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2006年10月

2006年10月29日 (日)

死んでも生き残れ!

前節、ホームでのジュビロ戦、今節、アウェイでの新潟戦、アビスパは現在、やれるすべてのことをやり遂げて、勝ち点6をとることができた。ただし、セレッソも2連勝で、10月は負けなしという成績。どうやらエンジンがかかってきたようだ。残留争いはどうやらセレッソとのマッチレースになりそうな模様。アビスパは、最終節までの5試合、この2試合で見せたような戦いをとにかく続けていくしかない。特に、次節のホームでの広島戦、絶対に勝っておかなければいけない試合になる。(広島戦の後は、川崎、ガンバと優勝の望みを残しているチームとの戦いだけに尚更、広島戦では、勝ち点3が欲しいところだ)。勝てば、入れ替え戦なしでの残留もかすかに視野に入ってくるが、負ければ、入れ替え戦進出も厳しくなる戦いになるだろう。一方、広島は、ここで勝てば、ほぼ残留決定だろう。負ければ、降格へのプレッシャーがチームにかかり始めるだろう。この日、博多の森では、サポとスタッフ一体となって、相手+審判にプレッシャーをかけなければならない。「死んでも生き残れ!」、次節は、この言葉が最もふさわしい戦いになるに違いない。

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2006年10月28日 (土)

新潟vsアビスパ、いろんなコメント

J1:第29節】新潟 vs 福岡:ハーフタイムコメント 

10月28日(土)J1 第29節 新潟 vs 福岡(14:04KICK OFF/新潟ス)
鈴木淳監督(新潟):
・攻守の切り替えをもう少し早くしよう。
・リスタートをもう少し早く、早いテンポで。
・もっとシュートを打とう。

川勝良一監督(福岡):
・立ち上がり、ラインが高すぎたが、途中からもどってきている。
・芝が深いからもつれることがあるので、しっかりカバーにいくように。
・もっと声を出して、指示してやれ。
・自分たちのやり方でゼロに抑え、いやな時間帯もよく辛抱している
●川勝良一監督(福岡):
「チームがまとまってプレーできるようになってきた。アウェイで勝てていない上に、新潟は独特な雰囲気がある。カウンターを出しづらかったが、急がずにボールを運ぶように指示した。得点の場面は久藤が落ち着いてボールを運んでくれた。守備も集中してやってくれた」

Q.ボランチの組み合わせについて。
「中村の得点能力を引き出すことを優先してきめた。前日の朝に決めていたが、当日になっても考えた」

Q.得点を決めた古賀選手について
「故障が治ってからここ数試合良くなっている。トップスピードの速さ、クロスも抜ききらずに上げるボールを蹴られるようになった。存在は大きい」
●鈴木淳監督(新潟):
「前半は、ボールはキープするが決定的な場面を作れなかった。攻守の切り替えが遅く、カウンターも仕掛けられなかった。セットプレーも含めてリスタートが遅かった。ゲームが流れず、ハイテンポにならなかった。失点は中盤でプレッシャーがかけられず、サイドを崩された結果。全体として、引いた相手をどう攻めるかができずに終わった。ゴール前で攻めても崩せず、攻守の切り替えが遅かったことが敗因」

Q.岡山選手のスタメン起用について
「ほかの選手との組み合わせもあるが、調子の良さと、前節の出来の良さから決めた」

Q.中盤でプレッシャーをかけられなかった要因は?
「やっていて大丈夫だと思ったのか、どうなのか。あらためて修正しなければならない」
●北野貴之選手(新潟):
「(失点は)気をつけなければならない位置のシュート。ボールが回ったのも相手が得意な動き。きれいミートにしていたが、止められないシュートではなかった。触っていればコースが変わった。止められなかったことが悔しい」

●矢野貴章選手(新潟):
「チャンスはあったが、決められなかったことが大きい。相手も反則すれすれで止めにきていた。つかまれないように気をつけていた。引いた相手をどう崩すかが課題」

●松下年宏選手(新潟):
「最後のヘディングは左右どちらかにずれていたら…。引かれたが、前でシュートは打てた。ただ、もう少し工夫が必要。個人的にも得点をとりたかった」

●内田潤選手(新潟):
「失点の場面、自分が一歩でも二歩でも寄せていれば変わったかも。プレスがかからず、カバーに回るシーンが多かった。あけだけ相手が引いているのだから、どう攻めるのか考えなければならなかった」

●久藤清一選手(福岡):
「前半は裏に蹴ることが多く、ボールがつながらなかったが、後半、つなげたところでいい感じでプレーできた。得点はシュートがよかったから。みんな集中してやっていた。無失点で勝てたことは大きい。いいムードになる」

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2006年10月22日 (日)

あと6節、それぞれの対戦相手

第29節、30節、31節、32節、33節、34節

福岡:新潟A、広島H、川崎A、G大阪H、名古屋A、甲府H

C大阪:甲府A、磐田H、新潟A、名古屋H、大宮A、川崎H

京都:川崎A、甲府H、広島A、磐田H、G大阪A、名古屋H

あとは、残留争いにからんで来そうなチームは、広島、名古屋、東京、大宮ぐらいまででしょうか?今、もっとも強いレッズとの対戦は、3チームともなし。全部に当たるのが、川崎、名古屋、甲府の3チーム。この3チームのモチベーション(優勝争いから、いつ脱落するのか、もしくはいつ残留が決まるのか)で、大きく左右しそうです。まあ、まだ6試合残っているので、とりあえずは、1試合1試合を全力で戦っていくしかないでしょう。一月ほど前のスパサカで、「今年は、残留ラインが低くなるだろう」とコメントしていたが、下位3チームが勝ち点を取れるようになってきたことと、例年なら、すでに自滅しているチームがいないことで、やはり残留ラインは勝点31~35ぐらいまで行きそうな予感がします。

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PRIDE32、速報

1週間の疲れのため、10:00前に起床できず。12:00~からのタイムシフト放送にて、PRIDEの命運をかけたPRIDE32,ラスベガス大会の速報をしたいと思います。ただし、途中で、更新がとぎれた場合は、寝てしまった可能性が高いので、その時はご容赦ください。しかし、今日は、PRIDEの後、アビスパ対ジュビロ、クラシコという流れになりそう。せっかくの休日だけど、休息はできなさそうなのが、辛いところですね。

解説はTKこと高阪剛、UFCといい、PRIDEといい、解説として引っ張りだこですね。さて注目のオープニング、レフリー紹介は、日本とほぼ同じ。そして、選手登場も、PRIDEでは基本の形を取っているもの。アナウンサーもコールする女性も同じ。榊原社長が言っていた「日本でやってるPRIDEをそのまま持ち込む」という言葉通り。しかし、これがアメリカのFANに受けいられるかどうかは、この大会をやってみての反応によるだろう。

第1試合、ジョーイ・ヴィラセニュール●vsロビー・ローラー○:ローラーの飛び膝から、パウンドで秒殺。しかし、カメラワークとスィッチングは、なんかぎくしゃくしてますねえ。(ローラーのマイク中にも、試合のVTRが流れるなど)

第2試合、中村和裕○vsトラビス・ガルブレイス●:さすがに中村入場時のドン・キホーテの宣伝はなし。1R:中村の右フックからパウンドをたたき込もうとするが、ガルブレイスもディフェンスが強い。しかし、展開は、互角に近い。ややガルブレイスがスタミナ切れか。2R:中村が膝をたたき込み、ダウンしたところを、パウンドでTKO勝ち。相手が基本的な体格が一回り小さいというのもあるが、中尾戦に比べて、中村はアグレッシブで、まあまあだった。

第3試合、西島洋介●vsフィル・バローニ○:1R、ファーストタックルを簡単に決められ、テイクダウンされ、たこ殴りされて、最後はアームロックを完璧に決められて、西島完敗。やはり西島は、秋山の爪の垢でも煎じて飲んだ方がいかも(苦笑)。英語のマイクでは、やはり解説に、英語で同時通訳できるクラスの人を置いた方がいいかも。(WOWOWでは、小泉さんがボクシングでやってるよね)

第4試合、ダン・ヘンダーソン○vsビクトー・ベウフォート●:1R、レベルの高い試合だが、ややダン有利。ただし、アメリカ人向けではない展開かな。2R:やや両者スタミナ切れか、しかし、やはりダン有利。3R:レスリング対柔術の異種格闘技だったが、全ての面でダンが上回った。三崎戦は、いかに調子が悪かったかが、分かる試合だ。大晦日は、ぜひ、Dカーンとフィリョの勝者とタイトルマッチをしてもらいたい。判定3-0。(なお、ドロー裁定も、この大会はあり)

第5試合、バター・ビーン○vsショーン・オヘア●、急遽、対戦相手が変わったため、オヘアの煽り映像はなし(笑):1R、組み付いた状態からのショートフックの連打でビーンKO勝ち。秒殺。マーク・ハントと、やはり、どつき合いを見たかった。あのバタービーンが、打ち負けることで、アメリカのファンにも、PRIDEの凄さが伝わったはずだからねえ...。しかし、ビーンは知名度あるねえ、アメリカでは。

ここで前半終了、休憩。やはり、20分かな?PRIDEガールのショーも、そのままのようだ。スカパー!では放送されないが。

再開、高田総統、登場!英語を必死に暗記したようなマイク(大笑)。「男の中の男達、出てこいや!」で、PRIDE戦士たちが、リングに登場。(マッハ、吉田、藤田が挨拶)。1回目としては、総統の挨拶は、まあまあかな。アメリカの人気コメンテイター(リングアナかな?)から、盛り上げ方を、もっとレッスンしてもらった方がいいけどね。

第6試合、ジョシュ・バーネット○vsパウエル・ナツラ●:1R、組み合い(差し合い)とグランドでは、ややナツラ有利か。ジョシュは、あの無差別GPのダメージが、やや残っているようだ。これはナツラが勝つかもしれない。2R、ジョシュ、アンクルホールドで逆転勝ち。いやあ、危なかった。ナツラの進化もあるが、最大の要因は、やはりジョシュのGP決勝の後遺症だろう。大晦日は、ミルコのケガもあるが、ヒョードルとのタイトルマッチは、準備期間が少なすぎるだろうなあ。

ここでシウバ登場:チャック・リデルへ対戦表明

第7試合、マウリシオ・ショーグン○vsケビン・ランデルマン●:1R、気合いが入っているランデルマン。ケビンはさいさんの足関節をよく我慢したが、ショーグンひざ十字で完勝。

第8試合(メイン)、エメリヤーエンコ・ヒョードルvsマーク・コールマン:おそらく「家族愛をテーマ」にしたこの煽りVは、今大会、最も力を入れたものだろう。これで、「USAコール」か「コールマン(マイク)コール」は起こるのか?、1R,いやあ、相変わらず、ヒョードルのボディバランスの良さは凄いわ!。「フェードル」コールが起こっています。2R、テイクダウン取ってから、逆に腕ひしぎ十字を取られて、コールマン、前回の対戦と同じように敗戦。やはり、強かったヒョードル。

最後は、コールマンの可愛い娘も登場して、家族愛テーマのコールマン劇場が行われる。いい時のプロレスのメインのような終わり方だった。

今大会、最高のPRIDEではなかったが、平均点は十分クリアしているだろう。あとは、このクオリティで、チケット販売と、最も重要なPPVが、どこまで伸びるのか、これがPRIDEの命運を握るだろう。

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2006年10月21日 (土)

アビスパvsジュビロ、コメント

ハーフタイムコメント

●川勝良一監督(福岡):
・立ち上がり良いチャンスを作れている。
・切り替えを速くしてつないでいこう。
・後半の立ち上がり15分、大事にいけ。

●アジウソン監督(磐田):
・落ち着いて正確にパスをつないでいこう。
・アグレッシブにいこう。
・サイドチェンジを上手く使っていこう

試合後

●川勝良一監督(福岡):
「今日もメンバーが先週と違う中で、新しく入った選手を含めて、チームとしてやろうとしていることが本当に浸透してきているんで、ゲームのいい時間帯、悪い時間帯にかかわらず崩れなくなってきていると思います。特に今日は後半に点が取れましたが、前半いい入り方をした後、自分たちのミスでリズム崩したので、後半はポゼッションはサッカーには関係ないと、どうやってフィニィッシュまで持って行くかだということで、上手くやれたので特に左サイドを上手く使えたと思います。
また、うちはボランチの得点がほとんどなかったんで、(中村)北斗が決めた得点だとかサイドからの攻撃を武器にして、それに中央からの選手の意識というのがすごく合ってきているんで、その辺が本当に良かった点でした。それに交代で入った選手も非常にいい仕事をしてくれました。いま、全体がいろんなことを理解して、控えの選手を含めていい状態なので、勝てていないアウェイで次は勝って、上に圧力をかけていきたいと思います」

