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2006年7月18日 (火)

中田英寿引退特別番組(抜粋)

中田英寿引退特別番組、2006年7月15日(TV朝日)
オールスター(17:00~19:00)の後のGタイムに放送
29歳、(チェコ・プラハにて撮影、ブラジル戦から3日後の撮影)

ざっとしたコメントの抜粋

中田:自分がみんなの期待に100%答えられなくなった。感情を素直に出すことが難しくなっていった

6/12、対オーストラリアについて(中田)
:3試合を通じて、セットプレーでいい形ができなかった
:前半26分の得点、相手が慌てはじめる。これが自分たちにとって楽になる。
:ボランチとDFラインの間にいるキューエルとブレシアーノの対処。最初から、「坪井がキューエルにつく」とか決めてしまった方が非常に楽だった。
:後半、FWがかなり疲れていた。そこでトドメを刺しにいけるFWに交代しなかったことが分岐点だったと思います。正直、疑問だったんですけど、「なんでここでシンジなのかな?」と。後半34分。「1点は取られるだろう」という予想。シンジに守備をしてもらって、俺がトドメをさしに行く。でも、思った以上にシンジも前に出てきていた。みんなの意識が揃っていなかった。ジーコも落ち込んでいた。
:トルシエとやった後、「代表はもういいや」と思っていたが、なぜやったかというと、ジーコの人間性があった。疑問の余地はなかった。ジーコの自由。その分、責任が出る。
:ジーコは明確な指示を与えるわけではない。だから場面場面で「どうしたらいいの?」ということが多かった。4年間やってみて。現時点では、トルシエのような、全て命令されてやるやり方の方が合ってるかなと。そっから先に、もう一歩行く。自分たちで決めてやるには、早すぎたと思う。

5/14の中田コメント:精神的なものでもう一段階上に行かないと。
やる気だとか、そういうものはあるんだろうが、それを、いかに表現できるかというのは別の問題で。不安定。技術はあるけども。精神的なもの。

5/23の中田の故障の状態:左足首の故障。プレミアリーグの最終戦(5/7、対バーミンガム戦)から、ずっと痛めていた。国立スポーツ科学センター。水がたまった状態。チームメイトにも気がつかれないように。

キャプテン宮本との衝突(DFとの意見の対立)
:(中田)リスクを少なくするためにラインを高くしなければいけない。相手を自分たちのゴールに近づけないこと。押し上げること。攻撃のためではなく、失点のリスクを少なくするためにラインを上げるべきだ。オーストラリア戦について:前半に関しても、ずっとラインが低くて、後半も、ずっと自分たちのPKエリアの前、あれをやってたら、FW、中盤は、大きなスペースを走り回らないといけない。死んでしまう。自分たちのいいサッカーができなくなる。それが、あの試合の一番のミスだったんじゃないかと..。日本は自分たちのラインが低ければ低いほど、自分たちのサッカーができなくなる。高ければ高いほど、自分たちのサッカーができる。宮本の意見には納得できなかった。

:(宮本)DFを上げるのは、試合の展開しだいだ。展開では、どうしても低くなる場合もあるが、その場合でも、前線との距離が近ければ問題なかった。高ければいいとは思わない。コンパクトであればいい。

W杯、オーストラリア戦後の代表の様子:オーストラリア戦後も、変わらない、危機感を感じさせない練習があった。「集中して練習をやることが苦手なチーム」。「練習の中で厳しさを求めることが苦手なチーム」だった。一番、危惧してたところだ。ジーコが練習で怒ったのは、4年間で、後にも先にも初めてだった。クロアチア戦の3日前、選手だけの食事会、宮本と中田の発案。(しかし、16人しかサインがなかった。これは新聞情報)

対クロアチア戦の中田による検証
中田:クロアチア戦はオーストラリア戦に比べてラインが高くなってるし、それによって、早い跳ね返しができたり、そっからの早い攻撃がある程度できていたんじゃないかと思います。
「よく見れば最後まで可能性を残した。けど、正直な話、僕としては勝てた試合だと思う。それを落として非常に痛いマイナス2だと思います」
隠れてしまっていた問題、突き詰められていた問題が全部出た。膿が出た大会だったんだなという気がします。
追いつめれれているのは、オーストラリアに負けてから、すでにそこから追いつめられている。あとは開き直ってやるしかない。後半6分の柳沢のシュート凡ミス。
普段の柳沢だったら絶対にアウトサイドで蹴らないだろう。クロスは非常に早いクロスなだけに合わせるのはあれですけど、やっぱりいつも来る準備をしてることが重要じゃないかと。こういうパス回しを見ても分かるように、本当に、全員が止まっているんですよね。一つのボールに対してパスコースが少ない。みんなボールを出した後に止まっている。自分たちがパス回しをしてて苦しんで相手に追いつめられている。僕なんか、そういう、ポジショニングを考えてとは言えないから、自分たちのゴールラインに近くなったとしても、敵からのプレッシャーを絶対に受けないポジションでもらわないといけない。みんな止まっている。そして日本のバックラインでのパス回しは右からきたら左、左からきたら右で、変化がないから、相手はただ動くだけ。体の疲れより、頭の疲れを出させる。それが後ろでのボール回しの狙いなんで。相手が面倒くさいと思わせれば勝ち、そこで初めてスピードアップして前に出て行く。それがボール回しの狙いなんですけど。
(クロアチアの攻撃に対して、フクがかわされた辺りで、前半28分)。そこでDFがつめないと行けない。(まあアレックスのことだけどもね)
人数がいてもマークにつききれていない。まあ、僕も、ここでもうちょっと頑張って走らなきゃいけなかったんですけど。それを象徴するシーン(後半9分、4:6で決定的なシーンを作られたシーン)。

