« J1第21節、大宮 2-2 アビスパ | トップページ | サウジアラビア戦前日 オシム監督会見 »

2006年8月30日 (水)

大宮対アビスパの感想

さいたま市で仕事があったこともあり、終了後、そのまま駒場へ向かう。駒場のアウェイ自由席(出島)は非常に見にくいため、メインスタンドのカテ2アウェイ席に入る。入ってみてびっくり!。客がいない!レッズの試合で駒場は10回ほど来たことがあるが、あまりに違いに愕然とした。特にカテ2、アウェイ側には、客は16人しかいなかった。警備員やボランティアスタッフなどを入れても30人いない状況だ(苦笑)。約5000人、1/4しか入ってない閑散としたスタジアム。平日とはいいながら、まだ夏休みのこの時期にこの入りは、まるでJ2の試合を見に来たような感じにおそわれる。あくまで他人事ながら、大宮の将来がかなり心配になってしまう客入りだった。

前半は、大宮が寝ていたかのような出来でアビスパがリードして折り返す。川勝は試行錯誤の結果、結局、松田時代と同じバランスに戻したようだ。そのことが前半、無失点で折り返せた最大の要因だ。しかし、このことは松田から川勝への監督交代が、全くの無駄だったことを重ねて証明したに過ぎないようだ。城後は開始早々、見事なミドルシュートを決めたが、あとはポストとしてはまったく役に立っていなかった。ヘッドでは競り負け、足下ではキープできない状態だ。もともと、ボランチの選手で、ほとんど前を向いてボールをもらっていた選手に、いきなりFWでポスト役をやれと言われても、すぐに結果を出すことは難しい。ポスト役としてだけならば、やはりバロンの方が、まだなんとか役に立っていた。久藤、布部、藪田のJ1残留のために呼ばれたベテラン組は、揃って存在感を示すことができなかった。佐伯は走り回っていたが、やはりあのポジションはホベルトと城後を使う方が機能するような気がする。田中は、スピードで大宮DFを攪乱してはいたが、攪乱しただけで決定的な仕事はできなかった。相棒がもっときっちりポストのできるFWであれば、もっと決定的な仕事ができるのだろうが、城後かピークの過ぎたバロンでは厳しいだろう。

アビスパの試合運びぶりからは、全体的に経験が不足しているように感じる。DFラインの中心である千代反田は、やはりまだJ1での経験が不足している。またキャプテンのホベルトは、ボール奪取能力は素晴らしいが、展開力や、ゲームを読む能力、ここぞという場面でのリーダーシップは不足しているという感じがした。J1でキャプテンやるにはホベルトでも経験が不足しているのだろう。さらにホベルトには勝者のメンタリティーがない。歴代のJリーグの中で、これを持っていたのは、間違いなくドゥンガと(鹿島の)ジョルジーニョの二人だろう。だが、かつてアビスパにいたフェルナンドも持っていた。今シーズンのアビスパは取られてはいけない時間に点を取られ、そして僅差の試合を落とすことが多かった。それは経験不足ということが大きいが、そういう経験を補えるような「勝者のメンタリティー」を持った経験のある選手がいないことが、最大の原因だろう。そういう意味で、今シーズンの補強は、ポスト役のFWと共に、全く機能しなかったと思う。

最後、大宮のチーム状態もあり、なんとか同点に追いつくことはできたが、今の状況では、勝点1は、負けに等しいだろう。夏休みの終わりの試合、駒場には秋風が吹いていた。中村はサポに挨拶した後、頭をかきむしりながら、ピッチを後にした。このままでは間違いなく、J1で最も早く博多の森は厳しい冬になってしまうだろう。だが、アビスパには無能は統括と無能な監督しかいないのだ。

|

« J1第21節、大宮 2-2 アビスパ | トップページ | サウジアラビア戦前日 オシム監督会見 »

アビスパ関連2007」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/172163/14935141

この記事へのトラックバック一覧です: 大宮対アビスパの感想:

« J1第21節、大宮 2-2 アビスパ | トップページ | サウジアラビア戦前日 オシム監督会見 »