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2006年7月18日 (火)

中田英寿引退番組を見た単なる感想

外部から代表を観察していた多くの人間(ネットをフルに使って物事を考察できる人間)が想像できた「代表内部での出来事」を、当事者の1人である中田英寿本人が証言し裏付けただけの番組。(ただし情報源がTVもしくはスポーツ新聞のみの人は衝撃を受けたかもしれない)あとは中田の個人的な他の代表選手への好き嫌いが、名前は出さないが明らかにされている。しかし、最後の大舞台を台無しにされたことで、ヒデの腹の中には、かなりたまっていたものがあったようだ(苦笑)

代表は最後まで分解したままで、とうとうまとまることはなかった。チームの戦い方の意思統一を図るのは本来ならジーコの仕事だが、ジーコはそれを監督の仕事とは思ってなかったようだ。(そのことに対してジーコを責める気にはなれない。一番責められるべきは、独断専行でジーコを監督に据え、不安要素にあえて目をつぶり4年間任せた川淵三郎である。何回も書いたけど)ドイツW杯での敗戦には、さまざまな原因があるとは思うが、もっとも大きいのは、チームの戦い方の意思統一ができなかったことだと思う。アトランタ五輪では大会中にチームは「壊れた」が、この大会では始まる前から「壊れていた」のだ。中田はそれをこの番組で暴露したにすぎない。

アトランタ五輪では金子達仁の、おそらく最初にして最後の傑作「28年目のハーフタイム」が生まれたが、今回はどのような暴露本が出てくるのだろう。相当踏み込んだ内容(書く人間は、できれば出場選手に取材できる立場にあり、さらに協会内部事情に精通してる方がいいかもしれない。となると現在ジャーナリスト活動を行っている人ということになる)であれば、結構、本が売れるような気がする。だが、それもある意味、フリージャーナリストの勇気次第だろう。その本を出すことで、小金は手に入るかもしれないが、サッカー関係の取材は、今までとは違って(協会の圧力で)かなりやりにくくなるはずだ。それでも本は出す価値があると思う。今、現在、あらゆる部分で権力を持ちながらも、ネットを重要視してない人間が、まだかなり大多数をしめるだろう。その人間達にも届かせるためには、「本」や「新聞」というメディア形式で出すことが必要なのだ。今のサッカージャーナリズムの内部に、その勇気が持つ人間がいるかどうか。そのことも日本サッカーの成熟度を測るものさしになるに違いないだろう。

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