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2006年10月 1日 (日)

完敗、エスパルス 4-0 アビスパ

個の能力、組織力(デイフェンスとオフェンスの両方)、フィジカルコンディション(主に走力)、経験、モチベーション、いずれも相手チームが上回った場合、こういう試合になるという典型的な試合だったように思う。それでも、エスパルスの出方を見て、やり方を変えて見れば、もっと均衡した試合に持ち込むこともできたと思うが、その辺は、やはりチーム全体に経験が不足しているのだろう。(例えば、あれだけのプレスが90分続く訳がないので、下手に中盤でつないで、悪い形で取られて、決定的なチャンスを作られるという展開を避けるためにも、DFラインから、相手DFの裏にロングフィードを入れて飯尾を走らせ、エスパルスのラインを下げさせ、圧力が弱まった頃に、中盤でつなぎ始める。DF面では、カードをもらわない程度で、ボールを奪われたら、すぐにファウルをして、試合をぶつ切りの展開にするなどなど。)

開始16分で2点取られた時に、ほとんど勝負は決まってしまったと思う。ピッコリであれば、アレックスが退場になった時点で、(いいか悪いかは別にして)、得失点差を考えて、これ以上点を取られないように指示しチームの意志を統一させるだろう。

この日、エスパルス自体の出来は(攻撃の主力3人がいない割には)良かった方だと思う。松田時代のアビスパが対戦したとしても、勝ち点は取れなかった可能性が高いと思う。(それでも1点か2点ぐらいで済んだと思うが..)組織的な部分を再確認する必要はあるが、気持を切り替える方が重要な気もする。何と言っても、次は千代反田も金古も、ほぼ出れないのだ。こうなってみると長野を出してしまったのは痛すぎるようだが...。

それにしても監督の差を感じた試合だった。去年、エスパルスは長谷川監督になって、世代交代を断行し、残留争いをしながらも、我慢して、若手を育てていった。今年は、その若手の力が伸びて、優勝争いをできるだけのチームに成長した。最終的に、レッズとガンバには、今年は届かない気がするが、来年あたりは、かなり期待してもいいだろう。アビスパの方は、今まで、さんざん書いているので、もう書きたくない(苦笑)

清水 vs 福岡:ハーフタイムコメント
●長谷川健太監督(清水):
・前半、とくに大きな問題はなかったが、ここからが勝負。後半の立ち上がり、とくにしっかり戦うこと。そして次の1点を必ずうちが取ること。
・パスをしっかりつなぎ、自分たちで良いテンポを作っていくこと。そして、どんどん仕掛けること。

●川勝良一監督(福岡):
・もっと外からシンプルに攻めていけ。
・長いボールが来たら、ラインを上げていくように。
・1点取って流れを変えていこう。

試合終了後会見
長谷川健太監督(清水):
「いろんな意味で大きな勝利だった。何人かの選手がケガや出場停止などで出られない中、代わった選手が非常に気持ちを前面に出してよくやってくれたと思う。昨日の他クラブの結果を踏まえて、今日のこの勝利は非常に大きかった。久しぶりに日本平に戻ってきて、また日本平での連勝を続けることができた(今日の勝利で7連勝)というのも非常に大きかったと思う。
連敗して残念な試合が続いた中、選手たちがこういう状態を逆に意気に感じて、気持ちを前面に出してよくやってくれたのではないかと思う。こういうときに何ができるかという話をして、ピンチとチャンスは表裏一体にあると。チームのピンチではあるけど、今日出る選手にはチャンスであり、こういうピンチの状態をチャンスに変えられる力というのが、今現在われわれが問われている力ではないかという話をした。そのへんのことを、選手たちがよく理解してくれて、今日は立ち上がりから相手チームを圧倒できたということは、非常に大きかったと思う。
次の試合はアウェーだが、10月も良いスタートが切れた。このまま続けられるように、きちっと準備をしてアウェーで良い結果を得たいと思う」

Q:アレシャンドレは初のスタメン器用だったが、その評価は?
「非常に良かったと思う。2点目のアシストやその前のつなぎのところで、良い役割を果たしてくれたと思っている。45分以上というゲームは、なかなか練習試合でもやったことがなかったので、今日はどこまでもつのかという心配はあったが、コンディション的にはここ数週間良い形でやれていたので、今日65分ぐらいやれたというのは、チームにとっても彼にとっても大きな試合だったのではないかと思っている」

Q:矢島が久しぶりにゴールを決めたが、今日の動きは?
「良かったと思う。サポーターの期待に応えて、やっとゴールを決められたという部分で。もちろん彼が出た試合は特徴を生かして非常に良い働きをしてくれたが、やはりFWで何が求められるかといったら最後の部分はゴールということだと思うし。ここ数試合点が取れない中で、よく取ってくれたと思う。あとは、チャンスはあるので、もっともっとゴールを貪欲に決められるだけの力をこれからつけていってほしいと思う」

Q:今日はスーツでビシッと決められてますが、何か理由が?
「10月になったので、衣替えかなと思って、今日はスーツにしました(笑)」

●川勝良一監督(福岡):
「立ち上がりの15分がうちには相当大きかった。清水・右サイドのアレシャンドレの張り方で混乱があるうちに失点した。個人能力がやや低い分、組織で戦うしかないチームなので、ゲーム中の流れに合ったディフェンスの対応とか、そういうところがスムーズにいかなかった。ベンチからも相手の付き方に対して指示は入れたが、センターの混乱がそのまま続いて、マークを外したりした。1点取るのが大変なチームで、早い時間帯の失点をして、前半は選手が混乱して動きも鈍かった。後半は何とか1点取って流れを変えるというモチベーションで入ったが、3点目を入れられた。そのへんも少し前半の失点を引きずっていた。とくにDFラインは1対1で完全に相手に優先権を取られているところで、相当(ラインが)下がった。そのへんもゲームに大きく影響した」

