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2006年8月27日 (日)

PRIDE武士道-其の十二、観戦記録

PRIDE武士道-其の十二-ウェルター級グランプリ2006 2ndROUND

愛知・名古屋市総合体育館レインボーホール

*武士道挑戦試合1、池本誠知●-○中村大介(1R、3分12秒、腕ひしぎ十字固め)*武士道挑戦試合2,阿部祐幸△-△松下直揮(2R終了、引き分け)

第1試合、ライト級ワンマッチ、日沖発○-●ジェフ・カラン(2R判定、3-0)、スタンドの能力で上回った日沖が柔術ベースのカランの持ち味を出させずに完勝

第2試合、ライト級ワンマッチ、青木真也○-●ジェイソン・ブラック(1R、1分58秒、三角絞め)、現・修斗ミドル級(76kg以下)世界チャンピオン青木が武士道初参戦。現役修斗王者の力を見せつけた一戦。破壊力のある関節は見事。現ライト級チャンピオンの五味にとっては嫌な相手だろう。

第3試合、ライト級ワンマッチ、帯谷信弘●-ギルバート・メレンデス(2R判定、0-3)、五味の弟分・帯谷が武士道初参戦。メレンデスの驚異のスタミナに帯谷が力負けした試合。元が柔術ベースとは思えないメレンデスのすさまじいまでの打撃の嵐でした。1年後には、この大会は青木とメレンデス、ライト級の主役となる二人が登場した大会として記憶されているかもしれない。

第4試合、ライト級ワンマッチ、川尻達也○-●クリス・ブレナン(1R、0分29秒、KO)、「川尻完全復活!」と思わせる完勝劇

第5試合、ライト級万マッチ、石田光洋○-●クリスチャーノ・マルセロ(2R判定、3-0)、シュートボクセの柔術師範代を務めるマルセロ。途中、石田を腕十字に極めかける。石田はスタミナとテイクダウンで上回る。インパクトは残せなかったが、相手も強い選手だったので、しょうがないだろう。個人的にはメレンデスとどちらがスタミナあるのかが見たい。

第6試合、ライト級ワンマッチ、桜井・マッハ・速人○-●ルシアノ・アゼベド(1R、6分35秒、TKO)、マッハは夏バテなのか、グランドの展開に持っていこうとするアゼベドに苦戦。最後は、マッハのひざ蹴りでカットしてTKOだが、チーム茨城の総大将としては、すっきりしない勝ちだった。

しかし、12試合は長い(苦笑)、眠いので後日更新します。

第7試合、ワンマッチ、美濃輪育久○-●バター・ビーン(1R、4分25秒、腕ひしぎ十字固め)、「新型ヘブン」に進化した(?)美濃輪が80kgほど重いバター・ビーンを一蹴した試合。勝負論が優先されるPRIDEという舞台で1人だけ治外法権状態の美濃輪。しかし、最初のドロップキック2連発には驚きました。ウェルター級という階級で勝負論中心のカードを組むには美濃輪の実力では厳しいので、彼はこの路線でいいのかもしれないですねえ。バター・ビーンはアメリカでの知名度はおそらく現ヘビー級チャンプのヒョードルより上の有名なボクサーだ。おそらくラスベガスではカードが組まれるだろうなあ..。

第8試合、ウエルター級GP2回戦、デニス・カーン○-●アマール・スロエフ(1R、4分10秒、チョークスリーパー)、前回GP準優勝のブスタマンチに勝ったスロエフをスタンド、グランド共に圧倒したカーン。前回のニンジャ戦が秒殺KOで、あまりに試合が早く決まりすぎて実力がつかめなかったが、強いですね、この選手は。

第9試合、ウエルター級GP2回戦、長南亮●-○パウロ・フィリョ(1R、2分30秒、腕ひしぎ十字固め)、フィリョ相手に何もできずに負けた長南。しかし、フィリョも強いですねえ。GPは日本人同士を準決勝で当てない限り、間違いなくカーンとフィリョの決勝になります。この二人を見ると、総合という競技で日本人で勝てる可能性のある階級は、76kgまでのような気がします

第10試合、ウエルター級GP2回戦、郷野聡寛○-●ゲガール・ムサシ(2R、4分17秒、腕ひしぎ十字固め)、入場で沸かせた郷野。2回戦に残った中では、最もやりやすい相手に完勝した試合だった。しかし、2年後に対戦した時の勝敗は分からない。ムサシにはまだ総合の経験値が不足している。試合終了後のマイクパフォーマンスでは、前半、かなり滑ったが(苦笑)、後半はやや持ち直す。

第11試合、ウエルター級GP2回戦、三崎和雄○-●ダン・ヘンダーソン(2R判定、3-0)、TVで見る限り名古屋には「ダンダンダン、ダダンダダン!」のコールをする男(さいたまなどでは必ず出現する)は遠征していなかったようだ。わずか4ヶ月での再戦となったが、結果はひっくり返ってしまった。三崎は前回の反省(特にスタンドでの)を生かしたが、ダンは前回よりも明らかにコンディションが落ちていた。(特に後半はスタミナ切れしていた)それがひっくり返った最大の要因のように思える。試合後、三崎は「日本人は強いんです」とマイクしたが、三崎と郷野の両人とも、次は間違いなく苦しい試合になるだろう。この段階では、カーンとフィリョの二人の実力は抜けている。焦点は、両外国人が準決勝を、どれだけダメージを負わずに通過できるかだろう。ただし、本人達が準決勝を戦う時に、決勝戦を念頭に置きすぎた場合にだけ両日本人には数少ない勝機が訪れるかもしれない。

第12試合、ライト級ワンマッチ、五味隆典○-●デビット・バロン(1R、7分10秒、チョークスリーパー)、アウレリオ戦での敗戦から4ヶ月、やっとモチベーションを取り戻した五味が修斗ミドル級欧州王座を持つバロン相手に完勝した試合。完勝は完勝だが、さすがに10連勝していた時の神がかったような強さには戻っていなかったように思う。相手が寝技が強いタイプなので、慎重な戦いぶりだったのかもしれないが。五味は自分のジムを開いて4週間後の試合なので、調整も難しかったのだろうが..。11/5の横浜での武士道ではライト級の初防衛戦が行われる予定だ。今のところ、相手はアウレリオが有力らしいが、次の試合で、木口道場を離れて独立したことが五味にとってどうだったのかという真価が問われるだろう。さらにアウレリオにリベンジしても、メレンデス、青木、石田、さらには川尻やマッハなど、対戦相手にはことかなない。どこまで五味のモチベーションが維持できるのか、それが一番心配なのだが...。

今回の武士道では、去年の「五味対川尻」のような、もの凄く良かったカードこそはなかったが、全体的にはいい興行だったと思う。しかし、カード数が多くて、終了まで5時間かかる興行では、客も疲れただろう。

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