Q:今日の2得点は、いずれもサイドからの得点でした。そのあたりは、どのように評価されていますか?
「うちはほとんどサイドからが多いんですけれど、特に古賀が戻ってきて、古賀の入れるタイミングをチームメイトが一番知っていないとだめだということで、常に入ってくる、戻ってくるということで、たとえ確立が低くてもそこに人数をかけるということでやっています。そういうところへよく(中村)北斗が走りきったなと。サイドというのはうちにとっては大きいですし、中盤同士のビルドアップということは、最初からこのチームには大きなスタイルとして入っていないので、奪ったボールを最初にどこに預けて、どこを起点にして、どこに出すかというのは、後半も徹底してやってくれたんで、これは続けたいと思っています」

Q:今日の中村北斗選手の評価について教えてください。
「前半は少しディフェンスの意識が強く、攻撃参加したときに焦りとかが見えたんですけれど、後半は、いつもの北斗のプレーというか、積極性と、身体的な強さを生かしたディフェンスも出来ていたと思います。ボランチで起用するかどうかは、また1週間考えます。ホベルトも戻ってきますし、ベストは何かということを考えながら準備します」

Q:非常に粘り強くなったというか、我慢できるチームになったという印象があるんですけれど、その要因はどこにあるとお考えですか?
「単純にいま置かれている危機感だけではできないので、当然、普段のトレーニングを、選手たちが真摯に手抜きせずに準備できているということだと思います。こちらが伝えたいことを頭で分かっても、すぐに出来ないのが普通なので、それが徐々に出来るようになってきたということです。
あとは、ベテランを中心に普段の準備で、不安がないような状態で週末を迎えられるように、1日、1日をやってくれているということ、そういうところが、いやな時間帯や、ポゼッション率が極端に下がっても、ゴール前を空けずにロックできる状態を上手く引き出せています。要は普段が出るということをミーティングでも、試合前でも話しているので、そこらへんが崩れなくなった要因だと思います」

●アジウソン監督(磐田):
「今日の試合が難しいということは、今週ずっと話していましたし、難しい試合になるのは間違いないと思って福岡にやって来ました。これもずっと1週間、練習の間に選手たちに話していたことですが、今日の試合では、相手チームは主にカウンターアタックを仕掛けてくると伝えてきましたが、上手く対応できずにそのまま負けてしまいました」

Q:上田選手とカレン選手のコンディションが非常に悪いように見えましたが?
「上田選手は左SBのポジションで相手の久藤選手のマークを見るという役割でした。カレン選手は左サイドでカウンターを引っ張って、福西選手はインサイドでプレーするような形でした。前半はポゼッションはできていたと思うんですけれど、やはりアグレッシブな部分が足りなかったと思います。後半は、2、3チャンスがありましたけれど、ここで点を取って、後はカウンターでという形を作っても良かったと思います」

Q:前半、かなり押されていたように思いましたが、その要因はどのようなところにあるのでしょうか?
「これも1週間かけて選手たちにはアドバイスしてきましたけれど、相手がうちの中盤でのミスを狙って、そこから、古賀選手、久藤選手を使ってカウンターを仕掛けてきました。我々のCKからカウンターを狙ってきたというシーンもありました。後半に入ってからは、犬塚選手に疲れが見えたこともあって、菊地選手を右SBの位置に下げました」

●城後寿選手(福岡):
「こちらの右サイドに相手のフレッシュな選手が入ってきていたんで、そこを抑えて、チャンスがあれば上がっていくという感じで言われました。ど真ん中だったんで、とりあえず左に流そうと思って蹴ったんですけれども入ってよかったです。インサイドで狙って蹴りました。思い切り蹴ってふかすよりもインサイドで確実に打とうかなと思って。練習では結構インサイドで打って入ることがあったんで、日ごろの練習の成果が出たと思うんで、これからも練習をしっかりやっていこうと思います。
自分が決めて初めて勝ったんで、いつもより倍以上うれしいです。一番うれしいゴールです。得点はそんなに意識していないんですけれど、自分の持ち味をしっかり出していければ、それが一番です。試合に出ることが一番だと思いますし、ポジションがどうこう言える立場でもありませんし、どのポジションでもやっていこうと思っています」

●柳楽智和選手(福岡):
「前半はラインを下げすぎたんで、後半は修正してこまめに上げ下げしたんで、スペースは埋められていたと思います。ある程度(ボールを)まわさせて、そこから決めたところで奪おうと言っていたんで、それが出来て良かったです。相手に走らせるところは走らせて、そこから行って、でも回りを囲んでみたいな感じてやってました。余裕はあんまりなかったですね。まあ、しっかり声をかけて、足りなかったらボランチも下げるし、太田(磐田)が結構中へ入ってくるんで、そういうのをアレックスがつくとか、ボランチがつくとか、練習の時からしっかり話していて、それがちゃんとできたんで、こういう結果になったと思います。チームで守るっていうのが出来るようになってきたと思います。自分も意識を変えて、周りを見るようになったし、声も出せるようになったと思います」

●久藤清一選手(福岡):
「悪いときはFWとディフェンスラインが間延びしているので、それをなくそうというのはすごく話して、コンパクトに常にやろうというのは心がけていました。亨(宮本)とナギ(柳楽)、光示(吉村)もしっかり声が出るんで、その辺で上げ下げをよくやってくれたと思います。みんなが我慢の時に戻れているし、意識がそういうふうになっているから頑張れていると思います」

●中村北斗選手(福岡):
「(クロスボールを)上げてくれたのが誠史(古賀)さんだったんで信じて走りました。やっているときは長い距離を走ったとは感じていなかったけれど、ああいうところが自分の特徴だと思うんで、それが結果につながって良かったなと思います。取ってから長い距離を走ればチャンスになる部分というのは前半も何度かあったと思うんで、後半も監督からそういうところを突いていこうと言われたので、意識してやっていました。
ホームではそろそろ決めたいなと思っていて、自分の中ではあんまり調子は良くなかったけれど、そういうときに点を取ることがJ2時代も多かったんで、また、そういう中で点を取ったなという感じですね。相手は鹿島のようにボールを動かしてくるチームなんで、縦に入れさせないように、上手くFWを使いながら入ってきたところを狙うように意識していました」

●太田吉彰選手(磐田):
「全然いいゲームじゃなかったです。前半は特にあんまり動けなかったんで。後半は上手く動こうかなと思ってもスペースをしっかりと埋められて、向こうはカウンターをしっかりと狙って、そのカウンター2発にやられてしまったんで。僕もそうでしたけれど、裏に飛び出す選手がいなかったから足元だけになってしまって、(ボールを)回しているだけみたいになって、相手はそれを後ろで見ているだけなんで全然疲れないし。全然いいサッカーじゃなかった。
相手はしっかりカウンターだけを狙って、それを2発決めたんで、相手の作戦通りというか、完全にうちのミスですけれども。勝っている時も、内容は正直言って良くなかったので、今日は内容も重視して絶対に勝とうと思っていたんですけれど、内容も悪くて、こういう結果になってしまった。ここ1週間しっかり修正してやっていきたい。連敗すると、せっかく勢いに乗ったところがガクッ落ちてしまうんで、しっかりと上位陣に勝っていきたいと思います」

●田中誠選手(磐田):
「今日は全体的にリズムが悪かったし、動き出しが全体的に遅かったかなと。その分、向こうが気持ちで上回って、うちが後手を踏んでしまったというのがあります。プラン的には、うちがボールを動かして、人も動いてっていうサッカー。前半はアビスパが引いていたんで中々スペースもなかったから崩しづらかったというのもあって、それはまあ仕方ないところもあるんですけれど、そこで上手く自分たちのリズムを出せなかったのを、後半まで引きずってしまったのかなと思います。ちょっともったいないところもあるんですけれど、勝負事なんでこういう日もあるし、攻撃が不調なときもあるし、守備が不調なときもあるし、けれどチームなんで悪いところを反省しながら修正して、次の試合に挑めればなと思います」

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2006年10月15日 (日)

レッズ対アビスパ、コメント

●ブッフバルト監督(浦和):
・ゲームへの入り方はよく先制点も取れたが、中盤でミスがあったり、その後の戻りが遅くて、相手にチャンスを作られてしまった。
・後半はもっと集中して、そして追加点を取りに行こう。

●川勝良一監督(福岡):
・セットプレーで1点取られたけど、後、崩れていない。チャンスは必ず来るから攻めていけ。
・落ち着いて信じてやれば勝てる。

試合後●ブッフバルト監督(浦和):
「今日の試合前の状況ですが、非常に厳しくなっていたと言うことは否めません。まず1位だという事。そして昨日ガンバが試合をやって、そして勝ち点1しか取れなかったということで期待が高まりました。もう一つ。対戦相手のアビスパなんですが、失うモノはない。勝たなければならない。そういう気持ちで来ていた。そんな中で、レッズが優勢と言うことがずっと謳われていましたので、そいう環境で試合をするのは難しい、ということは否めませんでした。ただ、多くのサポーターがいるレッズのホームで勝つということ。それはサポーターの方が後押しをしてくれたと思います。そんな形で試合の入りはゴールを目指していくというゲーム運びができたと思います。
 とにかく先取点が欲しかったんですが、セットプレーから欲しかった先取点が入りました。その後30分くらいまでは自分たちのリズムでプレーすることができたんですが、その後ミスが重なってだんだんリズムを失い、福岡のペースになっていきました。
 後半はとにかく選手たちに伝えたのは前半と同じ入り方でやっていこうと。ボールをもったらまずはゴールを目指そうと。それから前係にならずにバランスを保つと言うこと。そんな形で早い時間帯に2点目を取れたんですが、その後3点目を取ることができなかった。それが後に尾を引きました。
我々の立場で見てみればもっといい形のサッカーは展開できていたと思いますが、福岡が素晴らしかったのは2-0になった後も最後まで諦めなかったという点。それは評価できるんじゃないでしょうか。そんな中でうちのチームの不注意で1点を失うことになりました。ただ、全体的に見れば今日の勝利はレッズの勝利。それは妥当な結果だったと思います。
 今、6連勝ということですけれども今いい位置に居るとは思います。ただ、この後も難しい試合が続きます。次からも一戦一戦決勝戦が続くという気持ちでいないといけないと思います。我々自身もさらなる発展が必要だと思います。全体的にうちのチームは満足してます。これから次の川崎フロンターレ戦に向けていい準備をしていければと思います

●川勝良一監督(福岡):
「今日は、今日もそうなんですが、メンバーがそろわないというか。特に中村、ホベルトは私が来てから90分毎試合出ている。その辺の選手がいない中、一番避けたかったのは自分たちのミス。セットプレーはここ何試合か失点になっていなかったので、そこが前半まず崩れた。そのあと崩れなかったという選手が持ちこたえた集中は良かった。ただ、後半の立ち上がりにもう一度ねじを巻き直して辛抱しようというところで、浦和の選手が何人か疲れていると。うちの選手に対しても一番のメンタルの強さは、終盤までゲームを捨てない。そのへんでなんとか勝ち点をとれていたので立ち上がりのミスが痛かった。あと選手交代は、もっと頻繁にはやく動きたかったんですが、今日出ている選手も飯尾は試合の直前に注射を打っていたり、何人かの選手がケガ持ちなので、なかなか変えづらい。その中でもう少し時間があればと」

Q:レッズとの対戦において、ゲームプランはいかがでしょうか?
「今、うちの現状で相手を見てゲームをやっているということが何試合もあったので。例えば鹿島の時のモチベーションとか、その前のエスパルスとかその前のセレッソとか、ゲームによって不安定だっていうのは下位のチームも持っている選手の宿命みたいなモノなので、強いチームとか強い個、選手は相手を見ているんじゃなくて本当に一定のレベルを維持できる。だからレッズに関して特別話したということはないんですが、ただ言えてることは向こうが首位争いをしているときのコメントでいろんな感情が入ってくる。「油断しない」とか。「チャンスがある」とか、って言ってること自体、油断なので。そこに付け入る隙というのは、組織力。強い個を抑えるときの集団の心理とか、動き出しの早さ、量を徹底してやる。結局チーム力の差は個人の差なので、その個人の差をできるだけ遅攻に変えるとか、個人技のドリブルを遮断するようなしつこいディフェンスとか、ギリギリの所。その繰り返ししかない。ただ、まあバックラインが、特に闘莉王が早く上がってくれるので、2バック気味になるときの仕掛けは手数をかけず逆サイドに抜けるくらいのクロスとかを頻繁に使いたいと。ただ、ちょっと前半はそこに入っていくボランチが二人ともフラットで遅かったので、そこをつけなかったのは残念でした」

Q:バロン選手の投入がもう少し早ければという考えはいかがでしょうか?
「結果論ですね。毎回、たとえばバロンがヘディングで勝つかというと、例えば練習で見ている。練習試合で使っていると。勝てないんですよ。今日勝てた原因というのは、バロンにずっと言ってるのは、その場でジャンプせずに引いて(中盤へ下がる)低いボールをすらすということ。それ、以前にも点になっているんですよ。練習試合でもバロンに言っているのは以前の自分とは違う。違うスタイルを追求した方がいいと。だから競り合いでこぼれて周辺をというほどにはうちの選手は元気ない時間帯だったら、低いのを上げるから、ちょっと相手から逃げてスラして角度を変えてくれと。ヘディングの巧さは持っているので。ただ、それを早い時間帯に使えばどうなるのか。闘莉王が2点目を取ったから出てこなくなったから、放り込みの時でもスペースがあった。周辺が開いていた。時間がもう10分くらい早めというのももちろん考えましたが、ただ結果的にこうなりましたからまた次に同じ事をできるか。早くするか、というのはまた1週間見ないとわからないですね」

