響いているのかもしれない。しかし、郷野にろくな反撃をさせなかった。この出来だと「決勝はフィリョが圧勝するかな」という気がしてたのだが...。

第4試合、ブスタマンチ○vs●ユン・ドンシク(判定):グダグダな試合。元柔道家(ユン)の関節のディフェンスがいく強いとはいえ、ブス先生もさすがに衰えたのかもしれない。

第5試合、ルイス・ブスカベ○vs●帯谷信弘(判定):ブスカベは相変わらずねちっこいグラウンドを展開。ほぼ8割方試合を支配していた。帯谷は、全ての面で一回り良くならないとタイトル争いには無縁のままだろうなあ。

第6試合、ジョー・ピアソン○vs●前田吉朗(1R、54秒、フロントチョーク):パンクラスフェザー級チャンプになったばかりの前田。だが、前回(クレイジーホース相手に秒殺KO負け)と同様、今回もいいところなく秒殺(苦笑)。

第7試合、菊田早苗○vs●ジョン・フランソワ・レノグ(判定):菊田はかなり久しぶりの総合登場だろう。しかし、体重は83kgまでは落ちず。1Rで菊田が腕ひしぎを極めて終了かと思われたが、逃げられて、あとは両者グダグダな展開に。減量と久しぶりの試合で、菊田にスタミナがなかったようだ。

第8試合、美濃輪育久○vs●マイク・バートン(判定):1人だけ武士道からもPRIDEからも路線が外れている美濃輪の怪物退治シリーズ。1Rの腕ひしぎで極めていれば、会場は爆発したかもしれない。しかし、逃げられた後、バートンのパンチを浴びまくった美濃輪。バートンのスタミナ切れがなければ本当に危なかった。試合後の「SRF8回」もスタミナ切れで、グダグダだった(大笑)

ここで休憩。しかし、8試合中、判定が6試合。全部で12試合で16:00開始ということで、かなり嫌な予感が漂っていたのが、現実のものになってしまったようだ。

第9試合、石田光洋○vs●デビット・ベルクヘーデン(判定):予想通り、石田君がコントロールはするものの、あまり効果的でないパウンドと関節で、やはり極めきれず、判定へ。しかし、本当、今日はグダグダだ。

第10試合、青木真也○vs●クレイ・フレンチ(1R、3分57秒、三角締め):一度は逃げられたが、2度目はきっちり仕留めて青木完勝。確かに青木の関節は素晴らしいが、この戦いでは、PRIDEのタイトルまでは届かないような気がしている。(おそらくスタンドである程度弱らせてからじゃないと、研究された後は、決まらなくなっていくような気がしている)。試合後、当初やる予定だったメレンデスを呼び寄せて、「大晦日、やろう!」と呼びかけるが、しかし、今、腕をつってるメレンデスが、大晦日にできるかどうかは非常に疑問だ。

第11試合、ライト級タイトルマッチ、五味隆典○vs●マーカス・アウレリオ(判定2-1):五味が慎重に試合を進めた試合だった。最優先事項は、いかにタックルをとられないか。それが五味の強い打撃の威力をかなり失わせることになった。勝つには勝ったが、かなり不満が残る試合。五味のあの爽快な勝ち方が戻るためには、ミルコのようにやはり柔術のディフェンスを、死ぬ気でやるしかないだろう。

第12試合、ウェルター級GP決勝、三崎和雄○vs●デニス・カーン(判定、2-1):一度は無事にフィリョvsカーンの決勝が発表された後、急遽、靱帯損傷の疑いのため、フィリョに代わって三崎の出場が発表される。それにしても、ここまでグダグダなPRIDEはここ3年なかったような気がする。しかも、カーンの右肩にはテーピングが巻かれており、予想もしなかった展開。途中まではカーンが有利に試合を運んでいたが、1R後半に三崎がカーンを追い込む。2Rも激しい攻防となるが三崎がやや攻勢だったようだ。判定で三崎。このあまりにも予想できなかった展開に唖然となってしまった。近くにいたかなり詳しい派手な関西女は判定も見ずに帰ってしまった(笑)。

しかし、約6時間半の長い長い興行は、グダグダな試合から始まり、そして最後はグダグダな形で終わってしまいました。

僕も疲れましたので、寝ます(苦笑)。お休みなさい!

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