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2006年7月 4日 (火)

7/4滞在記、ゲルゼンキルヒェン~ドルトムント

今日はシャルケ04のスタジアムと練習場などを見学後、ドルトムントでの準決勝に向かうことにする。ルールダービーの両都市間は電車で約40分。一日に回るにはちょうど都合が良い。ゲルゼンキルヒェンでは、スタジアムツアーと博物館も行く予定だったが、準々決勝からまだ日が浅いためか、スタジアムはまだFIFAの管理下に置かれていた。ケルンではスタジアムのそばまで近寄れたのだが、ここはフェンスで遮られている。シャルケ博物館へ行くこともできなかった。あと可動式のピッチをぜひ見学したかったのだが、非常に残念だ。仕方ないので、練習場等を見学する。ここもケルンと同様、スポーツ公園内にあるので、広々としている。4面の芝のピッチに加え、旧スタジアムにビーチフットバレー用の砂のピッチがあり、さらにクラブオフィスやFANSHOPもある。トップチームから各年代、レディースまで十分に練習をこなせるだろう。ピッチの側にはカフェもあり、親たちは、ここで子供の練習風景をビールでも飲みながら見学できる。またレストランも近くに3軒もある。3軒分の経営が成り立つほど、シャルケサポはここに見学に来るのだろう。さらに、この公園は町の中心部、中央駅からトラムで15分の距離だ。各年代バラバラで、しかも交通の便の悪い場所で練習しているJクラブから見ればうらやましいほどの環境に違いない。見学後は、FANSHOPでTシャツを購入。(大人用のSサイズでもでかかったため、子供用を購入。これがジャストフィットだった)ユニフォームやTシャツなどの他に、ワインからバスローブまで、いろいろグッズがてんこもりだ。サポはこれらの品物を買ってクラブに貢献しているのだろうなあ..。ゲルゼンキルヒェン中央駅へ帰るの途中にPV会場がある。たくさんの市民が、続々と入場している。試合開始2時間前なのにPV会場はほぼ半分以上埋まっているみたいだ。トラムから写真を撮ると子供達は元気よくポーズをとってくれた。ドイツは、いよいよ盛り上がってきたようだ。

ゲルゼンキルヒェンからドルトムントへ向かう電車は満杯の状態で、かなり蒸し暑い。その中を「ドイチェラント!ドイチェラント!」のコールが、ひっきりなしに続いていた。ドルトムント中央駅に到着、しかし、かなりの人はスタジアムへ向かうUバーンでなく市街地へ向かう。おそらくPV会場なのだろう。準決勝のチケット代金はカテ1が400、カテ4で90ユーロ。会場ではおそらくカテ4で最低200はするだろう。さすがに、ここまで来ると若いドイツ人では手が出ない金額だろう。会場では、ブラジル対フランスの時のように、チケットがほとんどなく、チケット難民が多くいる状態だった。最低で600。予算が400だったので、話にならない状態だ。一番入ってみたかったスタジアムなだけに試合開始後もかなり粘ってみたが、どうにもならなかった。中央駅のバーで前半30分ぐらいからTV観戦する。合い席したのは40代後半ぐらいのベルリン在住のドイツ人男性で、ハーフタイムにいろいろ話しかけてくる。双方、英語があまりうまくないため、あまりコミュニケーションが取れなかったが、彼は、この大会に不満を持っているようだ。「ドルトムントのホテルはどこもいっぱいで、いろいろたらい回しにさせられた。娘がヨーロッパ東芝に勤めているから、幸運にもベルリンでのドイツ対アルゼンチンは見ることができたが、この大会はチケット代金が高すぎて一般のドイツ人はあまり見ることができない。」他にも、いろいろ話してくれたが、自分の貧相な英語力では、これぐらいしか理解できなかった。そして後半開始直前に「この試合、イタリアが勝つよ」と予言した。彼は延長に入る前にバーを出て行った。最後に握手をして別れる。バーは途中までは座って余裕で観戦できたが、徐々に人が多くなり、だんだんTV画面が見えにくくなっていく。延長に入ると全ての人が立って見るはめになる。延長に入り、ドイツ2枚目までの交代が予想通りなのを確認してリッピはFW3枚(ジラルディーノ、イアキンタ、デルピエロ)とトッティという超攻撃的布陣に変えてきた。一方クリンスマンは、3枚目もFWクローゼに代えてFWノイビルの投入と、これまでと交代策は変わらない。この辺の積極性の違い、監督経験の差が、試合の行方を決めたような気がした。
苦しかったオーストラリア戦でもPKを獲得したグロッソが先制点を決め、デルピエロがカウンターから得意の角度で鮮やかなループを決めると、一斉に客は帰りはじめる。
PV会場からも、中央駅に向けて一斉に人が帰り始めている。中央駅は一時身動きが取れない状態だった。みんな疲れて早く帰りたがっていた。ドイチェラントのW杯は終わった。「ドイチェラント!」コールもたまに起こるが、反応がない。中央駅前広場にはアフリカンバンドが出て、何人かは一緒に踊っているが、ほとんどの人は座って見てるだけだ。ドイチェラントが勝ったら、ここは大きなディスコ(クラブ)会場と化していたはずだが、多くの人は踊る気にはなれない。ドイチェラントのW杯は終わりを告げた。イタリアが勝ったことは嬉しいが、フランスW杯で見ることのできなかった開催国優勝という大きな祭りを目撃できなかったことを残念に思う気持ちも半分あり、複雑だ。90年大会に復活したオージンの神は、今回、ドイツには顕現しなかった。しかし、これもW杯なのだ。今まで神はW杯では、最もふさわしいチームに、その栄光を与えてきた。今回のドイツチームはホームという地の利を持ってしてもきっとふさわしくなかったのだろう。
フランクフルトへ帰る電車ではドイツ人たちが、この試合の敗因を冷静に語り合っていた。そして決勝は「イタリア対フランス」という予想に一致している。ドイツ全土を巻き込んだ大きな祭りは終わり、明日からドイツ人はいつもの冷静なドイツ人に戻ることだろう。そのことを残念だと思う一方、これで、明日の準決勝と決勝は相場が安くなりそうだと考える自分もいたのだった(苦笑)

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