Q:城後を中盤で使いサイドに出して、代えましたがその采配は?
「城後はこの雰囲気に飲まれていた。ボランチで古賀にボールが入るとアプローチも弱かったので、ゴール前にも行けると。バックラインの3バックも割れて等間隔に開いていたので、本来だったらあそこに行ってもらいたいと。ボランチの位置からトップ下に。北斗(中村)とか、ホベ(ホベルト)とかがいる時というのは、トップ下の仕事をどちらかがやるという決まりで中盤をフラットにしている。それは前半に無かったので、前半の途中に考えたのと、普段の落ち着きというのがちょっと無かったですね。もっとできたのに。逆に久藤の方がボール際で落ち着いて配れる。どこかの時間で落ち着きがあれば今日の浦和だったら勝つチャンスは十分にあったと思う。で、サイドに持って行ったんですが、やっぱり戻り方を見たら相当息が上がっていたので、で代えました」

●田中 マルクス闘莉王選手(浦和):
「立ち上がりに先に取れれば楽に行けるというイメージがある。ただ、最後に安心したところでやられてしまった。0で抑えたかった。
 つなぐところでミスが出ていてやりづらかったと言うことはある。
(セットプレー時の)マークは厳しくなっている。いかにして先に触るのかを考えないと。先にジャンプして上で待つのは大事だと今は思っています。相手の力を利用してさらに自分の力にする。常にそれは考えています。あまり言うとばれるのでこれくらいで(笑)。あと、もう少しきれいなつなぎをしないと・・・。ネネも少しずつ連携ができてきている。
(日本代表の)オシム監督が来ていたことについては全く意識していないです。次の川崎は難しい相手だと思う。自分としては、プレッシャーがあった方がいいし、相手どうのではない」

●三都主 アレサンドロ選手(浦和):
「後ろからどんどん飛び出していこう、というのはあった。(アシストは)闘莉王を狙ったわけではない。GKとDFの間を狙って、ちょっと触ればゴールに入るボールだった。次もまた難しい試合になる。ガンバと5差になったのは大きい。川崎との直接対決ですし、ホームで勝てば有利になる。今日はミスを少なくするように考えていました」

●鈴木 啓太選手(浦和):
「次も上位との戦いなのでしっかりやります。(代表から帰ってきて)今日はふわふわした感じでした。昨日おとといと変ではなかったんですが、試合に入ると難しかった。いろいろと反省がある中でも勝てたので今日はよしとします」


●城後 寿選手(福岡):
「全然自分のプレーができず最悪。守るんじゃなくて点を取りに行くといわれた。相手の山田がFWに近い位置に入っていたので、ボランチでも裁いている時間が長く、自分の持ち味である攻撃が出せなかった。
 シュートは打たれたけど、最初からああいう形になるとは思っていましたし、遠くから打たれる分にはそんなに恐くないので、その辺は…。
 チャンスもあったし、そこで決めるか決めないかの問題。
 ズルズル下がると難しくなるので中盤をコンパクトに持って行こうという意識はあったが、失点してからは相手を前に置こうと思って少しずつ下がってしまった」

●バロン選手(福岡):
「3トップの真ん中をやるように言われて出て行きました。起点になるように言われました。ベンチから見ていて、ゲームをあまり作れていなかったですね。ミスもありましたし、ボールが回らなかった。今日も含めて、長いボールを蹴ってなんとかなるという感じではない。(自分の出場で)流れは変わったかもしれませんが、起用については監督次第。前向きにやるしかない。首位に負けたのであって、最下位のチームに負けたわけではないので。1点の差でしたし、完敗ではなかったので」

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J1第27節、浦和 2-1 アビスパ、雑感

チケットが取れなかったため(さすがに同じ駒場開催でも、大宮とは大違いですね)、BS1にてTV観戦。

1点目、アレックスのキックの精度と、トゥーリオの個人能力から取られた失点。2点目、後半開始早々の集中力に欠けたDFのミスからの展開で、ワシントンに決められて失点。両チームの力の差から考えて、2点取られた時点で試合は決まったようなもんだが、意外に点差がつく試合とはならなかった。レッズの方は、代表組の疲れとポンテを欠き、シンジの状態が良くなかったこと、さらに駒場の微妙に荒れたピッチと、選手の意識が次節の川崎戦に、すでに少し向いていたこと、これが1点差で試合を終わった最大の要因だろう。もちろん、アビスパも、ホベルト、北斗、千代反田を欠いた中でも、全体的にはディフェンス時の集中力が高かったことも善戦の原因となった。うまくやれば、勝ち点1を取れるチャンスもあったとは思うが、結果は順当なものだろう。(城後が、いろいろポジションを変わって、調子が落ちているのが気がかりだが)。次節はホームでのジュビロ戦。ホベルト、北斗、アレックスが帰ってくるが、鹿島戦での、出来が良かったので、ボランチはホベルト、北斗のコンビを希望。ジュビロは現在3連勝中で好調そうだが、なんとかFW前田を機能不全に押さえ込んで、勝ち点3を狙いたいところだ。

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2006年10月14日 (土)

J1:第27節:鹿島 vs 千葉:パウロアウトゥオリ監督(鹿島)記者会見コメント 

パウロアウトゥオリ監督(鹿島):
(会見は質疑応答から)
Q:チャンスを多く作りながらも結果的には0-4というショッキングな敗戦でした。この試合を分析すると?
「言われたとおり、チャンスを作りながら敗れた試合内容でした。ただ相手の方が少ないチャンスを効率よく展開したんじゃないかなと思います。少ないチャンスながらも、我々のミスから効率よく点を決めたというのがありましたし、守備の所でも効率よくやって、特に今日はジェフのキーパーの岡本選手を褒めてあげたいなと思います。試合に負けてしまったのは、我々が相手に試合を手放してしまったこと。自分たちの不注意からやられたという部分です。サッカーだけでなく、人生の中でも『効率よく』という部分が重要なんじゃないかと思います」

Q:今日の試合、千葉のオールコートマンマークに対してどういう作戦を練っていた?
「マンツーマンという考えが、皆さんとちょっと食い違っているところがあるんじゃないかなと思います。マンツーマンというのは、1対1で付いていて、逆サイドまでも付いていくもの。彼らがやっていることは、あくまでも人に対して、ボールに対して厳しくいくというゾーンプレスみたいな形で、マンツーマンには至らないと思っています。
守備の部分だけでやられたのではなく、効率という部分で、彼らが確か5回のチャンスで4点を取っているということは、攻撃が効率よく働いたということではないかなと考えています。
過去の事例として、2~3年前までのレアル・マドリードを見ていきますと、中盤から前の選手には素晴らしい選手がいるかもしれないけども、守備が安定しなくて結果が出なかったということがあるように、現代サッカーでは守備が安定しなければ、いくら前に高い能力の選手がいたとしても、結果は絶対に伴わないということが分かるのではないかなと思います。
就任当初から、選手たちには、守備をまず安定させなければ、攻撃がよくても意味ないよ、という話をしましたし、また日本の選手は、守備をやることに対して何か抵抗があるような感じがしています。かっこいい、かっこわるいという形でサッカーをやっているのではなくて、効率、仕事量、守備、攻撃問わず、やらなくちゃいけないことは、汚いことでも、きついことでも、やらなくちゃいけないんだということを現代サッカーでは求められる、と選手たちに伝えました」

Q:今日の試合を踏まえて、11月3日のナビスコカップ決勝戦に勝つためには何が必要か?
「大会が違いますし、戦い方が違うと思いますし、うちは何人かの選手が出れないので…。守備で要求されたタイミングのときに、集中力・注意力という部分が今日のように欠けてしまえば、また負け続けるでしょう」
(最後に一言と監督が付け加えて)
「日本サッカー界のなかで、僕の目から見た何人かの(有力な)選手のなかで、(千葉の)阿部選手が競争心・競争力ともに高いものを持っている選手じゃないかと思います。近い将来には、違う環境でやれるだけの力を持っているんじゃないかと思います。今日彼が点を取ったからではなく、何試合か見続けているなかで、守備であろうと攻撃であろうと、自分が絡む場面のところで高い集中力を持っている選手ではないかなと思っています」以上。

オシム関連のコメントに続いて、アウトゥオリ監督のコメントを(主に自分用の)資料として、ブログにUPすることにしました。オシムの場合は、複雑・哲学的な言い回しで、かなり誤読してる可能性がある(まあ、どういう意味かを推測するのも楽しいのですが..)のですが、アウトゥオリは平易な言葉で、日本サッカーにとって足りない部分を指摘してくれるので、非常に考えさせられることがあります。ちなみに、この記者会見では、サポティスタでは、「阿部の評価」についてフォーカスされてますが、自分で、ひっかかった点は「日本の選手は、守備をやることに対して何か抵抗があるような感じがしています」という点でした。この試合を見たわけではない(仕事だった)ので、特に、守備のどの部分なのかは特定できませんが、彼が一番感じている点は、「ボールを奪われた時点で、いかに早く相手の攻撃の目をつぶすかということが弱い」ということのような気がします。その部分が、日本の選手は弱い(タイミング的にも、やり方的にも)と。攻から守の切り替えの遅さ。これは、未だに、日本サッカーの欠点かもしれません。オシムが、代表にまず植え付けようとしてるのも、「切り替え」への反応を高めることでしょう。いずれにせよ、この二人の名将からは、学ぶことが多々あります。

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2006年10月13日 (金)

PRIDE GP決勝、無料ネット配信中

あっ!とおどろく放送局で、PRIDE無差別GP2006決勝戦の全試合が無料配信中。(10月26日まで)

http://odoroku.tv/sports/pridegp2006final/

GP準決勝2試合と、決勝は見るべし。特にノゲイラ対ジョシュは、総合格闘技史上に残る名勝負だと思う。

逆に時間の無駄なのは、第6試合の中村対中尾。あまりのひどさに大笑いできるのが、第5試合の総合をなめくさって出てきたシルムの大横綱という韓国人。あとは、第1試合も西島の努力の足りなさが試合にでてます(苦笑)。西島だけは、HERO’Sの秋山の爪の垢でも煎じて飲んだ方がいいかもしれない。

GPの3試合を見ると、この前のHERO’Sが「世界最強」と言ってるのが、いかに誇大広告かがよく分かると思う(大笑)

今年観戦したものの中で、この日のミルコとオーストラリア戦のカンナバーロは、震えがくるほど凄かった。トップアスリートの中でも、めったにない、「神が与えた日」だったのだろう。

ともかく必見です。

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2006年10月12日 (木)

10/12、インド戦後、いろんなコメント

オシム監督

多くの選手が疲れていた


――後半についてどう評価するか? ロングパスが多かったがピッチコンディションの問題で、ショートパスのコンビネーションがうまくいかなかった。われわれは多くのパスをミスしていた。長いパスならば、ミスは一度しかない。

――インドは0-3で負けてしまったが
インドにはよい意図があり、選手たちもまた、多くが高いレベルにある。もちろん短所もある。すべての選手がよかったとは言えないが、多くの選手はよくやったと思う。特に9番(マンジット)とキャプテンの15番(バイチュン)、2人のFWがよかった。俊敏でヘディングが強かった。彼らには、いいパスが供給されていた。

――日本のパフォーマンスについては?
多くの選手が疲れていた。彼らはリーグでも週に数試合プレーしており、特にフィジカル面では非常に難しい状態だった。
 インドは前半の終わりごろにいいチャンスがあった。あれが決まっていたら、すべては変わっていただろう。
それから昨日の会見で話したことだが、私はシステムを重視する監督ではない。今日の試合でご覧になっただろうが、われわれは何度もシステムをチェンジした。ポジションだけでなく、選手もだ。4-4-2、4-3-3、3-4-3……これは当たり前のことだ。ただ、昨日の会見で不機嫌な態度を取ったことは、謝りたい。
(以下、日本人記者との質疑応答)

――水本の負傷交代というアクシデントはあったが、チームに流動的な動きが見られたことで満足しているのか?
率直にいって、この会見でそのようなプレーができたと言えればよかったのだが。もしこの試合に満足なら、監督である資格はないと思う。もしここで私が「満足した」と言ったのなら、あとで自分はおかしいぞ、と気がつくことだろう。常に、次の試合はもっとよくする、そういう気持ちを持っていないと監督は務まらない。そうでないと、この仕事を辞めなければならない。今後、このチームがよくなっていく見込みがないということであれば、選手を入れ替える必要が出てくる。
 改善点で一番重要なのは、落ち着いて冷静でいられること。それから効果的なプレーをすること。スキルをもっと正確にすること。これらをひとまとめにしてひとつの単語にするなら「エレガント」ということになる。私の考えだが。選手の中には満足している者もいるかもしれないが、私はそうではない。私がここで満足したと言えば、そこで進歩が終わってしまう。だから今日のような試合は満足できない。シンプルなことだ。