Q:前半はとくに相手のロングボールに苦しめられていたが。
「それはさっき言った個人能力の部分。チョが右手1本でうちのセンターバックを止めるというときに止められてしまったし、相手のフィードに対して前でつぶすとかいうことが、インターセプトを含めてできるかどうか。そのへんが若い柳楽あたりには負担になった。ただ、言えるのは、いつもより押し上げが遅かったし、インターセプトを含めて1対1の対応で相手と戦うというところは若干弱かった。そのへんがちょっとでも崩れたら、うちはダメだということだと思う」

Q:次の試合に向けて、まず修正する部分は?
「次はたぶん3人ぐらい出られない(出場停止はアレックス、佐伯)。メンバーが揃いつつあって、また欠ける。そこで誰を使ってチームとしてやるか。うちが唯一勝点を稼げる方法は組織力なので、攻守で少しでも順調にいくようなメンバーとか、調整がいちばん最初になると思う」

Q:前半で千代反田が交代した理由は?
「ケガで、たぶん次は無理だと思う。今は金古がいないので、もともと悪いのを無理して千代(千代反田)はずっとやっていたが、ひねったのが同じ箇所なので、たぶん次は出られない。悪かったのを無理してやって、たぶん前半の終盤に同じ箇所をやった。それで自分から『×』を出したが、時間が短かったので無理してピッチに残っていた」

●伊東輝悦選手(清水)
Q:前半はロングボールがかなり効いていたが
「前回の戦いで相手が前に前にプレッシャーをかけてきていたので、それをかわす意味もあるし、ヤジ(矢島)がスペースに出ていくというプレースタイルというのもあるし、それはうまくいったと思う。それで向こうのラインが下がったところで、中盤でボールをつないでゴールを奪うことができた。全体を通して、良い戦いができたと思う」
Q:狙い通りの試合ができた?
「まあ、そんなとこじゃないかなと思う。相手に退場者が出てラッキーな部分もあったけど、90分通して良かったかなと思うので、また次に向けて準備していきたい」

●枝村匠馬選手(清水)
「今日は2トップだけでゴールまで行けたし、そういう形ができれば中盤も上がりやすくなるし、セカンドボールも拾えてすごくやりやすかった」
Q:それもあって立ち上がりから相手を圧倒していたが、それ以外の要因は?
「気持ちじゃないですか。いつも以上に(気持ちが)入っていたと思う」
Q:アレシャンドレとのやりやすさは?
「やりにくくはないけど、まだわからない部分も少しある。でも、基本的に技術はしっかりしているので、判断とかも、見ているところも、だいたいわかるようになってきた。そこはお互いにちょっとずつ理解しながらやっているので、間違いなく良くはなっていると思う」

●高木純平選手(清水)
「(自分のゴールのときは)ジェジンがファーに流れたので、それならオレは中かなという感じで、後ろから入っていった」
Q:全得点に絡んでいるが
「いちおうですね(笑)。でも、1点目は絡んだというより、市くん(市川)のクロスが良かったし、枝(枝村)もうまかったし。今日は(チームとして)立ち上がりが良かったので、乗りやすかった」
Q:サイドに張るところと中に入るところのバランスが良かったと思うが。
「自分の中でもそこがこの試合のポイントだったと思う。自分の特徴を生かすためにも、中に入ったり、外に張ったり、メリハリをつけることで相手もマークしづらくなると思うので、そのへんは意識した」

●矢島卓郎選手(清水)
「先発というのは、時間も長いし良いプレーをするチャンスなので、今日はそれを生かしたいと思っていた。前半は、ポストプレーのミスとか、簡単にはたいたら良いところでつっかけて取られたりというのがあった。チームとしてもっと分厚く攻められるようにするには、あそこで取られたらいけないし、もっと攻められたと思う」
Q:矢島選手のプレーでかなり福岡のDFラインを下げていたと思うが。
「自分が裏を狙って下げれば、ジェジンにボールが入りやすくなるし、そういうのは意識していた」
Q:前半はなかなか決まらなくて焦りはなかった?
「まあ、そのうち入るかなと思っていたが、後半の点を取ってからのほうが(焦りは)あったかもしれない。いっぱい外したので、入らへんなあと」
Q:ゴールが決まったシーンは
「近かったので、ゴールが見えたら打とうと思っていた。いつも点を取れてなかったのに、すごく応援してもらっていたので、それには早く応えたかった。監督も点を取れていない中で使ってくれていたので、そういうサポーターとか監督に期待に応えるという意味でも、いっぱい外したけど、1点取れただけでも良かった」


●千代反田 充選手(福岡)
「(足を痛めたのは前半の)最後のほうだった。35分ぐらいかな。足が痛いとかいう問題じゃなかった。向こうが長いボールを使ってくることは予想していたが、オレじゃないほうにけっこう行ったので、行けば良かったかなと思う。点を取られたところも対応が悪かった。人数は足りていたのにサイドから簡単にクロスを上げられたり、今日のうちはバランスが悪かったと思う」

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