アレックスへの個人攻撃(つめにいかないアレックス、クロスを楽に上げさせているアレックス)後半、特に不安定。
:日本のDFは相手の前でカットするということが非常に少ない。他の国に対して比べると圧倒的に少ない。それもマークをきれいにつけようとしすぎるし、他の国のDFは、必ず前でカットしようとする。
後半0-0が続いて、やっぱり勝たないと行けない試合、僕としては前に行きたい。けども、試合の状況を見るとカウンターを受け続けて、前に行ったら、完全に穴が空いてしまって難しいなと。最終的には守ることを選択した。

チャンスのシーンでのポジショニングのミス。
:ゴール前での怖さがない。転んでもいいから点を入れる、そういう泥臭さ、そういうものがない。
どこにどういう問題があるかは、前々から分かっていたことで、みんなが真剣になって、それに向き合ってなかった。

:大事なところで相手に必ず相手の自殺点だったり、ロスタイムで得点したり、どうにかぎりぎり切り抜けていって、それによって隠れていた問題点、本当だったら出ていた問題が全部出た大会だったのかと思う。
調子の波が大きかった。
:自分たちがいいサッカーをやるときのイメージ、悪いサッカーをやるときのイメージ、何が良くて、何が問題かということに、選手全員がみんな同じイメージを持っていなかった。ジーコが激怒するほど、チームに危機感が感じられなかった。
:何が一番足りないか、「気持」。プレーをするときの覚悟、それが一番足りない。練習をやるときでも覚悟が足りないから、厳しい練習ができない。

対ブラジル戦についての検証
HPの「誇り」について:自分自身で妥協してないか、悔いなくやる。全部出す。自分の中でやり残したことがないかと。そういう言葉を使った。バラバラになりそうなチーム。
玉田のいい所:彼はシュートの精度というのはいいものがあるんで。完全にラインにはなってないじゃないですか。これだけばらばらなラインになってるのはありえない。相手がブラジルでも、自分たちのサッカーができる。

ブラジル1点目の解説:人数がいてもマークを見ていない。(中沢のボールの見方に注文をつけてる中田)それをカバーできてない坪井。(言うとかカバーするとか)同点にされた時、この試合、実質、決着がついたかなというところはありましたよね。

僕は、周りの人が思っている以上に日本代表のことを評価していて、すごいみんなうまいし、海外に行ってもできる選手がいっぱいいると思うし、それだけに、彼らが100%の力を出せないことが僕自身も悔しかったし、彼らはいい選手だけども、彼ら自身の力を100%出すやり方を知らない。それをどうやれば出せるのか?そのために4年間、ずっと言い続けてきた。結局、それが、僕の押しつけと取られる部分が、向こうにはあったんだろうし、今回の大会にしても、100%出せれば、予選突破どころか、もっと上まで行ける力が合ったにもかかわらず、100%、自分たちの力が出せなかったことが非常に悔しくて。通用しないとは思って欲しくない。ただ、100%の力を出せていないということに気付いて欲しい。
僕は「頑張る」ということは言わないようにしてる。なぜかと言うと、それは当たり前、最低ライン。そっから何ができるか、。代表だけじゃない。自分の仕事に対して全力でやるということ。あの場に立っている資格がない。今後、どうやれば自分たちが良くなるのか、それを分かって欲しかった。

中田がどうしても伝えたかったこと。最後のロッカールーム
:下手すれば、何にも残らなかった大会。最後にも関わらず。FANメールがいっぱい来て、救われたところがあった。がつがつやってる。覚悟が見えた中田浩二に声をかけた。「今日みたいな感じで続けていってくれ」覚悟を持っていると思った選手。
能活について:昔のヨシカツに戻ったようだ。大人になって大人しくなっていた部分があった。けど、昔の覚悟が出てやってたのかなと。昔の覚悟がでて良かった。

ジダンについて:普段サッカーを見ない僕に、唯一、サッカーを見たいと思わせてくれる選手だったし。彼以外ではいなかった。

日本について語れない自分がいる。世界中を旅すること。

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