――後半について、フィジカル以外にどんな問題があったのか?
まずフィジカル的な問題があった。最初はアグレッシブであったのが、徐々に勢いが失われていった。最終的には3点差になったが、最初は「もっとできる」と意欲的だった選手たちが、途中から気力が衰えてしまった。それは経験が原因だったのかもしれない。つまり疲れてしまった。疲れないためには、ボールを持ったときにもっと落ち着いてプレーしていれば疲れないのだが、それができなかった。急ぎすぎたり、焦ったり、簡単なことをやれば楽なのに、難しいことを選択して失敗する。それが一番の問題だったのかもしれない。みんながデコやロナウジーニョのようなパスを出そうとする。それができる選手もいるのだが、できない選手の方が多い。だからもっと単純なプレーをすべきだ。自分がビッグプレーヤーだということを意識させたい選手もいた。もちろんそういう気持ちはよく分かる。代表(キャップ)が初めて、2回目、そういう選手が多かった。だから気持ちはよく分かる。皆さんはそういう選手から話を聞いてやってほしい。私は、それではよくないと思っているが。私はそういう選手に対して別のアドバイスを与えようと思っている。

――どういうアドバイスか?
それは皆さんでなく選手に伝える。皆さんのためではなく、選手のためのアドバイスだ。別に秘密ではないが、選手に言う前に皆さんに言うべきではない。すでに選手の一部にはハーフタイムに話した。具体名は挙げないが、後半もっと落ち着いてやれば、もっと確実にゲームを進めることができた。しかし皆さんはもうお気づきになったと思うが、彼ら全員がJリーグの所属クラブでやっているゲームよりは、今日のゲームで非常に多く走っていたと思う。もちろん代表戦ということで、特別な意味があることは選手も理解していただろう。しかし今日の試合は終わった。つまり過去のことになった。今日の試合は決して無駄にはならなかったが、今後はガーナのような強い相手ともっと腕試しができるようになればいいと思う。そこで初めて日本の実力が試されるわけだ。もちろんインドと試合をしたくなかったわけではない。そんな失礼はことを申し上げるつもりはない。しかし日本は今日の試合に満足してはいけない。もっと強い相手と(試合を)やって、勝たなければならないと私は考えている。

――昨日話されていたポリバレントという意味では、前半にストッパーがオーバーラップしたり、三都主が右からアシストしたり、できていたと考えるか?
 DFがオーバーラップしてセンタリングすることは、ポリバレントの範囲には入らない。それはいいDFであれば、誰でもやることだ。ポリバレントという意味で、今日一番のプレーヤーは鈴木だった。つまり中盤の底でやって、アクシデントに対応して1枚下がってリベロになった。それから山岸が、最初は左サイドでプレーして、その後は右サイドになった。両サイドができるというのはポリバレントである。それができる選手がそろっていると、メンバーを交代せずにチームの中でポジションを変えて、全く違う戦い方ができる。そういう可能性を実現させることがポリバレントな選手だ。
チーム全員がポリバレントである必要はない。今日は負傷者が出たので交代カードを1枚切ったが、あれがなければ別のコンビネーションの可能性があった。田中隼磨を使おうと思っていた。そして駒野をストッパーに入れる。そういうアイデアを持っていた。それも選手のポリバレントの特性を生かすテストだった。しかしストッパーの1人が負傷したことで、緊急措置として長谷部を入れて、鈴木をディフェンスラインに下げた。

――遠藤が使えなくなったことでゲームプランは変わったのか?
例えば紙の上でメンバー表を書いて、遠藤(の不在)は中村憲剛で代用が利くというふうに一瞬見えるだろう。エレガントなプレーヤーだから。それですべてがうまくいくと試合前には想像ができた。つまり遠藤と中村憲剛、両方ともボール扱いがうまくてアイデアのある選手だ。遠くまで見渡せて、パスが正確に出せる。一方では、そういう選手を2人並べて同時に使うことのリスクというものがある。つまり、そういう選手の多くは攻撃能力には優れているが、守備能力が足りない場合が多い。そこで相手が攻める時間帯が長くなると、守備でエネルギーを使い果たしてしまい、本来の攻撃能力を発揮できなくなることがある。そういう選手も中にはいるわけだ。
 皆さんの中には欧州組を呼んだらどうかと考えている方もいらっしゃるだろうが、遠藤、憲剛、それから中村俊輔、そういった攻撃的なMFを全部並べて使うわけにはいかない、ということも今の説明でご理解いただけると思う。攻撃的な選手ばかりをそろえれば格好いいかもしれない。だが、そのようなチームでは勝てないのだ。

――鈴木を後ろに下げたのは成功だったと思うか? 例えばDFの選手を入れることは考えなかったのか?
それではサッカーとして面白くないだろう。宝くじでも買った方が、当たる確率は高いかもしれない。つまり中盤の組み立て方、ゲームの運び方というものを崩したくなかった。だから鈴木を残そうと考えたのだ。前半の鈴木の調子がどうだったかについては、皆さんいろいろな見方をされるだろうが、彼は違った役割を後半に見事に果たした。そういうことだ。

JFA 小野剛技術委員長
「監督も最初に言っていたけれど、今日の試合は簡単ではなかった。インドは新しい監督になったし、我々はアウェーだった。インドはホームだし、アグレッシブに来る。楽に勝てると思ったら大間違いだと。実際に楽な試合ではなかった。集中しづらい面があった。やろうとしていたゲームはあったが、ピッチ状態が悪くてかなり難しかった。そんな中、丁寧かつ大胆に行こうという意識はあった。片側に寄せて相手を食いつかせて逆サイドを使うといった攻めに思い切ってトライした。かなり効果的なところも見せたと思う。ただちょっとボールが跳ねてやりづらい面もあった。ラストパスやフィニッシュの精度も高めていくべきだった。でもやろうとしたことにトライしたことはよかったと思う。

後半は意外とサイドを崩していた。でも前半の方がサイドのピッチ状態がよかった。後半のピッチ状態は全体が悪くなって、ボールを処理するのに1タッチ分多くなり、うまくいかなかった。終了間際に犬がピッチに入ってきたり、照明が消えて試合が中断したり…もあってやりづらかったと思う。でも日本人の方が100人以上も応援に来てくれたことがありがたかった。
今後、アジアカップ予選をどうするか。シードを含めて考えていく必要はある。AFCに対して発言していくようにしたい。ガーナ戦で頑張った水本の途中退場という残念な出来事はあったが、今日ピッチに立った播戸、中村といった選手たちがいいところを出してくれた。特に憲剛(中村)は、このチームで自分のよさを出せるという感じを持てたのではないか」

■播戸竜二(ガンバ大阪)
「ほかのチャンスを決められなかったことが悔しい」
いつもと変わりなく、得点が求められていた。いかにゴール前で仕事ができるかをずっと考えていた。ゴールを決められたことはうれしいけれど、その前に外してしまった場面があるし、ほかのチャンスを決められなかったことが悔しい。(2点目は)額にうまく当てることができた。ゴールは見えていなかったけれど、感覚で行った。(1点目は)ニアに巻が入ってくれて、その裏を狙っていた。巻にしっかり当たらなくて自分のところに来たという感じ。相手はラインディフェンスで両サイドが空いていた。サイドチェンジからチャンスを作ることができた。FWにはまずニアに1枚飛び込めという指示が出ていた。
(ポジションは右寄りだったか?)そうですね。(オシム監督から)左サイドバックが上がってきたらケアしろという指示はあった。ポジションは最初は決まっているけど、試合が始まったら無いようなもの。僕が真ん中に行ったときは巻が右に入ってくれた。巻は周りを生かすことができる、非常にいい選手だと思う。

中村憲剛(川崎フロンターレ)
「当たり前のことをやっていく」
(オシム監督から)シュートをどんどん狙えと言われていたが、前半はなかなか打ち切れなかった。後半に打って、それが入ってよかった。今日はミスも多かったし、周りの選手と合わない場面もあった。(タイミングが)合ったときもあったが、まだまだ。初めて先発で出たこともあるが、ポジション取りやパスの選択など、まだまだやることが多い。スルーパスや、サイドチェンジなど当たり前のことをやっていくことで、チーム力は上がる。これからもしっかりと練習をして、少しずつ伸ばしていきたい。まずは帰ってクラブの試合。そこで頑張っていれば、また代表に呼ばれると思う。
初スタメンは正直緊張した。硬かった感じはある。(先発は)試合前にグラウンド状態をチェックしているときに聞かされた。ヤット(遠藤)さんがいなかったので、チャンスが来るかなと思っていたから、驚きはあったけれど気持ちの準備はできていた。(得点したミドルシュートは)集中して枠に打とうとした。真芯で当たると伸びるボールだったし。前半の終わりにミドルを打った時にミスったので、落ち着いて蹴ることができた。前半は(鈴木)啓太と声を掛け合ってやっていて、後半は前との距離が遠くなったのでサポートを意識した。インドは前から激しく来ていたので苦労したが、開始15分でチャンスもあったし、それを決められたら違う展開になっていたかもしれない。こういう試合に勝てたことは大きい。前半うまくいったのは啓太が気を使ってくれたから。初めて一緒にやったけれど、よく合わせてくれた。(最後は足がつったようだが)前兆はなかった。前線に飛び出したときに、いきなりという感じ。やっぱり緊張していたのかな。ピッチの下が硬かったこともある。ナビスコカップの準決勝でもつったが、あれは延長戦。90分間でつったことは今までないと思う。
 
川口能活(ジュビロ磐田) 「声を出し合って修正しないといけない」2点をリードしてから、ボールが収まらなくなった。慌てたり、なぜか流れが悪くなった。誰がマークに付かなかったとかではなく、リズムを失うような前兆があった。リードしている時間帯の戦い方をもう少し考えたい。このグラウンドだし、難しいけれど、しっかりゲームを運べるようにしないといけなかった。今日のピッチはアップの時、コンクリートの上でやっているんじゃないかと思うくらい硬かった。選手間の距離をもう少しコンパクトにしないと、孤立して相手に狙われやすい。2点を取った後、インドが結構前に出てきた。それによって不用意なファウルを与えてしまった。どんな時も冷静に対処することが大事。声を出し合ってその場で修正しないといけない。まだちょっとおとなしいところがある。もう少しみんなで意見をぶつけ合っていくことも必要。
 
阿部勇樹(ジェフ千葉)「サイドチェンジをうまく使えた」
サイドチェンジをうまく使えた場面があった。ボールを片側に寄せると、逆サイドが空くことは分かっていたので、そこを狙えたらと考えてやっていた。後半は相手が前から来たので、そういうときにどうやってつなぐかが課題。今日はサイドで相手を引き付けてから逆に展開という攻撃だったが、今後は違う相手とやることになるし、また違ったやり方もある。メリハリを付けられればいいと思う。(前半の終わりに相手のCKから危ない場面があったが)人が少ない(水本が負傷でピッチの外にいた)ことは分かっていたけれど、危なかった。あれが入っていたら相手の勢いも違っていたと思う。それを次に生かさないといけない。
 
長谷部誠(浦和レッズ)「引き気味になってしまった」
長い時間チャンスがあった。センタリングのチャンスもあったし、どフリーになった場面もあったけど、自分は小さいミスもあった。もっと精度を上げないといけない。(オシム監督から交代出場前の)ハーフタイムには、相手のボランチに付いて高い位置でプレーしろと言われた。でも引き気味になってしまった。(中村)憲剛さんと2人とも高い位置に行くように言われたが、引いてしまった。もっと落ち着いてボールを取りにいきたかった。今日のピッチはドリブルするようなピッチじゃなかった。



(インド人記者と英語で質疑応答)

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2006年10月10日 (火)

日本代表 10/10トレーニング練習後のオシム監督コメント 

オシム監督(日本代表):
(まずはインド人記者との英語のやりとり)
「私は日本人に対してと同じように話すことを約束します」

Q:明日のストラテージ(戦略)は?
「サッカーはゲームだ。ストラテージはタクティクス(戦術)という意味ですね。ストラテージという言葉は戦争の時に使うものだ。我々にはいくつかのタクティクスがある。もちろんインドにもだ。インドにも日本にもそれぞれ長所と短所がある。我々は自分たちの長所を探すことに努力しているし、より選手をファイトさせるように試みている。それがストラテージだ。こうしたものはピッチコンディションやチーム状態などいろんなことによって変化する」

Q:芝の状態に満足しているか?
「ノット・ソー・ハッピーだ。我々はこの状況を受け入れなければならないし、選ぶことはできない。これは日本だけの問題じゃない。ピッチコンディションで試合内容に多少の変化はある。いいコンディションでやりたいのは当然だ。我々はサッカーをしているのだから。イングランドやヨーロッパの芝の状態がどんなものか知っているのか? 一級のコンディションに保たれている。このことはインドの選手にとっても同じ。芝の状態は重要だ。私は改善を望みたい。試合を戦ううえで重要な点だ。でも一晩で我々は何も変えられない」

