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2006年6月24日 (土)

6/24滞在記、ライプツィヒ、アルゼンチン対メキシコ

ハノーファーから夜行ICEにて4時間かけてフランクフルトに早朝戻る。中央駅構内のマクドナルドにてブログの記事をいくつか更新。アパートに帰りシャワーを浴び、2時間ほど仮眠した後、再びライプツィヒ行きの電車に乗る。約3時間の電車の中で、ブログ2本分をまとめたところでライプツィヒに到着。(しかし時間厳守で毎日原稿を送っている記者は大変ですね。仕事か、もしくは好きでなかったら、とてもできません、この生活)

16:40到着予定が30分ほど遅れた。ホームに到着し、帰りの電車のチェックをしてると大歓声が起こる。ドイツ人たちが大喜びしている。ドイツの2点目だ。それぞれ駅で「アルゼンチーナ!」「メヒコ!」と叫んでいたサポたちも、その歓声を聞きホーム階下のカフェのTVを見るために殺到する。駅構内では、ドイツサポたちが大勢いた。ライプツィヒのPV会場に来たけれど、入場制限で入れなかった人が駅構内にかなりいた。カフェのTVはドイツ人の老若男女と両国サポの他に、さまざまな人種が一つのボールを見つめていた。ドイツ人たちは、一つ一つのプレーについて、いろいろ語りながら試合の行方を見つめている。
日本でこういう光景を見たのは最近では野球のWBCの決勝だった。ふと入った定食屋でこういう風景に遭遇したことを思い出す。その時も(世代的に圧倒的に野球の方が詳しい中年以上の大人が中心だが)、老若男女が王ジャパンとキューバの決勝を一球一球見つめていた。このW杯、日本ではどういう光景が繰り広げられたのだろうか?
展開もはっきり見れる場所を探して駅構内を歩く。どの店もちゃんとした椅子にすわることが難しい。席に座れなかった人々はフロアに座り込んで見ていた。ちょうど一人分のスペースがあったので、そこに潜り込む。横はちょうどドイツ人の親子3人組、年は20代後半から30代前半ぐらいだろう。キャリーバック1個にサポーター道具をいっぱい詰め込んでPV会場まで来たが、入れなかったようだ。親父がやけに気合いが入っている。例えるなら休日に、阪神戦を見に来たが、チケ売り切れで入れなくて、近くの店で阪神ファンがいっぱいの店で大声をあげて応援してるような感じだろうか..。嫁さんと子供そっちのけで、ワンプレーごとに一喜一憂している(苦笑)。ドイツのゴールシーンがVTRで流れるたびに歓声をあげ、一人でもかまわず「ドイチェラント!」コールを始める。ドイツが得点した時のこの親父の反応が見れなかったことが残念だ。後半からは高原レプリカを着てでかいカメラを持った日本人がTVを横から眺め始める。ジャーナリストか、おそらくブログのネタにでもするのだろう。このドイツ人たちの反応をカメラに納める。TV画面とドイツ人たちを交互に見ながら、シャッターチャンスを伺っている。しかし、後半、彼が待ち望んでいたドイツのゴールは訪れなかった。この試合、ドイツはいい出来だった。昔(といっても90年のW杯の印象だが)のドイツを少しだけ思い起こさせた。ドイツ代表はホームの利を最大限生かしているように見える。

スタジアム付近で試合開始まで粘ったが、予算より高くて買うことができず。近くの体育館のカフェで試合を見る。最初は立見だったが、ハーフタイムに別の店から椅子を持ち込み、あとは座って見ることができた。
8年前に見てから、メキシコのファンになった。体格が似通っている分、日本サッカーの今後にいくつも大きなヒントを与えてくれるのがメキシコだ。8年前、エルナンデス、ブランコの個性あふれる2トップに左サイドのRラミレスがからむ攻撃は見事だった。韓国をぼこぼこにし、オランダ(フランス大会では個人的にベストチームだと思ってます)相手にロスタイムの同点ゴールを決めて引き分けに持ち込み、グループリーグを突破した。決勝T1回戦でドイツに1-2で破れたが、あの時のチームは、どことやっても何かを引き起こしそうなチームだった。だから ニュルンベルクでのメキシコ対イラン戦は見たかったのだ。しかし、今大会の出来を見る限り、アルゼンチン相手に何かを起こすのは難しいように思えた。それでも、地元のドイツ戦ではなく、こっちのカードを選んだのは、応援が独特で楽しいのと、15~19歳ぐらいの女の子(20代に入るとラテン系は結構、どぎつくなる女性が多いですね。あくまで私見ですが)サポが可愛い。これが一番大きかった(苦笑)
メキシコの応援を楽しむためにはまずサポも全員胸に手を当て合唱する国歌演奏からみるべきだろう。それとシェリト・リンドの歌とパラ「チキティブン・アラ・ビンボンバン、チキティブン・アラ・ビンボンバン、アラビオ・アラバオ・ビンボンバン、メヒコ、メヒコ、ラ!、ラ!、ラ!」(独特の呪文のような応援)が中心だ。しかし、国歌演奏シーンとパラのフルバージョンが聞けなかったのが非常に残念だった。現在のメキシコの応援は別のフレーズが中心のようだ。発音はよく分からないが、「どうして、こうして、こんなの、Baby!」フレーズが続くような感じだ(全くニュアンスが伝わらないと思うが..)。パラは不完全バージョンながら、ドイツ人が知ってて、彼らが号令をかけるという変な構造だった(苦笑)。後藤健生さんの本によると「パラ!」は86年メキシコW杯時に街中で何度も大合唱になったらしい。かなり歴史があるものだが、さすがにメキシコ人も飽きたのだろうか(苦笑)
試合は、メキシコが意地を見せて延長まで持ち込み、アルゼンチンを苦しめた。さすがに負けた後では、メキシカン達も、いつも通りの明るさは維持できないでいた。
メキシコは、今回もベスト16の壁を破れず、サプライズを起こすことはできなかった。体格的な面でのハンデとメキシコリーグが比較的裕福なため、海外に選手が出て行きにくいというJリーグと同じ問題を抱えている。これらを克服してメキシコが頂点に立つ日は来るのだろうか?彼らの課題と対策は日本と共通のものが多いだけに、これからも注目していくつもりだ。

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