Q:明日のフォーメーションは4-4-2か、3-5-2か?
「まずは相手の様子を見て、試合の立ち上がりに判断する。我々にはいくつものオプションがある。4-4-2も3ー5-2もできるし、4ー5-1も5-4-1もある。全て可能だ。そういうものじゃないか?」

(続いて日本語で)
Q:ガーナ戦を踏まえて、どのような修正を行うのか?
「ガーナ戦からそんなに時間がないので、修正は十分とはいえない。次もガーナ戦だったら修正することはできるが、別のチームなので単純ではない。修正ではなく戦い方を変化させることだ。23人のメンバーが同じでも進め方は違う。違う選手を使うかもしれない。ガーナ戦もいいところがあったので、それを生かしたいと思う」

Q:アジアカップの予選は突破したが、サウジアラビアとの順位争いがまだ残っている。インド戦では沢山点を取るつもりなのか?
「インドの関係者に『点を取られるつもりなのか』と聞いたのですか? サッカーの試合は学校の試験とは違う。結果が決まるのは自分たちの力だけではない。沢山点を取れるともし私が言えば、インドの選手が物凄いやる気を起こすかもしれない。今度の試合も簡単じゃないし、何が起こっても不思議ではない。あらゆる状況に対応したいと思う」

Q:今回は守ってくる相手だが、それを崩すポイントは?
「インドは監督が代わったので、違うチームになっている。4-4-2でくるだろうが、攻撃的にくるか、守備的にくるか分からない。基本は常に相手の変化に対応することだが、それは受け身という意味ではない。インドのチームなら楽勝と考えるのは間違いだ」

Q:オフ・ザ・ボールの動きを強調していたが、それはガーナ戦の反省か?
「いや、関係はない。いい試合をするためには走らないといけない。ガーナ戦は走る量はあったが、効果的ではなかった。負けて終わると全部ダメと否定されることが多いが、ガーナはドイツワールドカップでベスト16入りしたチーム。彼ら相手に60分までいい試合をしていて、足りない部分があって負けたのだ。一晩で劇的な変化はないが、まずは走らないと負けてしまう。それを強調したかったのだ」

Q:アウェーで戦うのに、試合会場で練習していないが、心配はないか?
「今日の午前中に選手たちが確認に行っている。試合前のアップの時間もある。20分くらいしかないが、その間にいろんなことを気づかないような選手は使わない。今日は本当は向こう(試合会場)でやる気だったが、雨が降ったらここでやるという条件だったし、ずっと決まらないのはよろしくないので、最初からこちらを選んだ。トレーニングをしないことでピッチ状態を保てるのなら、それはそれでいい」

Q:相手がどうかによって戦い方を決めるとオシム監督はよく言われるが、ポリバレントな選手というのは状況状況への対応力という意味なのか?
「ポリバレントの中には多くの意味が入っている。必要に応じたポジションでのプレーもそう。でも11人全員がポリバレントであるべきと言ったつもりはない。中にはスペシャリストもいる。例えばGK。GKにもたまにはポリバレントな選手がいるが、ユニフォームの色を変えないといけない。強力なストッパーというスペシャリストがいればいいし、絶対に試合で1点以上挙げるFWがいればそれもいい。でもそういうポジションの選手でもポリバレントならよりいい。巻がDFの位置に入って競ってもいいし、ガーナ戦で見せたように佐藤寿人がゴール前で相手ボールを跳ね返してもいい。阿部や駒野がゴール前に上がってシュートをする、あるいは三都主がチャンスを作るというのもいい。そういうものが組み合わさっていいプレーができるのだ。けれども1つ1つのポジションでしっかりしたプレーをすることも大事だ。それは1人1人の能力の高さも表しているのだ」

(ここからはオシム監督が自ら追加)「みなさんも先ほどのインド人記者のように、最初は4-4-2とか3-5-2とかにこだわっていましたね。システムを先に考えるという形に。しかし私の出身国にはシステムはない。政治のシステムは崩壊している。でもファシストのシステムよりはましだが(笑)。システムというのはあった方がいい場合とない方がいい場合の両方があるのだ」

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2006年10月 9日 (月)

HERO’S決勝、雑感

TV見ながら、メモ書き程度の雑感
(11/5の場所も同じ横浜アリーナで行われるPRIDE武士道のチケット購入で、節約のため、TV観戦。まあ、ぶっちゃけていうと金払ってまで観戦する価値があるのか、非常に疑問が残ったため)

・秋山VSスミルノヴァス
秋山、打撃で圧倒、KO勝ち。確かに打撃は進化してるように思う。さすがに谷川サダハルンバが桜庭に「楽してもらおう」とあてがった相手。
しかし、デニス・カーンとやったら、このタイムで、秋山、ボコボコにされて終わるんだろうなあと思ってしまう。
井上和香は、会場にいたら写真撮るかも。やはり南明奈はいらんな。和香と明奈をトレードしないかねえ..。

・大山vsメルヴィン・マヌーフ
うーん、やはり打撃では、マヌーフが秋山より、かなり上だねえ。マヌーフは、デニス・カーンと、ぜひバチバチの打撃戦をやって欲しい。しかし、このマヌーフもパウロ・フィリョ相手だと、塩漬けにされて完封負けするんだろうなあ..。

・宇野薫vsメンジバー
1R:終始、スタンドの攻防。宇野の左ミドルが、かなり効果的だが、なかなかテイクダウンまではいけない。やや宇野有利かな。3試合目でやっと総合らしい試合。
2R:まあ、宇野の順当勝ちでしょう。極めるチャンスはあったが、結構、ディフェンスがうまかったね。

・カルバンvsヤヒーラ
いやあ、ヤヒーラ相手に、あのポジションで極めてしまうとは..。カルバンはHERO’Sの舞台では、その潜在能力は、全て発揮できないかもしれないねえ..。

・アントニオ・シウバvsゲオルギー
最初にスタンドの攻防を見た時点で、ゲオルギーの打撃が、総合格闘技レベルに達していないことが判明。まあ順当な結果。

・ドン・フライvsキム・ミンス
1R:フライはさすがに衰えたねえ..。しかし、キム・ミンスは、まだまだ打撃を向上させないと、PRIDEだとスタンドでぼろ負けだな。まあ、PRIDE GP決勝に出てきたシルムの横綱よりも、かなりましだが..。2R:負けかと思わせておいて、右フック一発かあ。あの曙戦といい、フライは、1人でプロレスでもやっているのか?

・所vs金子賢
体重差があるから、健闘するだろうとサダハルンバ谷川が安易に組んだ視聴率を取るためだけのカード。金子はデビュー戦よりは動きがスムーズだったが、まだこの舞台に上がる資格はなかった。しかし、もっと所も顔面殴れば良かったのに、性格がいいんだろうなあ..。

・宇野vsカルバン
1R:さすがにスタンドの打撃では、カルバンが優位か..。しかし、危ない場面になりながらも、決定的なパウンドは貰わないのは、さすがに宇野ということだろう。
2R:いい試合だったが、まあ、PRIDEだと間違いなく宇野の負け。今までのK-1やHERO’Sだと、間違いなく延長戦突入だが、(TBSの亀田問題も影響してるのだろうが)、判定は順当(2-0でカルバンの勝ち)な結果で良かった。この二人と、KIDと元気の4人は、PRIDEのライト級で十分、活躍できるだろう。トップに立てるかどうかは、非常に難しいが..。

・秋山vsマヌーフ
マヌーフは、どうもギを着た相手に対しての寝技対策ができていなかったようだ。秋山は、確かに進化している。とりあえずおめでとう。だが、11/5には、この秋山が、おそらく1Rで完敗してしまうだろう男が、二人登場する。デニス・カーンとパウロ・フィリョだ。
しかし、つくづく思うのは、これが決して名前通りの世界最強王者決定トーナメントではないということだ。それは、9/10のPRIDE GP決勝戦のネット配信を見てもらえば、すぐに分かるだろう。

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アビスパ対鹿島、雑感

この1週間は天気と仕事先の担当者に引っかき回されたため、やっと土曜日の試合を見ることができた。

スカパー!解説の小林氏は、ほとんどアビスパの応援状態(笑)。鹿島はアウトゥオリ監督も嘆いていたように、前半寝ていたような試合をしてしまい、そのツケを払わされた試合だったように思う。アビスパも最初に飯尾の交代相手がスピードのない藪田ではなく、田中であったならば、GKと1対1になるシーンが、1,2回は創れたかもしれない。あとボランチはホベルトと北斗(もしくは布部)のコンビがベストっぽい。(やはり佐伯は要らないねえ)。この節、ほぼ3チームに絞られた残留争いは、全チームが勝ち点を取るという節になった。このシーズン、残留ラインが30以下になりそうだったが、これから、モチベーションをなくした(優勝や降格の可能性のなくなった)中位チームから、勝ち点を取ることが多くなるだろう。あと2ヶ月、残留までの長い戦いは、最後まで続くだろう。

アビスパの次の試合は、アウェイの駒場に乗り込んで首位レッズ戦。ホベルトと北斗を欠く試合で、かなり厳しい戦いになるだろう。なんとか1点取って、勝ち点1をもぎ取りたいところだ。狙い目は、代表のインド遠征で疲れ果てている(はずの)鈴木啓太とアレックスのあたりから出るほころびを突くという以外に、点を取るイメージがない(苦笑)

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2006年10月 7日 (土)

アビスパ 2-1 鹿島

審判:松尾 一
GK水谷
DF:吉村、宮本、川島、山形辰
MF:久藤、  中村、ホベルト、古賀誠
FW:布部、飯尾
交代、63分:藪田←飯尾、68分:城後←ホベルト、82分:田中←古賀誠
控え、GK:神山、DF柳楽、FWバロン、アレシャンドレ
5分、久藤のFKから左サイドの古賀が内田相手の1対1に勝ち、ゴール前へグラウンダーで入れる。それを押し込んだ飯尾。1-0
15分、飯尾が右サイドからクロス、布部がヘッド、2-0
51分、野沢ゴール、2-1

ハーフタイムコメント

●川勝良一監督(福岡):
・バランスよくできている。相手の中盤に入れる全員のサッカーができている
・相手に前を向かせないように
・2点取っているが、ないものと思って行け

●パウロアウトゥオリ監督(鹿島):
・試合の入り方が悪すぎる。特に球際を厳しく。気持ちで負けている
・FWは相手の背後のスペースを狙って積極的に動け

試合終了後●川勝良一監督(福岡):
「この間のゲームが、私が来てから一番悪いゲームでした。勝ったことでああいう油断が出たので、1週間かけてチームの修正と、特にメンタル面での立て直しに時間を使いました。何人か出られない選手がいたんですけれども、今日のゲームは新しく出た選手たちが、相当戦ってくれたと思います。ゲーム前に話したのは、『いつも逃げているような、ライオンに追われているウサギのようなサッカーは、もうできない。今日からは全員がライオンになって相手に襲い掛かるようなゲームをやらないと、組織力とか、足りないスキルの差を補うのは不可能だ』という話をしていました。選手は良くやってくれました。前半の入り方は本当に良くて、後半は苦しかったですけれど、いまできるベストのプレーをしてくれたと思います。来週、また出られない選手が2人いますけれども、うちは今日のような気持ちで残り試合全部をやっていこうと思っています」
Q:おめでとうございます。今日4バックのメンバーが新しくなったことと、中村選手がボランチでプレーしましたけれど、そのあたりの評価をお願いします。
「(中村)北斗は、本当はもっとプレー機会の多いところで使いたいというのがありました。佐伯が今日のゲームに出られませんでしたし、本人もそういうプレーを希望していて、お互いの意見か一致したので迷わずにボランチで起用しました。できれば、攻撃でも飛び出しを何回もしてほしいと伝えました。北斗は身体能力が高いので、中盤のカバーを、極端に言えば2人分くらいやってほしいと。その通りやってくれたと思います。
バックラインについては、今日の4人でやったというのはほとんどないですけれど、過去に自分のミスとか、修正すべき点があって、その部分で失点した場面を、頭の中で何がおかしかったのかを具体的に整理して、何が悪かったのかを頭に叩き込んで、後は集中して、きつくてもラインを高くして下げないということを要求しました。そういう繰り返しでお互いに声をかけて、4人とも良くやってくれたと思います」

Q:非常に気持ちの出た試合でしたが、気持ちだけではない、何か鹿島戦用に準備してきたこともあると思います。そのあたりについて聞かせていただけますか?
「相手は4-4-2で、中盤のワイドがあまり高い位置を取らなければ、相手のサイドが前に出てくれるんで、2バックになるところの外を飯尾と布部が狙うというのが前半は当たりました。うちが奪ったボールを、さほど精度が高くなくても入れられるスペースがあったので、それと飛び出しが合っていたので非常に効果的にいけたと思います。選手も何回もロングラン、フリーランニングで出てくれました。そして、クリアする選手もクリア=パスという意識で、中盤に当てないということでした、前半は特に。相手も狙っているんで。その辺のことを上手く前半はやってくれました」

Q:後半に古賀選手を何回か呼んでいましたけれど、どんなことを指示されたのでしょうか?
「古賀とか久藤がボールを持つと、相手が2バックなので逆が空くので、入る選手にもセンターでは受けないということを指示しました。新しく入った選手がゴールに焦りがあるのか最短距離を走って窮屈になる場面もあったんですけれど、抜けてもいいから対角線上に全部ボールを入れてほしいと、古賀には何回か指示しました」

●パウロアウトゥオリ監督(鹿島):
Q:結果的に序盤の2失点が響いた形になりましたが、どのようにお考えですか
「まあ、なすべくして罰を与えられたなと。やはり、45分間、試合をやっていないということが2失点につながったと思いますし、それが最後に響いた形になったと思います」
Q:最後のシーンは何を抗議されていたのでしょうか
「選手がちょっと混乱してレフェリーを囲んでいたので、そういうことをやらないようにと注意しに行ったのですが、勘違いされて逆に私が抗議していると思われたようです。私は30年間サッカーをやってきて、レフェリーと問題を起こしたことはありません。ですから、そういうことはしませんし、もしレフェリーがミスを犯したとしても、レフェリーの判定のせいにして、45分間で自分たちがやるべきことをやらなかったことの言い訳にするのは、おかしなことだと私は選手たちに言いたいです。レフェリーのいい、悪いは別にして、まずは自分たちが何をやらなかったから、こういう結果になってしまったのかということを、お互いに反省しなければいけないと思います」
Q:後半は、ほぼ一方的に攻めましたが、後半に入るにあたっての修正点はどのようなところにあったのでしょうか
「修正すると言うよりも、試合の入り方、あるいは姿勢というところを私は言いました。また、試合は45分だけではなくて90分であって、たとえば60分集中してできても、残りの30分で集中を切らしてしまったり、あるいは、最初の60分は集中力がなくて、残りの30分を頑張ろうと思っても、それは試合ではありません。サッカーというのは90分のスポーツであって、いかにして集中力、注意力、あるいは試合の密度、自分たちの動きの密度という部分を高くすることが重要であって、それを一人、一人が意識しなければいけません。45分間やらなかったことに対する罰として2失点したのだと私は思っています」


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2006年10月 4日 (水)

ガーナ戦、いろんなコメント

日本代表 vs ガーナ代表】試合終了後のオシム監督(日本代表)記者会見コメント,10月4日(水)19:21/日産ス/52,437人,日本代表 0-1 ガーナ代表

●オシム監督(日本代表):
Q:1タッチで早くつないでシュートまでという場面が何度かあったと思うがそれはどう評価する?
「あなたはどう思いますか?一番大事なことはチャレンジをすることです。ガーナのような強敵を相手にこういう内容の試合をするということは簡単ではないと言うことです。ある程度のところまでは何回かチャレンジが成功しましたが、それをフィニッシュまでつなげることはできませんでした。前にも言いましたが、フィニッシュが一番の問題です」

Q:ここ数試合、後方からのビルドアップが課題だと思います。今日ガーナがいいレッスンを与えてくれたと思うのですが、これを打開するためになにが必要だと考えますか?
「良い教訓ともいえますし、そうでないともいえます。途中までですが今日、私たちのチャレンジは少なくとも何回か成功しました。ですが、ガーナのような強敵とやるのは初めてで、こういった試合でそれができるかと言うと、例えばDFラインの5人は4つの異なったチームから選ばれた選手達です。ですから、彼らがミスがあったとしてもトライしたことを評価したいと思っています。ただ、あなたがお気づきになった点は選手も分かっていると思います。私は昨日も家をつくるときは土台が大事だと言う話をしたばかりなんです」

Q:フィニッシュが満足できないなかで、すぐでなくても欧州でやっている選手がそういうフィニッシュに入ってくれればもう少し強い戦いができるのでは?と思うが。
「具体的に誰のことを指しているのでしょう?(例えばFKの場面で中村俊輔選手がいたら点を取る可能性がもう少しあがるのでは?)試合開始前に今日は10個のFKがありますと約束されているわけではないので、FKをとるまでのプロセスも大事なわけです。昨日の練習もご覧になったと思いますが、遠藤に注意をしたことに気がつきませんでしたか?練習でそんなにいいシュートを決めるなと遠藤と三都主に注意をしたんですよ。で、今日の試合なんです。実践ですからプレッシャーもある、観客もいる、ガーナの選手の壁は大きいというなかで、どういうFKをしたかと。ですから、FKに関してはそんなに心配することではありません。
それよりも、それも含めてですが毎日眠れない心配事があるんです。なぜかというと心配事に加えて彼らの(欧州組)試合が夜中に放送があるからなんです。今日の試合は日本の選手をテストしている段階です。欧州の選手は毎週ガーナの代表ような選手を相手にプレーをしているわけです。そういうチャンスがない日本の選手の力を試す機会として、その方が良かったと思います。
今日はランキングにふさわしい力があるのかと言うことは分かりませんでしたが、もっとできる、まだ伸びるという可能性を感じたのではないかと思います。ガーナと比べて日本がどこならば優れているのかと言う比較もできました。戦術面は問題ない。個人スキルは少し問題がある。オプションのクオリティの高さアイディアの抱負さ、アイディアをプレッシャーの中で出せるかということ、日本の選手はプレッシャーのない中ならアイディアを実行できるが、大事なのはプレッシャーの中で実行できるかと言うことです。そこに大きな違いがあります。勝ち負けの差をつけるには十分な差です。しかし、良い面も小さなものですが少しはありました。気がつくと前進の可能性を見ることができます」

Q:今日のガーナのような浅いラインに対する指示は出したのか?
「いちいち細かい指示はしませんでした。彼らから顧問料をもらっているなら話は別ですが。試合開始直後に彼らの4バックがラインディフェンスでオフサイドトラップをかけてくることは分かりました。ですからそれに対応するためにはもう少し慎重であった方がよかったかもしれません。事実上3トップで試合を始めたのは勇気を出しすぎたかもしれません。ですから大変強い相手に、日本は立ち上がりは非常にオフェンシブに試合を始めたと言えると思います。その結果が出たかでなかったかはまた別の問題ですが。将来もこういうやり方で積極的なやり方をしていきたいと思っています。昨日ももしかしたら4トップで行くかもしれないと話したでしょう?いずれにしてもチャレンジをしなくては力試しはできませんから。
遠藤は今日、一生懸命走ろうとしてチャレンジし、ある程度走りました。私はそれをみてもっとやれと言えばもっと走ると思いました。中村も同じです。試合中に走ることで死ぬことはないと常々申し上げています。もっといいプレーをするためにはもっと走らなくてはならないということです」

Q:選手のオートマティズムに対する評価は?
「私は結婚して40年になりますが、まだ家内との間にオートマティズムというのはないんです。それなのに選手はわずか2,3ヶ月でどうやってオートマティズムが生まれるというのでしょう?3日間のトレーニングを数回やっただけで、オートマティズムができるとお思いですか?しかしそれなしでいい試合をすることができないというのも事実です。
ですからそのためには選手がもっと頻繁に集まって、同じ場所で同じトレーニングをする機会が増えなくてはいけないと思います。今日のように5人の選手が違うクラブから来ていて1度でオートマティズムができたら奇跡ですね。(近々集合する機会を作りたいと言う希望は?)私の知っているスケジュールにはその予定は書き込んでありませんので、あまり可能性があるとはいえません。J1リーグは大詰めで一つ一つの試合が白熱してきて、そういう中で優勝争いをしているチームから選手を預かっているわけです。彼らは彼らの目標があり、それは尊重しなくてはいけないと思います」

●ルロワ監督(ガーナ代表):
「最高のコンディションで試合ができたこと、歓迎をいただいたことにお礼を申し上げます。双方ともバランスの取れた試合ができ、勝ったので満足しています。ただ、もう少し点が入ってもよかった試合だったかもしれません。例えば2-2くらいでもよかったかもしれません。我々にも2つくらい点を取れるチャンスがあったと思います。日本はスピードがあるプレーをしていて、左サイドにてこずりました。前半でそういう印象を受けたので、ハーフタイムで修正しました。かなり色々な動きがあったなかで、観客としてみると面白い試合でした」

●佐藤寿人選手(広島):
Q:先発出場はどうでしたか?
トレーニングでお互いのサッカー観をぶつけ合っているし、ゲーム中も声を掛け合ってやっているのでコミュニケーションという部分は問題ない。自分が飛び出していい形も作れた。最後の部分の精度を上げればチャンスはもっと増えたと思う。ガーナは個々を見ても力の差を感じた。足りない部分も見えてきた。そこをいかに改善していくかが大切。
Q:ガーナのどんなところがうまかった?
体一つでボールをキープしたり、うまく手を使ってキープしてくる。(フィジカルな部分よりも)体の使い方がうまかった。

●水本裕貴選手(千葉):
「特別緊張することはなかった。阿部さんもいたので、助けてもらった。 出だしのヘディングのミスは目測を誤ってしまった。でも後ろに阿部さんが余っているので思い切っていこうと思いました。
試合前監督からは『3番(アサモア・ジャン)のマークは僕で9番のマークは今野さん』ということを言われた。3番はワールドカップにも出ていて、五輪にも出ていて、情報もある選手だったみたいだから、そういう方を僕につかせたかなと思う。
失点のシーンはクロスを挙げた19番(ラザク・ピンポン)が足の速い選手ということは聞いていた。が、キックフェイントに引っかかってしまった。そのあとセンタリングも中で誰かに当たるかなと思ったけど当たらなかった。90分間もっともっとやれるよう上手くなりたいなと思いました。
今日の試合は手応えよりも、負けたのでとにかく悔しい、それだけです。先発であることに驚きはないけれど、かといってほかのメンバーに遜色がないとは思わない。そう思ってしまったら落ちてしまう、(日本代表は)そういう場所だと思っている」

●巻誠一郎選手(千葉):
ある程度はアグレッシブにプレーできたとは思うんですけど、こういう試合では内容と共に結果をしっかりと出していかなくてはいけないと思うので、そういう意味では、しっかりとした結果を出せなくてすごい残念です。
まずは失点しないようにチームとして守ることを考えていて、そこから素早く攻めるということを考えていて、それが出来ていた時間帯もありましたが、全体的にじょじょに運動量が落ちてきて、それと共に失点という悪い形になったので、その前に先制点がとれていればまた展開は違ったと思います。
ガーナは球際も強いですし、しっかりとしたパス回しもあって、すごく勉強になった部分と、僕らもしっかりと戦えば、チームとして戦えば、できるというのもありましたが、まずは、得点をとらないことには勝利ということはないと思うので、フィニッシュの部分でもっと精度をあげるべきだと思いますし、守備に関しても厳しい時間帯でどううまく守るのかというのがすごい課題だと思います。まだまだだとは思いますがじょじょにですが、チームの中でがやりたいことが浸透してきていると思います。じょじょに組織的に守備ができるようになってきたというのが評価できると思います。攻撃に移ったときに早い展開で攻められればもっと良いと思う。

●山岸智選手(千葉):
「もっと右サイドの選手が上がってくると聞いていたが上がってこなかったのでディフェンスに集中することなく、攻撃にいけた。今日みたいなコンビネーションがもっと増えてくれば、チャンスは増えると思う。もしも次に呼ばれることがあったらもっとやっていけたらと思う」
Q:ウラを狙ってもボールが出てこなかったが?
「でも、それは代表選手なので、みんなレベルも高いので信じて走ることができればいいと思います」

スポナビ:「シュートチャンスを決められなかったけれど、アピールはできたと思う。ボールが来るまではイメージどおり。でも全力で走っていたので相手の位置が見えなかった。足が長いし速いので、スライディング気味になった。
(今日のスタメンについては)アップ前に聞いた。皆こっち(試合会場)に来てから聞いた。正直、ないかなと思っていたが、準備はしていた。どの選手が誰につくか、1対1では負けないようにと言われた。向こうは速い選手が多かったので、頭を使いながらマークした。前半の半ばくらいからいい守りもできるようになったし、何本かパス回しもできた。(今日はワイド気味に攻撃する意識だったか?)それはあったが、アレックス(三都主)のサイドの持ち味を生かすようにスペースを空ける動きも心掛けていた

●播戸竜二選手(G大阪):
(負傷した部分は)6針縫った。ピッチに入ったときは、特別緊張はしなかった。点を取れればよかったが残念ですね。
Q:パスが回ってこなかった?
2日しか練習していませんからね。回ってくるほうがおかしいですよ。G大阪では半年かかりましたから。

(スポナビ)「ああいうアフリカのチームと対戦するのは、ワールドユースのカメルーン戦以来。メンタル面の強さ、身体能力の高さを感じた。(今日の自分のプレーは)動き出しはできていた。相手のディフェンスの裏に入ることもできたが、もっとコンビネーションというか、パスが出てくるようになれば自分も生きるようになると思う。
(FWとして生き残るために)今日が最後かもしれないし、チャンスをもらえたらとにかく自分にできることを。それはJリーグも一緒だし、今日もそういうプレーはできたとは思うが、結果だけが足りなかった。(頭のけがは)6針縫った。次のJの試合にも出られるようにしっかり縫ってもらった。痛かったけれど、試合に出られない方が、もっと痛い」

●遠藤保仁選手(G大阪):
どちらが勝ってもおかしくない試合だった。決めるところで決めなかった結果がこうなった。相手の8番(エシエン)と10番(アッピア)を鈴木啓太選手と二人でマークし、フリーにさせないことを課題に臨んだ。取って速く前へつなげた場面もあったが、ミスが多かった。ワールドカップで上位まで行っただけにいいチームだった。フィジカルも強くボール回しがうまかった。強いチームとやることで課題が見えてくると思う。守備に関しては どこからボールを奪いに行くのかが大切。連動して守らないと中盤で回される。攻撃に関しては、ボールを取ってからのミスが多かったと思う。落ち着いてボールを回せるように、というのが攻撃面での課題。(良かった点は)選手同士のコミュニケーションがとれるようになってきたことだと思う。お互い要求し合えるし、動きが把握できるようになった。これからもっとよくなっていくと思うし、今日は楽しみながらできた。

スポナビ:「チームとして、まだまだな部分が多い。部分部分で連動して動けたところもあるが、いいチームと試合ができて、課題も見えた。相手はスピードが持ち味なので、ポジショニングひとつとっても、もっと気をつけないと。ボール回しもうまく、つないできた。回されるのは仕方がなかった。でも、高い位置でうまくボールを取れるところもあったし、数的優位を作ることもできた。ボールを取る位置や、皆で行くところは行くといったような、そういう部分をもっと高めていきたい。ボールを取ってからの速攻でミスが多かった」

●中村憲剛選手(川崎F):
初めて代表に呼ばれ、そして出場できたことが嬉しかったです。前線のFWにボールを供給することと、自分がオーバーラップして前線へ飛び出すことを意識した。そしてミスをしないことを心掛けて、自分のプレーをイメージして試合に入った。試合に出られたことで自信になったが、チームが負けてしまったことが残念。
Q:失点直後の投入だったが
自分が一番動ける状態だったので、フリーの選手にボールをあずけて攻撃のリズムをつくっていこうと意識した。前半、後半で何度か得点のチャンスがあったものの取れる時に取らないとこういう結果になってしまうので、点を取れるときに取ることが課題だと思う。

●我那覇和樹選手(川崎F):
前半(ベンチから試合を)見ていて、自分としては攻撃が速すぎると感じた。自分が出たときは、自分のところでスピードを落として組み立てるイメージだった。ガーナに関してはスピードやパワーがすごいと思ったが、やれない感じではなかった。ただ、シュートを打てませんでしたね。

●鈴木啓太選手(浦和):
チームとしてやるべきことや狙いというのがだんだん分かってきた。それを今日はある程度出せたと思う。イエメンなどの相手はゲームを殺してくるし、こっちとしてはむずかしい部分もあった。ただ勝てなかったということは何かしら原因がある。その辺りを改善していきたい。
Q:今日はポジションが高かった?
そうですね。相手に高い位置でプレスをかけさせないように、少し高い位置を意識しました。

スポナビ:「(攻撃面で)手詰まりの状態もあったが、相手のプレッシャーに対して、動きながらつなげられる時間帯もあった。いいときもあったが、悪いときにどうやってボールを落ち着かせるかが大事。相手のボランチが攻撃的で、仕掛けてきて、周りを使われる場面もあった。直接失点することはなかったけれども、かなり効いていた。
(守備のブロックについて)できた部分もあったが、90分間通してできなかったし、それができないときにどうごまかすかが大事。(相手のプレッシャーは)狙いどころに入ってきたときに怖さがあった。足も伸びるし、ゴールまで持っていかれることもあった。食いつかせないように、ボール回しができなければならない。今までやってきた相手は引いて守ることが多かったので、サッカーが違っていた。でも、こういう相手とやる楽しさはあった」

●今野泰幸選手(F東京):
「代表に呼ばれ、周りのみんなも期待してくれている。そんな中で試合に負けたのは悔しい。残念です」
Q:慣れないポジションでのプレーだったが
「9番(アゴゴ)にマンマークで、という指示で入った。ひさしぶりにディフェンスに入ったが、その9番にだけは点を取らせないようにと思っていたので それができたことはよかった。
(前半ピンチにつながった)ミスをした時はあせった。相手はプレッシャーを狙っていて、迫力もあったし、うまかった。 自分としてはミスが多かった。ボールを出すところが見つからなくて2トップに頑張ってもらうことが多かった。動き出していても回す時間が短いからフォワードも追い込みとかで疲れていてということがあった。(点が取れなかったのは)動き出しの問題でなく出し手の責任もあると思う。
ガーナは有名な選手も多くFIFAランクも日本より上。強い相手とやることに意味がある。あたりが強くいいプレーが多かったが、負けたことが悔しい。
手ごたえもなかったわけではないが、チーム全体でもっともっとチャンスを作りたかった。0点で終わってしまった。結果がすべてなので、どんなチームが相手でも、1点2点はとりたい。課題も見つかったので、この経験を無駄にせずJリーグで頑張りたい」
Q:アテネでも対戦したが
「代表になって成長してくるだろうと思っていたが、そんなに力の差は感じなかった。あたり負けてもいなかったと思う。もっと頑張って越えていきたい」
Q:ガーナの選手が「日本の選手はもっとミドルシュートを打てばよかった」と言っていたが
「日本と世界ではミドルのゾーンが違う。枠に飛ぶようにしていかなくては。自分自身も練習しています」

スポナビ:「スタメンを言われたのは、試合会場に来てから。9番(アゴゴ)をマンマークできるかと言われた。練習でもいろんなことを想定しながら準備をしていたので、(今日のストッパーでの起用については)想定内だった。
(マンマークについて)相手のシステムにもよるし、特徴によっても変わってくる。相手の2トップを押さえるために、自分と水本が入った。いろんなことを想像しながら対応はできていた。ただし、自分のミスに慌てた。足にボールが着かない感じだった。チームとしてはミスも多かったし、パスを出せるところも出せず、2トップに任せてしまうところがあった。ディフェンスラインでボールを回せなかったし、FWも追い込みで疲れていた」













 

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2006年10月 3日 (火)

ガーナ戦前日会見

オシム監督(日本代表):

Q:新しい選手を呼んだがチームのベース作りはどれくらい進んでいるのか?
「新しい選手を呼んだがという質問でしたが、その言葉がチームがどれくらいまで来ているかを表しています。ケガ人が出たのは私のせいではなく、変えようと思ったのではなく変えなくてはいけなくなったから招集しました。坪井、闘莉王、加地の3人がケガをしたのでという質問でしたが、答えは質問の中に出ているのです」

Q:これまで対戦した相手の中でガーナがもっとも強国という声が強い。日本代表にどのような期待を持って明日の試合に臨むか?
「対戦相手を決める前に、ある程度強い相手とやりたいという希望は伝えました。負けても恥ずかしくない相手です。同時に現在の日本の力を試すこと、計ることができるチーム。すべての選手が欧州でプレーしているようなチームで、しかも発展途上で伸びしろのあるチーム。そういう相手と試合をすることによって日本のクレバーさと危険さをはっきりさせられるかどうか。それを計るチャンスなのでそういう試合にしたいです。いろいろ候補はありましたが、簡単に勝てる相手はつまらない。とはいえ国際試合で簡単に勝てるチームは多くありません。ですから今回の対戦可能な候補の中でもっとも強いチームを希望しました」

Q:明日のスタメンについてどういう考えを持っていますか?
「もし知っていたらここで発表するかもしれませんが、決めるのは単純な作業ではありません。選手同士も力が接近しているし、特徴のある選手を揃えています。もちろんガーナの先発が決まっていればある程度対策も立てられますが、ガーナが1トップなのか2トップなのかで違う状況に直面します。さらに、強いチームなのですから敬意を表さなければいけません。加えて日本はケガでDFのレギュラーを3人失っています」

Q:セットプレーのキッカーについて、阿部に蹴らせる意向はないのか?
「もし阿部と遠藤が今日練習していたとしたら、アレックス(三都主)はどんな気持ちになっていたでしょうか。アレックスと遠藤が2人キッカーとして蹴っていましたが、なんで阿部が3人目のキッカーとして考えられないのでしょうか。もしくは遠藤と阿部が蹴っていたらアレックスは3番目のキッカーとして考えられないのですか?なにしろ日本代表にはFKの名手が数多くいますが、残念ながら明日の試合はそんなにFKのチャンスは得られないでしょう。ですから遠藤とアレックスは明日の試合のためではなくJリーグの試合のために蹴っていたんだと思います」

Q:今野は本来ボランチの選手だがCBで起用するのか?
「今野がどういった選手かは知っているつもりです。ですがトレーニングはトレーニング、試合は試合。あとは負傷者に関わることなので非常にデリケートな問題です。対戦相手のガーナは足が速い選手が揃っています。青山と山口を追加招集しましたが、彼らがものすごく足の速い選手ではないのはご存知ですね。そういった選手と比べて今野をトレーニングで試してもいいじゃないですか。あと今野は負傷明けで微妙な時期です。この3人のうち誰かを先発させて、どんなプレーをするのか想像はできません。相手が2トップで来るなら阿部をリベロに置いて、水本と今野をストッパーにします。だが相手が1トップだと攻撃に出る選手が少なくなってしまう。両方の事態に対応できる選手を招集したつもりです。相手がどちらなのかを予想するのは非常に難しい。ガーナの監督は私の親友なので、だからこそ明日の先発は?などというハレンチな質問はできない。私自身がスタメンを決めていないのでお答えできないが、そのヒントになることは話したつもりです」

Q:サイドからの攻撃に対して細かな指示を出していたが、これはガーナを意識したものか?
「(サイド攻撃は)世界のサッカーのトレンドです。中央にペネトレイト(突破)できないようにするのが世界のスタンダードであり、サイドから攻めるのは私だけでなくどの監督でもやっています」

Q:相手は4バックのようですが、オフェンスにはどういったアタッカーを選ぶ?
「相手が4バックだろうという予想は私もしています。というわけで日本は4トップでいくとかそういう数合わせの話ではないと思います。ただ相手の4バックはSBの選手が非常に攻撃的なので、4バックという表現は正しいとは思いません。日本の攻撃陣の中にはポリバレントな、つまり複数のポジションをできる選手を入れようと思っています。攻撃もできるけど守備もできる選手。そういうヒントで予想してください」

Q:相手のSBをケアするという意味で、巻選手に相手を上がらせないように指示していたようだが?
「確かにそういうような指示を出しましたが、それは私が発明したことではありません。どうすればチームメートがプレーしやすいかといったことを伝えました。ボールを失った瞬間から守備が始まり、ボールを失った選手が最初のDFにならなければいけない。この質問は非常にいい質問で、私がテストを受けているようです。私が戦術というテストに合格したかは皆さんが判断してください」

Q:今日の練習で三都主選手が4バックの左でプレーしていたが、ジーコ前監督のときは守備に不安を抱えていた。それどう捉えているか?
「ワールドカップの試合は私も拝見しましたが、クロアチア戦とオーストラリア戦でもアレックスが一番いいDFでした。ですから皆さんも試合のビデオをもう一度見てください。私だけでなく皆さんもアレックスは何ができる選手かを知っているでしょう。それに左利きですよ。日本人には左利きが少ない。少ないうえにアレックスより優れた左利きが何人いるでしょうか。ですから今日のトレーニングでアレックスがそこでプレーしていたのは、私がジーコに相談したのではなく、それが必要だったからです。もちろんオリンピックやもっと下の若い選手が伸びてくれば違った使い方があるかもしれません。今まで駒野をそのポジションでテストしていましたが、合格とも不合格とも言えます。守備ではいいプレーをしていたが、攻撃面ではもっとできるのではないか。これ以上話すと個人的な人格問題になってしまいます。選手一人ひとりをまな板に乗せて料理するということはしたくないのでここまでにしておきましょう。もしアレックスをそこで使うのがいけないならそう書いてください。ですが、そこで使うオシムが悪いと」

Q:先ほど使った「ポリバレント」という言葉が日本代表のキーワードになるのか?
「ポリバレントというのはケミカル、つまり化学で出てくる言葉。化学的なサッカーというのも悪くないんじゃないでしょうか」

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2006年10月 1日 (日)

練習後、オシムコメント

●オシム監督(日本代表):
「いつものことながら代表選手を選出するのは大変なことだ。けが人が出たため、いつもよりも大変だった。ただJリーグはたくさん観ているし、数あるオプションから選べるというのはいい機会。アジアカップの予選を通過して、次の試合は親善試合。新しい選手を使うことも考えている。アジアカップの本大会まで時間があるので、時間をかけて熟成させたい」
Q:追加招集は?
「負傷選手の代わりを選ぶということは難しい。ただふさわしい候補はいる。タイムリミットがあるので、スタッフと検討して決めている。ある程度経験を積んでいる選手と若い選手を呼ぶ。若い選手の方にはチャンスを与える方向で考えている。山口、青山、今野の3人だ」

Q:チームのどのようなところをこれから修正していくのか?
「これまでの試合で満足している部分もあるが、大部分で満足していない。変える部分は多い。すべての選手が代表に呼ばれて、ちゃんと集合して意欲を見せている。その点は評価している。ただ相手の強さということもあるので、それがすべていい結果になるとは限らない。ガーナは力試しには絶好の相手だ。つまり強い相手とやることで、実力が発揮できるかどうかがわかる。これまでの試合とは違う局面が見られるかもしれないし、今後の修正の必要性もわかる」

Q:Jリーグで素晴らしいプレーを見せている播戸選手が代表に入ったが?
「あなたは今素晴らしいプレーといったが、もしかしたら私はそう考えていないかもしれません。確かに得点はたくさん取っているが、得点が多いことと素晴らしいプレーというのは若干違う。どういう状況で誰が相手か、そこで変化を付けられるか。もちろんゴールは大切だが、ゴールが一番大切ではないこともある」

Q:ガーナはベストメンバーに近い。日本は欧州組をなぜ呼ばない?
「それは私が頭を使っていないということでしょうか?先ほども言いましたが、代表選手を選ぶのは大変なこと。選手選考のために私は眠れない夜を過ごしている。彼らの試合は朝の4時からだからだ。昨日も2時からの高原が出場したゲームを見た。それを観ていると眠れないのです(笑)。彼らも考えに入っているということは話しておきましょう。チャンスも当然ある。代表に呼ぶということで慎重に考えている。彼らの身になって考えてください。彼らは里帰りに、旅行に来るのなら、そのリスクは大きくないかもしれない。しかしその間に誰か別の人に働く場所を奪われてしまうこともある。私の考えでは、彼らは欧州で日本のサッカーを見せるためのショーウインドウだ。一流のチームでレギュラーというのは貴重な存在。彼らが日本に来てプレーしても、欧州のマスコミがそれを取り上げることはしない」

Q:田中選手が外れたが?
「私の基本的な方向性は変わっていない。選手のほうが変わったということでしょう。田中は田中だが、今回は休んでもらう。けがから戻ったばかりで、タイトなスケジュールで戦っていた。完全に戻るためには時間が必要だろう。彼への期待は大きい。もちろん代表の一人だと思っている」

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完敗、エスパルス 4-0 アビスパ

個の能力、組織力(デイフェンスとオフェンスの両方)、フィジカルコンディション(主に走力)、経験、モチベーション、いずれも相手チームが上回った場合、こういう試合になるという典型的な試合だったように思う。それでも、エスパルスの出方を見て、やり方を変えて見れば、もっと均衡した試合に持ち込むこともできたと思うが、その辺は、やはりチーム全体に経験が不足しているのだろう。(例えば、あれだけのプレスが90分続く訳がないので、下手に中盤でつないで、悪い形で取られて、決定的なチャンスを作られるという展開を避けるためにも、DFラインから、相手DFの裏にロングフィードを入れて飯尾を走らせ、エスパルスのラインを下げさせ、圧力が弱まった頃に、中盤でつなぎ始める。DF面では、カードをもらわない程度で、ボールを奪われたら、すぐにファウルをして、試合をぶつ切りの展開にするなどなど。)

開始16分で2点取られた時に、ほとんど勝負は決まってしまったと思う。ピッコリであれば、アレックスが退場になった時点で、(いいか悪いかは別にして)、得失点差を考えて、これ以上点を取られないように指示しチームの意志を統一させるだろう。

この日、エスパルス自体の出来は(攻撃の主力3人がいない割には)良かった方だと思う。松田時代のアビスパが対戦したとしても、勝ち点は取れなかった可能性が高いと思う。(それでも1点か2点ぐらいで済んだと思うが..)組織的な部分を再確認する必要はあるが、気持を切り替える方が重要な気もする。何と言っても、次は千代反田も金古も、ほぼ出れないのだ。こうなってみると長野を出してしまったのは痛すぎるようだが...。

それにしても監督の差を感じた試合だった。去年、エスパルスは長谷川監督になって、世代交代を断行し、残留争いをしながらも、我慢して、若手を育てていった。今年は、その若手の力が伸びて、優勝争いをできるだけのチームに成長した。最終的に、レッズとガンバには、今年は届かない気がするが、来年あたりは、かなり期待してもいいだろう。アビスパの方は、今まで、さんざん書いているので、もう書きたくない(苦笑)

清水 vs 福岡:ハーフタイムコメント
●長谷川健太監督(清水):
・前半、とくに大きな問題はなかったが、ここからが勝負。後半の立ち上がり、とくにしっかり戦うこと。そして次の1点を必ずうちが取ること。
・パスをしっかりつなぎ、自分たちで良いテンポを作っていくこと。そして、どんどん仕掛けること。

●川勝良一監督(福岡):
・もっと外からシンプルに攻めていけ。
・長いボールが来たら、ラインを上げていくように。
・1点取って流れを変えていこう。

試合終了後会見
長谷川健太監督(清水):
「いろんな意味で大きな勝利だった。何人かの選手がケガや出場停止などで出られない中、代わった選手が非常に気持ちを前面に出してよくやってくれたと思う。昨日の他クラブの結果を踏まえて、今日のこの勝利は非常に大きかった。久しぶりに日本平に戻ってきて、また日本平での連勝を続けることができた(今日の勝利で7連勝)というのも非常に大きかったと思う。
連敗して残念な試合が続いた中、選手たちがこういう状態を逆に意気に感じて、気持ちを前面に出してよくやってくれたのではないかと思う。こういうときに何ができるかという話をして、ピンチとチャンスは表裏一体にあると。チームのピンチではあるけど、今日出る選手にはチャンスであり、こういうピンチの状態をチャンスに変えられる力というのが、今現在われわれが問われている力ではないかという話をした。そのへんのことを、選手たちがよく理解してくれて、今日は立ち上がりから相手チームを圧倒できたということは、非常に大きかったと思う。
次の試合はアウェーだが、10月も良いスタートが切れた。このまま続けられるように、きちっと準備をしてアウェーで良い結果を得たいと思う」

Q:アレシャンドレは初のスタメン器用だったが、その評価は?
「非常に良かったと思う。2点目のアシストやその前のつなぎのところで、良い役割を果たしてくれたと思っている。45分以上というゲームは、なかなか練習試合でもやったことがなかったので、今日はどこまでもつのかという心配はあったが、コンディション的にはここ数週間良い形でやれていたので、今日65分ぐらいやれたというのは、チームにとっても彼にとっても大きな試合だったのではないかと思っている」

Q:矢島が久しぶりにゴールを決めたが、今日の動きは?
「良かったと思う。サポーターの期待に応えて、やっとゴールを決められたという部分で。もちろん彼が出た試合は特徴を生かして非常に良い働きをしてくれたが、やはりFWで何が求められるかといったら最後の部分はゴールということだと思うし。ここ数試合点が取れない中で、よく取ってくれたと思う。あとは、チャンスはあるので、もっともっとゴールを貪欲に決められるだけの力をこれからつけていってほしいと思う」

Q:今日はスーツでビシッと決められてますが、何か理由が?
「10月になったので、衣替えかなと思って、今日はスーツにしました(笑)」

●川勝良一監督(福岡):
「立ち上がりの15分がうちには相当大きかった。清水・右サイドのアレシャンドレの張り方で混乱があるうちに失点した。個人能力がやや低い分、組織で戦うしかないチームなので、ゲーム中の流れに合ったディフェンスの対応とか、そういうところがスムーズにいかなかった。ベンチからも相手の付き方に対して指示は入れたが、センターの混乱がそのまま続いて、マークを外したりした。1点取るのが大変なチームで、早い時間帯の失点をして、前半は選手が混乱して動きも鈍かった。後半は何とか1点取って流れを変えるというモチベーションで入ったが、3点目を入れられた。そのへんも少し前半の失点を引きずっていた。とくにDFラインは1対1で完全に相手に優先権を取られているところで、相当(ラインが)下がった。そのへんもゲームに大きく影響した」

Q:前半はとくに相手のロングボールに苦しめられていたが。
「それはさっき言った個人能力の部分。チョが右手1本でうちのセンターバックを止めるというときに止められてしまったし、相手のフィードに対して前でつぶすとかいうことが、インターセプトを含めてできるかどうか。そのへんが若い柳楽あたりには負担になった。ただ、言えるのは、いつもより押し上げが遅かったし、インターセプトを含めて1対1の対応で相手と戦うというところは若干弱かった。そのへんがちょっとでも崩れたら、うちはダメだということだと思う」

Q:次の試合に向けて、まず修正する部分は?
「次はたぶん3人ぐらい出られない(出場停止はアレックス、佐伯)。メンバーが揃いつつあって、また欠ける。そこで誰を使ってチームとしてやるか。うちが唯一勝点を稼げる方法は組織力なので、攻守で少しでも順調にいくようなメンバーとか、調整がいちばん最初になると思う」

Q:前半で千代反田が交代した理由は?
「ケガで、たぶん次は無理だと思う。今は金古がいないので、もともと悪いのを無理して千代(千代反田)はずっとやっていたが、ひねったのが同じ箇所なので、たぶん次は出られない。悪かったのを無理してやって、たぶん前半の終盤に同じ箇所をやった。それで自分から『×』を出したが、時間が短かったので無理してピッチに残っていた」

●伊東輝悦選手(清水)
Q:前半はロングボールがかなり効いていたが
「前回の戦いで相手が前に前にプレッシャーをかけてきていたので、それをかわす意味もあるし、ヤジ(矢島)がスペースに出ていくというプレースタイルというのもあるし、それはうまくいったと思う。それで向こうのラインが下がったところで、中盤でボールをつないでゴールを奪うことができた。全体を通して、良い戦いができたと思う」
Q:狙い通りの試合ができた?
「まあ、そんなとこじゃないかなと思う。相手に退場者が出てラッキーな部分もあったけど、90分通して良かったかなと思うので、また次に向けて準備していきたい」

●枝村匠馬選手(清水)
「今日は2トップだけでゴールまで行けたし、そういう形ができれば中盤も上がりやすくなるし、セカンドボールも拾えてすごくやりやすかった」
Q:それもあって立ち上がりから相手を圧倒していたが、それ以外の要因は?
「気持ちじゃないですか。いつも以上に(気持ちが)入っていたと思う」
Q:アレシャンドレとのやりやすさは?
「やりにくくはないけど、まだわからない部分も少しある。でも、基本的に技術はしっかりしているので、判断とかも、見ているところも、だいたいわかるようになってきた。そこはお互いにちょっとずつ理解しながらやっているので、間違いなく良くはなっていると思う」

●高木純平選手(清水)
「(自分のゴールのときは)ジェジンがファーに流れたので、それならオレは中かなという感じで、後ろから入っていった」
Q:全得点に絡んでいるが
「いちおうですね(笑)。でも、1点目は絡んだというより、市くん(市川)のクロスが良かったし、枝(枝村)もうまかったし。今日は(チームとして)立ち上がりが良かったので、乗りやすかった」
Q:サイドに張るところと中に入るところのバランスが良かったと思うが。
「自分の中でもそこがこの試合のポイントだったと思う。自分の特徴を生かすためにも、中に入ったり、外に張ったり、メリハリをつけることで相手もマークしづらくなると思うので、そのへんは意識した」

●矢島卓郎選手(清水)
「先発というのは、時間も長いし良いプレーをするチャンスなので、今日はそれを生かしたいと思っていた。前半は、ポストプレーのミスとか、簡単にはたいたら良いところでつっかけて取られたりというのがあった。チームとしてもっと分厚く攻められるようにするには、あそこで取られたらいけないし、もっと攻められたと思う」
Q:矢島選手のプレーでかなり福岡のDFラインを下げていたと思うが。
「自分が裏を狙って下げれば、ジェジンにボールが入りやすくなるし、そういうのは意識していた」
Q:前半はなかなか決まらなくて焦りはなかった?
「まあ、そのうち入るかなと思っていたが、後半の点を取ってからのほうが(焦りは)あったかもしれない。いっぱい外したので、入らへんなあと」
Q:ゴールが決まったシーンは
「近かったので、ゴールが見えたら打とうと思っていた。いつも点を取れてなかったのに、すごく応援してもらっていたので、それには早く応えたかった。監督も点を取れていない中で使ってくれていたので、そういうサポーターとか監督に期待に応えるという意味でも、いっぱい外したけど、1点取れただけでも良かった」


●千代反田 充選手(福岡)
「(足を痛めたのは前半の)最後のほうだった。35分ぐらいかな。足が痛いとかいう問題じゃなかった。向こうが長いボールを使ってくることは予想していたが、オレじゃないほうにけっこう行ったので、行けば良かったかなと思う。点を取られたところも対応が悪かった。人数は足りていたのにサイドから簡単にクロスを上げられたり、今日のうちはバランスが悪かったと思う」

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